最前線にいた人たちへ、敬意を込めて
starstarstarstarstar - 1年前
5年前のパンデミックを題材にした事実に基づく物語ということで、公開前から鑑賞を決めていました。
あの横浜の豪華客船から始まっていたこと、そして世界中がどん底に突き落とされた、あの辛くて長くて、先の見えなかった時間…。今が平和すぎて、少し忘… 続きを読む
5年前のパンデミックを題材にした事実に基づく物語ということで、公開前から鑑賞を決めていました。
あの横浜の豪華客船から始まっていたこと、そして世界中がどん底に突き落とされた、あの辛くて長くて、先の見えなかった時間…。今が平和すぎて、少し忘れかけていました。
「横浜の船で未知のウイルスが出たんだってー。怖いねー」
そんなふうに、どこか他人事のように感じていたあの頃。
でもその裏で、最前線で闘ってくれていた人たちがいたんですね…彼らの存在をスクリーン越しに目の当たりにして、観ている間ずっと胸が苦しかったです。
感染症の専門家でもないのに、あの状況で立ち向かった姿はあまりにも勇敢で…(泣く)
乗員やクルーの家族、彼らを救おうと奮闘する人々――すべての姿に心打たれました。
「今、幸せに暮らせていることは当たり前じゃない」
そう再認識させてくれる作品です。
そしてもちろん、小栗くん、桃李くん、窪塚くんと…眼福もたっぷり。
とてもオススメです。
骨太な映画!
starstarstarstarstar - 1年前
素晴らしい映画です!あの5年前を鮮明に思い出しました。そして医療従事者の皆様の言葉にはかえられない姿勢、命をかけて患者さんを守る姿に感動しました。
俳優さん達の迫真の演技に感銘致しました!
全国民が観るべき映画です
starstarstarstarstar - 1年前
色々と考えさせられる映画でした。
他人事ではない、あの当時の事を思い出しました。
医療従事者、厚生省、報道、クルー、乗客、家族、それぞれの立場での意見や思いがある中、何を優先に行動するべきか。その中で指揮官として戦ってきた人達に敬意と感謝し… 続きを読む
色々と考えさせられる映画でした。
他人事ではない、あの当時の事を思い出しました。
医療従事者、厚生省、報道、クルー、乗客、家族、それぞれの立場での意見や思いがある中、何を優先に行動するべきか。その中で指揮官として戦ってきた人達に敬意と感謝しかありません。
未知のウイルスへの恐怖と自分達もいつ感染するかわからない不安の中、人間としての尊厳や倫理を守りながら活躍してくれた人達がいるからこそ、今、こうして自分達が生活できていると思います。
素晴らしい映画でした。
俳優さんたちの演技にも拍手です。
とにかく感動した、何度も嗚咽寸前
starstarstarstarstar - 1年前
日本でのコロナ禍の始まりのストーリー。
もちろん脚色もあるのだろうけど、とにかく何度も嗚咽寸前でした。実話ベースだからか。
ちょうど、あの頃は呑気に韓国旅行いってたっけな。
医療従事者、クルー、乗客などは想像はしてたけど、その家族、官僚… 続きを読む
日本でのコロナ禍の始まりのストーリー。
もちろん脚色もあるのだろうけど、とにかく何度も嗚咽寸前でした。実話ベースだからか。
ちょうど、あの頃は呑気に韓国旅行いってたっけな。
医療従事者、クルー、乗客などは想像はしてたけど、その家族、官僚、マスコミまで、それぞれの立場での苦悩がとても良かった。
細かいところ、部屋に入るのに躊躇ったり、ハグするのを躊躇ったり。そのひとつひとつに共感するし感動した。
コロナ禍を知っていると、まだマスクはしてないのかと思ってしまったけど。
ラストの字幕でちゃんと説明するところが優しさを感じた。
俳優陣はもちろん、特に窪塚洋介と小栗旬はかっこいいなぁ。
泣ける回数はここ最近で一番多いかも。
見応えある
starstarstarstarstar - 1年前
昨晩、観ました。
コロナ禍の始まりがこうだったんだな、と思うと、関係者には頭が下がります。
小栗さん、窪塚さん、その他多くの俳優の皆様の演技については、申し分ありません。緊張感や現場の雰囲気は伝わってきます。ナイスです。
どこの世界も融通がきかない事例や瞬間はありますが、一大事の時こそ、ルールを変えたり、現場の判断が必要だな、と思わせられる映画でした。
最前線にいた人々
starstarstarstarstar - 1年前
あのときあの船の中はこんなことになってたんだ…
初めて知る事実もあったし、観て良かった。
単なる英雄譚ではなく
starstarstarstarstar - 1年前
それなりに長い映画だが、とても焦点の絞れた物語だった。出演者の豪華さや、コロナ感染症とワクチン問題の全体像のあやふやさの中で、COVITの日本上陸の最前線で戦っていた人達。正論を動画にあげた専門家医師、それを伝えるマスコミのスタンス。(やは… 続きを読む
それなりに長い映画だが、とても焦点の絞れた物語だった。出演者の豪華さや、コロナ感染症とワクチン問題の全体像のあやふやさの中で、COVITの日本上陸の最前線で戦っていた人達。正論を動画にあげた専門家医師、それを伝えるマスコミのスタンス。(やはり光石と吹越が与えられる重要な役割)
この映画を評価するテレビ局も番組も少ないようだが、芯を得たマスコミの正体の紹介の仕方が影響したのかもしれない。
誰の演技がでもない、一流の役者だらけだが、滝藤賢一が池松壮亮にと缶コーヒー渡して飲むシーンは、そのまま缶コーヒーのCMに使ったら良いかと思うほど、缶コーヒーの役割や存在を実感するシーンだった。
同時期公開の「国宝」の影響で、興行成績は大部損しているかもしれないが、この映画も、世界中の人に見せても恥ずかしくもない、ある意味「国宝的」映画だと言える内容である。
知らなかった
starstarstarstarstar - 1年前
知らなかった。
当時は検疫官が感染する等失態だというメディアの煽動に騙されていたことがよくわかった。
兵庫県知事報道と共にメディアをそのまま信じてはいけないのだ。
あの時を振り返るにはとてもいい
starstarstarstarstar - 1年前
この映画が全て真実とは思わないが、あの当時のコロナに対する世の中の対応が思い出される
現場、最前線で頑張っていた医療関係者には、あらためて感謝しかない
それにつけても、現場から離れたところから好き勝手な事を言う評論家、マスコミには腹が立つ
見に行ってよかった!
starstarstarstarstar - 1年前
小栗旬&窪塚洋介のコンビめちゃよかったです。
桃李くんも役に合ってました
あの頃のこと思い出しました
船の中のこと想像でしかなかったけど、大変だったんだなと。3711人も乗ってたんですね。
エンドロールで船長が最後に下船したと。なんかなんとも言えない気持ちになりました。
ほんとコロナ禍の医療従事者には頭が下がります
感謝と感動
starstarstarstarstar - 1年前
感謝
くしくもこの映画をみる前に横浜の大桟橋で船は違えど飛鳥3を見に行き平和になったもんだと思ったものです。そんなあとにフロントラインを鑑賞。当時のことがフラッシュバック。この映画を観て改めて神奈川DMAT、厚労省、医療従事者のみなさん、… 続きを読む
感謝
くしくもこの映画をみる前に横浜の大桟橋で船は違えど飛鳥3を見に行き平和になったもんだと思ったものです。そんなあとにフロントラインを鑑賞。当時のことがフラッシュバック。この映画を観て改めて神奈川DMAT、厚労省、医療従事者のみなさん、クルーズ船の乗務員の皆さん、藤田医科大学の決断に労いと感謝をしたいです。コロナ禍のときは、勇気と善意でコロナ患者を助けた病院やフロントラインで頑張ってくれた人たちへの避難があって、やるせない気持ちを思いだし涙が止まらなくなってしまいました。もしもまたこのような事態になったときは、フロントラインで頑張ってくれる人に対して決して避難しない世の中であってほしいと願います。映画は4.5点、0.5点はフロントラインで頑張ってくれた人へのリスペクトと感謝の敬意をひょうし、五点満点の映画でしょう。ありがとうございました。
藤田医科大学病院の先生、窪塚洋介さん、かっこよかったっす!
また観ても泣いてしまうだろうなあ。
今隣国ではまたコロナが爆発していますので、そのうち日本もまたパンデミックが起きるのではないかと思っています。私自身は医療従事者でもなんでもないただのサラリーマンですが決してフロントラインで身体を張ってくれる人達を避難しないでほしいです。
今年No.1の大作でした。
見るべき
starstarstarstarstar - 1年前
あんなに大変だったコロナ感染をあっという間に忘れてしまいそうになっている私達に喝!
騒いで慌てふためく人々の中で、冷静に情熱と執念をもって対処していく人達がいる。
プロジェクトXの大型版を俳優陣が見事に演じてくれた。窪塚さんが窪塚節だが、貫禄と頼り感があって良かったです。
あの時船内で何が起きていたのか
starstarstarstarstar - 1年前
観て本当に良かったです。
当時感染症の専門医でない医師達が行っていることに批判が集中していたが、何故専門医がいなかったのか考えたこともなかった。専門外は船外の安全領域に居て、彼らがすることをただ批判していたのだ。
マスクや防護服を付けて… 続きを読む
観て本当に良かったです。
当時感染症の専門医でない医師達が行っていることに批判が集中していたが、何故専門医がいなかったのか考えたこともなかった。専門外は船外の安全領域に居て、彼らがすることをただ批判していたのだ。
マスクや防護服を付けても、陽性患者さんの咳や嘔吐物を直接浴びている医師達が100%感染しない方法などない。それは世界中に感染拡大して初めて分かったことで、当時の私達国民はあまりに無知だった。
船内の感染者712人のうち死亡者13人。当時死者が出た事でかなりの批判を浴びたが、死亡率1.8%がWHOによる推定値よりはるかに低い数値であることを知ったのは、随分経ってからのことだった。
私達国民は船外の安全領域に居て、ただただ批判していただけだった。差別や批判で心が折れそうになりながらも、目の前の患者さん達の為に命懸けで戦ってくれた医師やクルー達には、尊敬でしかない。
この映画も多分様々な批判を浴びるのだろう。それでもこの映画を世の中に教えてくれた製作者や俳優陣に感謝したい。
あのコロナ禍が何だったのか?
starstarstarstarstar - 1年前
全てはここから始まった。
ダイヤモンドプリンセス号での感染は、その後に続くコロナ禍の最初で、全ての要素を含む事態だった。
未知のウイルスに対する恐怖、無知による風評被害、常識と法律の壁、その中で献身的に使命を全うしようとする関係者。
誰も想… 続きを読む
全てはここから始まった。
ダイヤモンドプリンセス号での感染は、その後に続くコロナ禍の最初で、全ての要素を含む事態だった。
未知のウイルスに対する恐怖、無知による風評被害、常識と法律の壁、その中で献身的に使命を全うしようとする関係者。
誰も想定していなかった中で、何が最善か?模索しながら立ち向かう人々の姿に感銘を受けました。
責任の押し付け合いとか、自分は蚊帳の外にいて安全だからとか、まるで他人事のように考えていた自分が居なかったか?自問自答させられます。
その後、日本でも多くの感染者を出すわけですが、自分が感染していないから出来た言動は、逆に感染した後では如何に不用意で無責任だったか?絶望的に思い知る事になります。
自分だけという利己的な言動ではなく、相手の立場や逆の想定など思いを巡らせる事、大切です。
全ての医療関係者に敬意を表して。
全ての国民が観るべき映画です。
迫力があった
starstarstarstarstar - 1年前
淡々と進むと予想さ!たが、事実はもっとゴタゴタしてたようで迫力があった。森七菜の演技が良かった
この時も
starstarstarstarstar - 1年前
とても感動と感謝でした。あの中でDMATの方がクルーの方が厚労省の方がどれだけ大変だったか、知る事が出来て、又この時もマスコミは、上っ面だけで本当の状況をどこも伝えず、それをこの時私は信じていました。本当に申し訳ないと見終わった後思いました。
5年前のことを覚えてる人は全員観よ
starstarstarstarstar - 1年前
日本の始まりは確かにあの豪華客船からだった。
客船クルー、医療従事者、役人たちのプロフェッショナリズムに脱帽します。船内の患者救済だけじゃない。前例のないその場の判断、医療従事者の家族、風評被害への対応と多少の脚色はあるにせよいろいろあった… 続きを読む
日本の始まりは確かにあの豪華客船からだった。
客船クルー、医療従事者、役人たちのプロフェッショナリズムに脱帽します。船内の患者救済だけじゃない。前例のないその場の判断、医療従事者の家族、風評被害への対応と多少の脚色はあるにせよいろいろあったのだな。
胸を打たれたのは乗客の外国人夫婦と幼い外国人兄弟のくだり。人道的な配慮かあったことを知った。
終幕しエンドロールが始まると何を急いでいるのかポツポツと席を立って帰る人がいるが本作は余韻を確かめるように1人もいなかった。
2025.7.19
ダイヤモンドプリンセス号の中で。
starstarstarstarstar - 1年前
右も左もわからぬ感染症を日本に広めない為に戦ってくれた人々の実情がリアルに描かれています。(実話をもとにとのことなので、恐らくですが)
報道されていた上辺だけの部分しか知らなかったので、こんな事が起きていたのか!ということを知り、何度も涙が… 続きを読む
右も左もわからぬ感染症を日本に広めない為に戦ってくれた人々の実情がリアルに描かれています。(実話をもとにとのことなので、恐らくですが)
報道されていた上辺だけの部分しか知らなかったので、こんな事が起きていたのか!ということを知り、何度も涙が出て来てしまいました。
医療関係者本人のみならず、家族の皆さんも相当な苦労をされていたんだと改めて知る事ができました。関わったみなさんに今更ながら心から感謝します。
無知だった自分が恥ずかしい
starstarstarstarstar - 1年前
あの時の報道だけみて、何やってんだよーと、ちょっとでも、思った人は見るべき映画です。むしろ必見かも。モデルになった人のコメントを見て、映画的演出に見えた部分は実話て、驚きました。
初めから最後まで没入
starstarstarstarstar - 1年前
先日、DMATの方がラジオでお話しされていて、観てみたいと思っていた映画です。おもしろかった!あの時のクルーズ船の中はこんなことになっていたのかと初めて知りました。いろんな噂が飛んでいましたが、事実を知れてよかったです。
いい映画でした
starstarstarstarstar - 1年前
日本で最初にコロナ騒ぎとなったダイヤモンドプリンセス。
皆が未知のウイルスに脅え、恐怖したあの頃。
ニュースでは連日報道されていたとはいえ、実際に船内では何が起こっていたのかを再現する作品。
感染するかもで怖かっただろうし、家族は差別受けるし、散々な中で立ち向かい、最前線で戦ってきた方々に敬意を表します。
見るべし
starstarstarstarstar - 1年前
見てよかった!全然見る予定無かったけれど口コミ見て興味を持ったので行きました。あの時このような状態だったのですね。色々考えさせられました。確かに全人類に見てもらいたいです。コロナが怖かった人も全く怖くなかった人も。
本当に素晴らしい!
starstarstarstarstar - 1年前
ストーリーはもちろん、俳優さんの演技の素晴らしさから、監督の撮影の仕方とそれぞれの絵面の配置まで、本当に素晴らしかったです。
じんわりと伝わってきた感動で、思わず最後まで涙がでました。
良い作品です。周りにもオススメします。
きれいにまとまり過ぎ…
starstarstarstarstar - 1年前
6/15 109シネマズゆめが丘
『フクシマ50』の二の舞になるのではと心配していましたが、そこは大丈夫でしたね。
しかしどうもきれいにまとまり過ぎな感が否めず、些か期待外れでした。
絶対に今だから話せる現場で起こったダメなエピソードは… 続きを読む
6/15 109シネマズゆめが丘
『フクシマ50』の二の舞になるのではと心配していましたが、そこは大丈夫でしたね。
しかしどうもきれいにまとまり過ぎな感が否めず、些か期待外れでした。
絶対に今だから話せる現場で起こったダメなエピソードはありそうなんですが、本編で描かれる事はなかったです。
4年くらい前から、ダイヤモンドプリンセス号を題材にした映画が必ず来ると周りに吹聴していました。
来年あたりにあの頃の武漢を舞台にした中国映画を希望します。
よかった
starstarstarstarstar - 1年前
メディアの報道の仕方をわかる映画やった
こじんまり
starstarstarstarstar - 1年前
歴代一推し俳優2人の共演に釘付けでした。
他のキャストの皆さんの演技も流石です。
ストーリーの流れはまずまずですが、劇場スクリーンで観るには小さくまとめた感が強く、TVサイズで十分だったんじゃないかと思ってしまいました。
もう少し壮大なインパクトと感動が欲しかった気がします。
ラスト近く、仙道先生が吹雪の中を歩く画、必要??
緊迫感あまりなく期待はずれ
starstarstarstarstar - 1年前
主人公、窪塚さんのほうが良かったと思った。演技も含め。ただ、医療関係者やクルーの方の大変さをしることができたことは良かった。
知るべき
starstarstarstarstar - 1年前
知識として観た方がいいと思いました
素晴らしい作品
starstarstarstarstar - 1年前
コロナ禍のダイヤモンドプリンセス号
テレビでしか知らなかった部分を事実に基づいて再現
これは素晴らしい記録です。
様々な人の立ち位置があり、その感情を見事に表現しています。
医師、医療スタッフ、船内クルー、患者・患者家族、そして厚労省、県庁… 続きを読む
コロナ禍のダイヤモンドプリンセス号
テレビでしか知らなかった部分を事実に基づいて再現
これは素晴らしい記録です。
様々な人の立ち位置があり、その感情を見事に表現しています。
医師、医療スタッフ、船内クルー、患者・患者家族、そして厚労省、県庁の皆さんが本当に頑張って持ち堪えてくれた。
最後に受け入れを英断した藤田保健医科大学(たしか自衛隊病院も)は医療に携わる方々の真骨頂。
見応えある見事な作品でした。
この映画を製作していただいた皆さんに感謝!
素晴らしい作品、ありがとうございました!!
あらゆる覚悟のみなぎる映画。
starstarstarstarstar - 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
我々はその結末を知っている。
しかしその過程をどれだけ知っているか。
文字通り最前列で見せてもらいました。
善意に向けられる悪意。
人道に沿った行為に対する人道に背く行為。
偏った報道をそのまま鵜呑みにして、行動は起こさないにせよ、自分もそんな悪意に加担していた1人であったと認識しました。
「冤罪」のシステムに近いかもしれない。
しかしもっと罪は深い。
冤罪自体はとんでもないことです。
罪のない人に罪に被せるのですから。
一概に冤罪をこのようにまとめてしまうのはいささか暴論ではありますが、こう言わせて下さい。
冤罪をさらに超えた罪。
例えば数字にすると冤罪を100とするならば、100:200、いや100:1000、いや100:10000もっとかもしれない。
これは決して冤罪を軽視しているわけではなくて、そのさらに超えた罪を自分に課したいだけです。
ただ人を助けたいという崇高な想いを実践した人たちに唾を吐きかけたのですから。
という認識でいるべきだと思いました。
内容も去ることながら映画的にもとんでもない作品に仕上がってます。
ひとつひとつの演出がとんでもない。
豪華客船が最大限に豪華客船。
この映画、日本版「タイタニック」と言ってもいいかもしれません。壮大な悲劇(悲劇は比べるものではありませんが)。
そしてキャラクターが強い。描き方が強い。
いや、血の通った人がそこにいるだけだ。
心に残ったシーンたち。
船内に入る前から机をきれいに拭かずにはいられない真田先生。非常事態でも変わらない行為。ただいつも誠実であるということがよくわかる。
船上でただ遮二無二働いていた先生や看護師たち。批判を受けた後のシーンはとても心に響きました。目を逸らしてはいけない現実。
自分の病院に帰って謝罪に行く先生。「謝らないといけないことをしたのでしょうか」。
そして立松さん。
ここにいた、室井慎次の後継者。
偉くなってほしい官僚が。
そんな立松さんを思い出す結城先生。
誰もいない対策本部で、立松さんの座っていた後ろの席を見つめる結城先生のシーンがとても印象に残りました。
このシーンが成し得た効果はとんでもないと思います。いろんな人たちの想いを受けそれに真摯に対応している結城先生の人柄、それが常に頭の中で渦巻いている、思い浮かべていることがわかる。さらに立松さんの存在の大きさも伝わる。ちょっとしたシーンですごい気持ちの情報量です。演出で考え抜かれた席順だと思います。
とにかくこんな一瞬のシーンですら考え抜かれているのですからとんでもない映画です。
すみません。いろいろ想いが溢れて一気に書いてしまいました。
あと、奥野瑛太。またまたいい味を出してた。検疫菅。この人はその役に与えられた人柄を忠実に演じる。個が見えないくらい役にハマる。こういう人が本当の意味で素晴らしい役者なんだと思う。ワタクシの一押しです。
最後がまたよかった。
全く映画のジャンルが違うのだが「ダイハード」を思い出した。一仕事終えた後で、それぞれの場所で活躍して人たちが集約されて交わる。お互いに苦労した分、心の底での繋がりは深い。同じことで苦労してやり切った人たちだからこそ出せた心の繋がりを、こっそりと見せてもらえたという風なお得感があったのかなあ。あの時の感覚と同じだ。
もともとネタバレ映画なのになぜこんなにも心揺さぶられたのか。
共犯意識みたいになってたのかもしれませんね。それでいて共感もできる。
とにかく重いテーマとエンタメとが完全に融合したとんでもない映画です。
製作陣はとんでもなくプレッシャーだったでしょう。失敗はできないでしょうこのスパンでこの作品を作ることが。そこにもとんでもない覚悟を感じました。
物語の中のキャラクターたちのそれぞれの覚悟。製作陣たちの覚悟。あらゆる覚悟のみなぎる映画です。