意外と社会派なのか?(笑)
ほとほとツイテない家族が黄色いポンコツバスでカリフォルニアまで行くロードムービー。 まとまりがない負け犬さんな人たちだけど、相手を思い合っているからかな、なんだか笑えてほっこり。 プルーストのことを負け犬のゲイと言ってるところがなかなか面白い。
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ばらばらだった“負け組”家族の再生を爽やかに描き、アカデミー賞助演男優賞(アラン・アーキン)、脚本賞ほか数々の映画賞に輝いたファミリー・ロードムービー。独自の成功論を振りかざして一攫千金を狙う父(グレッグ・キニア)、しっかり者のママ(トニ・コレット)、沈黙の行で世の中に背を向ける兄(ポール・ダノ)、美少女コンテスト優勝を目指す妹(アビゲイル・ブレスリン)、ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたおじいちゃん(A・アーキン)、そして自殺に失敗したゲイの叔父(スティーブ・カレル)。そんな彼らがポンコツのマイクロバスに乗って美少女コンテスト“リトル・ミス・サンシャイン”が開催されるカリフォルニア目指して旅に出るが……。
ほとほとツイテない家族が黄色いポンコツバスでカリフォルニアまで行くロードムービー。 まとまりがない負け犬さんな人たちだけど、相手を思い合っているからかな、なんだか笑えてほっこり。 プルーストのことを負け犬のゲイと言ってるところがなかなか面白い。
率直な感想としてとにかく笑わせてもらうシーンが多く面白かった。これに尽きる。 父親は頑固で精神論が強いくせ者。 長男は口を開くことなく言葉を文字として相手に伝え一切喋る事をしない、いわゆる厨二病を拗らせたようなくせ者。 祖父は女遊びもクスリ遊びも現役で行う遊び人。 叔父は鬱病持ちのゲイ。 母と娘は比較的まともだが、このくせ者がそろう一家が娘のコンテストの為に一緒に会場まで向かうただそれだけだ。 くせ者がそろうとやはり小さな事も無駄に大きな事に繋がりエネルギーを使う。 そんなトラブルを常に笑える描写として描かれている為終始笑って鑑賞ができる。 終盤にはあっさり祖父が死んでしまう。あまりにも呆気なく死んでしまう為笑っていい場面なのか一瞬迷いは生まれたが、祖父の死体を大会まで持っていく描写や、途中で警官に止められ車内をチェックしようとし、死体の存在がバレかけるのだが、生前に買ったポルノ誌と叔父のゲイ雑誌が警察の車内チェックを阻む。祖父の死そして祖父の死体をきちんと笑いに変えてくれるわけだから天晴れだ。 その直後長男が車中で色盲である事が呆気なく発覚し、色盲であるが故にパイロットになる夢を断念せざるを得ない事実を知る。 もちろん長男はパイロットになる為に口を閉ざすことをした訳だし、強い夢だったから発狂する。 ただものの数分で事実を受け止めてあっさり口を閉ざす事をやめる。この辺のストーリー展開の荒々しさは本当に笑わせて貰った。 最後はコンテスト場でも一波乱。祖父から教わったダンスを娘は披露するのだが年齢に相応しくないいやらしいダンスを披露し会場にいる他の客や関係者を不快にさせる。 それでも娘、亡くなった祖父を思い家族は共に踊り最後は要約みんなが同じ笑顔をして話は終わる。 この作品の良い点は変にくさいシーンなどなく、常に笑わせてくれる作品の為とにかく面白く楽しい。 ただ最後の場面のように所々心に優しく響くシーンもあり緩急があって見やすい。 理想の家族ってどういう家庭環境なのか分からないけど、少なくとも誰しもがまずは世間体を気にする事は大切だと考えると思う。 もちろん人様に大きな迷惑をかけてまで得る幸せは理想とは言えないが、例え世間では変わってると見られる個性豊かな者が集まった家庭でも、この作品のように家族みんなが一つに向かってなにかに取り組み、そしてみんなが同じ笑顔を作れる事は理想の家庭の姿の一つであろう。 どんなに世間体がよくてもバラバラであっては序盤のこの一家となんら変わらない事であろう。 バカな事を家族みんなでバカをし、そして最後は一つになり、みんなで笑う。こんな姿を観ていると日本の作品だと野原一家なんかを思い出した。 笑いながら心が温まるとても面白い作品であった。
末娘の美少女コンテスト出場のために、家族が車で旅するロードムービー。 最初はバラバラに思える家族関係も最後まで観ると、初めからある家族の絆が見えてくる気がする。 お互いに助け合って、影響し合う。 家族っていいなと思える作品。
全員クセ強家族は見ていてゲップが出るほどの暴飲暴食感に精神が苛まれるが1人1人の行動にそれぞれの哲学が反映されておりその一貫性はまさに普遍的な家族の形。全く逆の考え方であろうとも一緒に添い遂げなければならないという環境(特に庇護を受けている幼少期など)はその束縛性がプラスに働くこともある。邪悪な感情も突き抜けてしまってその霧の果てにはピーカンの青空があるというふうな。もしくは根底に流れるDNAが結局は同じものであり同じ感覚に戻るとも捉えることができる。それにしてもデコボコ家族が一体化していくのは見ていて気持ちがいい。世間との価値観とは遠く離れているところに着地するがそれぞれの価値観も普遍的なものではなく全員が違う方向にズレているのが目的が同じになることによって集約される様にかなり心を動かされた。それでも全体にズレているのだけれど。壊れた車を一緒に押して走り出すのはそのまま家族の在り方のメタファーでありこれはもう上手すぎる。いやいやながらちょっと嬉しそう。困難を力合わせて乗り越えることで絆が深まるというよくあるパターンをあんまりあり得ないシチュエーションで濁している感覚。ぶっ飛んだ哲学を持つそれぞれが表面的には嫌悪しあっているように見えて実はそこにお互いに対する愛があるということを垣間見えるくらいのレベルで表現する。この映画の撮り方、出来事、精神性はそれぞれストーリーの枠を超えてシンクロしてるとぼんやりと思いました。それははっきりと言語化したものではなく魂レベルでの理解で。なんか訳わからんようになってきましたが、なんとなく見たい映画リストからこぼれ落ちてきたこの映画をこのタイミングで見る決断をした自分を褒めてあげたいと思います。こんな風になんとなく見たもの、そこに自分の意思はあるようなないようなもので日々救われていると最近思っています。何かがそっと背中を押しているような感覚、この感じもこの映画の質感と似てるなあ。
やっかいな人ばかり集まったバラバラの家族が妹のために嫌々ながらも一つのバスで一緒に旅をする。目的地までの丸2日ほどでそれぞれが抱えている問題点が明らかになる。「負け犬」ばかりで救いもないけど、なんか終わったなーって変な達成感と力の抜けた笑いみたいなのがふとこみ上げる、面白かった。
知り合いが勧めてくれたので、今更ながら見ました。 ポール・ダノ出てたんですね、まだ20歳くらいの頃かな可愛い。笑 1番好きなシーンはドウェーンとフランクが海を眺めながら語ってるシーン。 フランクのセリフには、わかるわかると頷きたくなった。 どちらかというと淡々としてる映画かな、緩急ある作品を好みがちなのでちょっと物足りなかったり。
何か、元気をもらう。