どっちかにして欲しかった
starstarstarstarstar - 1年前
人種差別が色濃く残る時代。
今も続くこの問題を題材にした映画は沢山ありますが、何とも理不尽なこの差別をよく画けていたと思います。
また、アル・カポネ傘下のギャングを主役にした事で、より当時の緊張感を高まらせたのは良かったです。
劇中で流… 続きを読む
人種差別が色濃く残る時代。
今も続くこの問題を題材にした映画は沢山ありますが、何とも理不尽なこの差別をよく画けていたと思います。
また、アル・カポネ傘下のギャングを主役にした事で、より当時の緊張感を高まらせたのは良かったです。
劇中で流れるジャズを初めとした音楽も心地良かった。
と、ここまで書くとそれはそれで一つの作品として成り立っている様に感じるかと思いますが…
ここに「ヴァンパイアホラー」が掛け合さってくる!
ん~
どうしたものか?
導入部として、こうした時代の背景があって、位なら良かったのですが、如何せん、この背景がしっかり画かれてい過ぎている為に、ここで物語が成立してしまっている。
このまま物語を観たいと思い始めている所に突拍子もなくホラーな展開に…
何ともバランスが悪い。
制作陣は何(何処)を観せたかったのか?
人間ドラマなのか?
それともホラー映画なのか?
かなり後半になって、取って付けた様に(しかもインパクトも無い映像で)ヴァンパイアが出て来ても話が盛り下がるだけで何の効果にもなっていません。
ホラーをやりたかったのならもっと早く出すべきでした。
逆に、差別問題や音楽の素晴らしさを訴えたかったのならホラー部分は全く要らなかったでしょう。
予告編や宣伝解説を観て劇場に来られた方は、大半が「ホラー」「不条理ホラー」等の印象を持って来られたかと思います。
であれば、ホラーに専念するべきでした。
下手に前半が長かった(観せ過ぎた)所以で全く的が絞れていない。
映像が悪くなかっただけに、どっち付かずで評価を落とした作品だったと思います。
あ、後、エンドロールの後も少しだけ映像が流れます。
たいした物ではないですが、全てを観たい方はご注意を。(結構つまらなかったと思ってか途中退場される方が多かったのでw)
不思議なミックス映画
starstarstarstarstar - 1年前
まずタイトル。何の「罪人たち」なのか?最後までわからない。底辺にブルースを漂わせて、ソウルからゴスペル。描かられる事は、極貧の農奴から解放された黒人のツインズ。生き残る為に悪と拳銃にも手を染めている。次に隅に追い込まれたKKK。不動産を売り… 続きを読む
まずタイトル。何の「罪人たち」なのか?最後までわからない。底辺にブルースを漂わせて、ソウルからゴスペル。描かられる事は、極貧の農奴から解放された黒人のツインズ。生き残る為に悪と拳銃にも手を染めている。次に隅に追い込まれたKKK。不動産を売り渡したデブとのちに親子と判る。怪しいアイルランド人。のちにケルトの血をキリスト教に汚されたと思っているゾンビで無くてバンパイアタイプと判る。次にアメリカインディアン達。このやばいアイルランド人を見抜いて追って来た。この先住民達に 後に…が無くて残念だ。
まぁアメリカ人を構成する一部であり大部の民族性が、荒野に開店したクラブに異形の者達として、爆発するのは、フロムダスクティルドーン以来だが、正直日本人には何が面白いのか?あまりよくわからない。
SINNERS
starstarstarstarstar - 6ヶ月前
映画タイトルまで理解できれば楽しめる作品だと思います。
原題を直訳すると「罪人たち」
元兵士でギャングのスモークとスタック、K.K.K、人妻なのに他の男性との情事、太陽を望む事ができないもの達など、登場人物のほとんどが「罪人」
そして黒人奴… 続きを読む
映画タイトルまで理解できれば楽しめる作品だと思います。
原題を直訳すると「罪人たち」
元兵士でギャングのスモークとスタック、K.K.K、人妻なのに他の男性との情事、太陽を望む事ができないもの達など、登場人物のほとんどが「罪人」
そして黒人奴隷を産み出した「罪人」は誰なのかという人種差別的なメッセージ。
薄っぺらく生きてきた私には強く刺さるものが有りました。
また、黒人ブルースが生まれた背景などを知ると「感情の解放」の音楽らしくスモークとスタックが自由を追い求める事も理解でき、太陽が望むことができないもの達の求めるものが「感情の解放」で、ブルースに繋がりプリーチャー・ボーイのサミーを欲しがったのは良い演出だったと思います。
田舎の映画館では上映されなかったものの、アカデミー賞受賞作品ということで凱旋上映が田舎の映画館でも、やっと鑑賞できました。
やはり面白い映画はスクリーンと大音響で鑑賞するのが良いなぁと、感じさせる作品でした。
個人的には久々に鳥肌が立つほどの映画でした。
エンドロールの最後まで鑑賞する者としては十分余韻に浸れるものでした。
本国アメリカでは2025年4月の公開で日本では同年6月の公開だったので、なぜ配給会社は日本で全国上映しなかったのか不思議で、ポンコツな配給会社だと思いました。
鑑賞後の楽しみとして鑑賞しただけでは気づかない時代背景や道具類を調べるのも面白かったです。
因みにスモークとスタックが運転する車はC.R.パターソン&サンズ社製らしく、元奴隷だった黒人初の自動車メーカーということを知ると他の演出も探してしまいます。
ブルースの音楽史と人種差別の歴史がフレーバー
starstarstarstarstar - 1年前
1930年のアメリカ南部。映画の前半は穏やかではないがミシシッピ州の田舎村に唯一のダンスホールを建設しようと人集めに奔走する双子の兄弟。中盤に登場するアイルランド人の男が一夜にしてダンスホールを狂乱の舞台へといざなう。とんでもない男だった。… 続きを読む
1930年のアメリカ南部。映画の前半は穏やかではないがミシシッピ州の田舎村に唯一のダンスホールを建設しようと人集めに奔走する双子の兄弟。中盤に登場するアイルランド人の男が一夜にしてダンスホールを狂乱の舞台へといざなう。とんでもない男だった。
単なるノンストップ・ヴァンパイア・ホラー映画ではなく、時代背景と地域の史実が散りばめられ、制作側の丁寧さを感じた。
エンドロールが始まったらすぐ席を立つ癖がついてしまっている方へ。最後の最後までご着席ください。何かあります。
2025.6.26
ブルース・ブラザーズ+フロム・ダスク・ティル・ドーンを、クーグラ監督とマイケル・B・ジョーダンが料理した逸品
starstarstarstarstar - 1年前
ネタバレあり
デビュー作からコンビを組んでいる俊英ライアン・クーグラー監督とマイケル・B・ジョーダンのコンビの最新作で、途中で味変ならぬジャンル・チェンジする作品で、約137分の長尺もダレなく進む。(説明セリフは多め)
ジャンル・チェン… 続きを読む
ネタバレあり
デビュー作からコンビを組んでいる俊英ライアン・クーグラー監督とマイケル・B・ジョーダンのコンビの最新作で、途中で味変ならぬジャンル・チェンジする作品で、約137分の長尺もダレなく進む。(説明セリフは多め)
ジャンル・チェンジすると言っても冒頭からフリが、あり初見でも感の良い人ならわかる様に構成しておりその巧みさに唸るのと、内容的には同じ構成の傑作『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に『ブルース・ブラザーズ』的な前半を、クーグラ監督達のアイデンティティでもある黒人音楽の要素と系譜をたっぷり描き、自分達の所謂ルーツを託した大ヒットマーベル映画『ブラックパンサー』と並ぶテーマを扱っていると思う。
1930年代の初頭なので悪名高い禁酒法も残っており、その頃のアメリカ南部の濃厚な描写も映像もIMAXの65ミリフィルムを使い堂々たる風格を感じる(残念ながら都合で通常版での拝見ですが…)
音楽物とホラーにジャッキー・チェンやジャン・クロード・ヴァン・ダムなどの活劇スターやウィル・スミスもやっていた一人二役(双子設定が多い)で主演するジャンルものエクスプロイテーション映画の様相もありますが、ライアン・クーグラー監督作だと若干弱かった活劇面の捻りが足りないとは思うが、その辺は興味ないのかも?だが、突発なワイヤーアクションや画面にマッチしないCGなどを、乱用されるより良いかも。
個人的には、吸血鬼を追っていたネイティブ・アメリカンのハンターの佇まいに凄みとカッコ良さもあり活躍して欲しかったかな。
悪魔を魂を売るや呼び込むと伝えられるブルースを題材にその発祥で現代のロックやヒップホップまで発展させたアフリカ系アメリカ人による正しい面や同じ奴隷労働に準じて差別を受けていた中国系アジア人の真っ当な描きかたなども、トランプ以降のアメリカでこの作品が超ヒットしたのは救いだと思う(と思うたらイラク攻撃のニュース流れてきてガッカリだよ)
長年映画を観ていた映画ファンなら元ネタ的な『ブルース・ブラザーズ』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を、クーグラ監督とマイケル・B・ジョーダンが、自分達のルーツとして料理したなかなかの逸品で一見の価値はあるので、音響の良い映画館での鑑賞がオススメです!
余談
チャドウィック・ボーズマンが存命だったら今作はマイケル・B・ジョーダンと兄弟役で見たかったかも
ブルースで思い出す映画として70年代から80年代に優れた活劇映画を作り映画ファンに信頼されていたウォルター・ヒル監督のフィルムグラフィティーに妙な作品がありタイトルは『クロスロード』(1986年)
ブルース・ギタリストを目指す青年のラルフ・マッチオ(当時は若手人気スター)が、ブルースの為に悪魔に霊を売ると言われるクロスロードを目指しギター対決をする寓話的作品で、最後のギター対決で意外な手を使って勝つのだが、ブルースが題材なのにそれかよ!と一部音楽ファンからツッコミを受けた作品で、ロックの寓話と謳った『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984年)撮ったヒル監督がコレかよと思った。(ちなみにアメリカから一年程遅れて、少な目の規模でひっそりと日本公開された)
スタックと連れ添うヒロインにあたるメアリー役の設定は、片方の親がのハーフ(だよね)黒人白い肌のアフリカ系と割と珍しい印象ですが、思い出すのは、映画『攻殻機動隊』などで、海外でも人気のある士郎正宗の近未来SFアクション漫画『アップルシード』の主役でヒロインでもあるデュナン・ナッツで、彼女も明るい髪と白い肌の女性だが、母方がアフリカ系のクォーターで、劇中で白い黒人と言われていて母親は人種差別者に突然射殺された過去があり、相棒で恋人のブレアレオス(事故で全身をサイボーグ化してる)もヨーロッパ生まれの黒人の設定で発表された80年代当時としては進んでいたのだが!日本で2000年代に劇場版アニメ化された時に、人種設定がデュナンとブレアレオスが共に白人に再設定されており、ハリウッドの実写版攻殻機動隊で、主人公の草薙素子を白人スターが演じていて日本でも批判されたホワイトウォッシングを日本でもやっているのが残念(ガイナックスが80年代に手掛けたOVA版にはその説明はない
吸血鬼いる?
starstarstarstarstar - 1年前
主人公の少年の声と演奏、音楽、その演出がすごく良かった。ただ良過ぎて、その後の吸血鬼に襲われるパートが色褪せて見えてしまった。
吸血鬼の誘惑に負けない人間や、吸血鬼になった後でも残る愛など良いところはあるのですが、別にコレ吸血鬼無しにしてKKKと戦うだけでも良かったんじゃないかと思う。
正直もっと音楽パートが観たかった。
しびれました
starstarstarstarstar - 1年前
悲哀と暴力を描いた傑作。
全編流れるブルースに酔いしれる。
エンタメ要素としてホラーが加えられていることをアンバランスと感じるか
新鮮な手法と感じるかは、受け手次第。
私は後者でした。
最後のスモークのシーンは泣きました。
そして双子の… 続きを読む
悲哀と暴力を描いた傑作。
全編流れるブルースに酔いしれる。
エンタメ要素としてホラーが加えられていることをアンバランスと感じるか
新鮮な手法と感じるかは、受け手次第。
私は後者でした。
最後のスモークのシーンは泣きました。
そして双子のスモークとスタック、性格が微妙に違う2人を演じわけたマイケル・B・ジョーダンがとにかくかっこいい。
先日観たばかりの「28年後」でビリー・クリスタル卿を演じたジャック・オコンネルの悪役ぶりやアイリッシュ音楽も良い。
ブルース、R&B、ソウルの違いがよくわかってない私ですがしびれました。
SINNERS
starstarstarstarstar - 6ヶ月前
予めホラー映画だからと聞いて覚悟して観に行ったが、中盤以降のその展開直前で「なんだこれは!」と驚愕し、ブルースをテーマにしているのに、ドラマ→青春もの→ホラー→ノワール→そしてラストへと向かう目まぐるしく変化する展開にいったい何を見せられて… 続きを読む
予めホラー映画だからと聞いて覚悟して観に行ったが、中盤以降のその展開直前で「なんだこれは!」と驚愕し、ブルースをテーマにしているのに、ドラマ→青春もの→ホラー→ノワール→そしてラストへと向かう目まぐるしく変化する展開にいったい何を見せられているのか?と唖然としたが、言いたいこと、描きたいことは終始一貫していたので、むしろとっても面白かった。
一度奏でれば時空を超えた熱狂を生み、しかし優れた音は悪魔をも魅了するブルースが全編にわたって流れるのがもうわかりすぎるのだけど、その熱狂に溺れる者たちに襲いかかるヴァンパイアたちの群れの行動や思考がカルト的で、現代に通ずる恐怖も感じた。この盛り沢山なエンタメとして作られたがオスカーに多数ノミネートされたのも、米国の現在の怖い一面を映し出していたからかもしれないな。
ゾンビ映画とは知らず…
starstarstarstarstar - 7ヶ月前
いやー面白かった!
ジャンル分けしたらホラーなんだろうけど、ブルース好きはめちゃめちゃ楽しめるかと。あのブルーズマンも出るしね。
そして登場人物が皆個性的で魅力的。
画面から一人づつ居なくなるのが勿体無い程。
音楽映画と思っていたので寧ろそのギャップに大興奮。確かにこの世よりゾンビの世界の方が平和なのかもしれんな。エンディングがまた感動的で最高やった。更にラストのラストに粋なオマケまで。
二役だった
starstarstarstarstar - 7ヶ月前
バディガイ
89歳生きていた