荒井晴彦監督
荒井晴彦さんのファンなので…
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いつの時代も、男は愛をこじらせる。小説家の矢添(綾野剛)は、妻に逃げられ結婚に失敗して以来、独身のまま40代を迎えていた。心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り体を交え、捨てられた過去を引きずりながらやり過ごしていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えているからだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を自問するように探求するのが日課だった。ところがある日、画廊で偶然出会った大学生の瀬川紀子(咲耶)と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。
荒井晴彦さんのファンなので…
まずは3人の演技が素晴らしい! 特に新人と言っていい咲耶さんの台詞の言い回しや間の取り方がベテランのそれである。 モノクロなのも良かった点かな。 カラーだと生々しいところもサラッと見る事ができた。 紀子の腋毛シーンなんて最たるもの。 情けない男の都合のいい物語であるが、今の時代も同じようなもので、相変わらず男は情けなく、女性はしたたかで美しい。 年齢差は昭和だからこそ、と言う意見もあるけど、今も大差ないと思ってる。 あと是非サントラ版を聴いて欲しい 松井文さんの乾いた歌声に映画の台詞が入って、もう最高! いつでも星と月は天の穴の世界に浸る事ができます。
荒井晴彦監督は「火口のふたり」も「花腐し」も雰囲気が好きで期待して(あと「福田村事件」の企画・脚本、「時代屋の女房」1983の脚本がこの方) ゆったりと文字を追うようなペースの、そして本当に文字を読ませる不思議な映画でした 綾野剛さんがエロかったです
原作のことは一切存じませんが、近代作家が好みそうな文学作品をそのまま映像に起こしたかのような、映画らしい映画、クラシックな映画、という印象です。観てよかったです。
かなりの作品である。 男と女を撮る時の考え方や時代なのか、 色々な事を考えさせていただきました。 鬼畜にはならずにいたいものである。
今年亡くなった名バイプレイヤー吉行和子さんの兄、作家吉行淳之介は、銀座の文壇バーでは人気者だったらしい。生まれは大正末の1924年。約一年前に公開となった「敵」の原作作家の筒井康隆氏(1934年生まれ)と比べると、ただ10歳の歳の差だけでなく、戦前戦後の無頼派作家の末席に座っているような作家である。 吉行氏の原作と表現には、昭和前期の男らしい傲慢と優柔不断が混在しており、綾野剛の遠慮の無い芝居がかったセリフも面白い。 筒井作品との違いは、たくさんあれど、両作品の共通点を言うと、若い女子学生が大好きな所だ。確かにあの頃はまだ、若い娘から老人がエキスを吸い取るようなカップルが、実社会にもあちこちにいた。
18禁ではあります。 直接的な性表現もありますが、どちらかと言うと文学的というか、逆にエロティックではあるけど。 昭和の大人の恋愛と言いたいところだけど 42歳が女子大生と付き合ったり、よくよく考えるとやばい設定ですね。