アイデンティティと親子愛
在日朝鮮人のストーリー。 在日4世でも思想教育があるのかとちょっとびっくり。 ただ、ハワイやブラジルなどに移住した日本人の4世が、同じように日本を祖国と思ってくれたらと思うと理解もできます。 曖昧なアイデンティティと親子愛。良いストーリーでした。
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K-POPアイドルのライブにいくためにソヒが売ったのは父が大切にしていた、祖国・北朝鮮の勲章だった——。主人公は在日コリアンの14歳の少女・ソヒ。朝鮮学校に通い、部活で朝鮮舞踊に打ち込む日々を送っている。ある日、日本学校との交流会で日本人の未来とK-POP好きという共通点で仲良くなり、ソヒは少しずつ外の世界と繋がりを持っていく。そんな中、ふたりは推しのK-POPアイドルのライブチケット代を稼ぐために、ソヒの家にある不用品をフリマサイトで売ることに。そこで意外にも高値で売れたのは、朝鮮学校の校長である父・サンジュが持っていた一枚の北朝鮮のCDだった。それに味をしめたソヒたちは、サンジュが祖国・北朝鮮から授与された”勲章”までも売ってしまうー。
在日朝鮮人のストーリー。 在日4世でも思想教育があるのかとちょっとびっくり。 ただ、ハワイやブラジルなどに移住した日本人の4世が、同じように日本を祖国と思ってくれたらと思うと理解もできます。 曖昧なアイデンティティと親子愛。良いストーリーでした。
日曜に働いたから代休の月曜日。丸の内ピカデリーに「トロフィー」を見にいく。録画していた是枝裕和のプロフェッショナルを見たのが土曜日。行こうか迷っていた気持ちが定まった。 90年代頃に仕事をしていたテレビマンにとって、是枝裕和と森達也から影響を受けないことは難しい。テレビも映画も、そして著書も。彼らの考えに影響を受けて、デジカメを持ってロケに出かけた。あんな風な番組を作りたい、それもあったけれど、あんな風に生きたい。もっと言えば、あんな風に自論を語りたい。(何なら、本も出したい)。そんな風に憧れる存在だった。 そんな人間からすると、プロフェッショナルは、「流石に、それは知ってる」という情報が多かった。うまくいかなかったAD時代。引きこもった経験。ドキュメンタリーとの出会い。そして映画「幻の光」での成功と悔い。そこから生まれた台本にとらわれない演出手法。もちろん、マニアの期待に応える番組にする必要はないのだけれど、僕らが知りたいのは「そこ」ではない。 是枝さんの最近のどこか苦しい感じ。それがずっと気になっていて、ちょっと前に「箱の中の羊」についての文章を書いた。最近の映画から是枝さんらしさ、みたいなものが少なくなっているように感じていた。商業的な結果を求めて「働いている」感じ。インディペンデントな映画作りを自分が支えないと、そんな気負いが彼を苦しめているのではないか。そんな気持ちがしていた。 もちろん、そんなことはファンの妄想でしかないし、もしかしたらそんなには苦しんでいないのかもしれないのだけど、それにしても番組では、是枝裕和が今、「何と戦っているのか」それは描かれてはいなかった。見終わって、何かが残ったかというと、それは難しかった。 そんな是枝さんが長年力を入れてきたのが「後進を育てること」いや、育てるというよりは、後進にチャンスを与えること、歩むべき道を残すこと。それが制作会社「分福」であり、そこから育ったのが「トロフィー」の孫明雅監督だ。なんとなく是枝さんの遺伝子を確認するような気持ちで上映最終週の丸の内ピカデリーに向かった。 若い世代による、新たな「在日映画」。カテゴライズするのなら、そんな感じだろうけど、それだけではない。それは、何なんだろう。そんなことをずっと考えていた。 朝鮮学校に通う10代の主人公。北朝鮮を信じる教師の親への違和感。同世代の日本人との出会いと友情。そして、日本人にも朝鮮人にもなれない自分への戸惑い、苛立ち。 そんな風に書けば、それはいかにもな構図なんだけど、でも映画はそのことがテーマではない。例えば、親との衝突。日本人の友人への違和感。それは、存在するけれど、それが爆発することはない。 主人公は自分の為に、父親の大切なものを売ってしまう。でも、そのお金を自分の為に使うことはできない。売ったことはばれて、主人公はなんとか買い戻そうとするけれど、それはできない。しかし、それで父親との関係が崩れるわけではない。ドラマが生まれそうなところで、脚本はたち止まり、僕らは安易に涙を流すことはできない。むしろ、そういった安易な盛り上がりは丁寧に回避されている。 在日3世である監督が、長編デビュー作で自身のアイデンティティに近い作品を作ること。そこにはきっと賛否両論があったはず。周囲からも、自分自身の中でも。 「あなたの中には爆弾がある。その爆弾を作品にしてみたら?」 監督は、分福の先輩である西川美和監督にそう言われたという。作品が「自分自身」から出発していることが明確に伝わる映画でありながら、でもそれは単純な怒りや悲しみではない。言葉にできないから、映画を作る。そういった映画のようにも思えた。 そう言えば、是枝さんのプロフェッショナルでも、インタビューをするディレクターに是枝さんは「言葉に頼るな」みたいなことを語っていた。言葉で伝えられるなら、映像の意味がない、と。それも、僕らが影響をうけてきた是枝さんのテーゼのひとつ。 でも、とも思った。「箱の中の羊」も「プロフェッショナル」も、とっても「言葉」だったなと。とってもわかりやすく、だからあまり残らない。彼が否定してきたものに近い。是枝さんは、もっと仕事を減らせばいいのに、と勝手なファンは思う。 でも、「トロフィー」は本当によかった。何よりも主人公が取り組む朝鮮舞踊が素敵だった。しなやかな腕や、手のひらの動きで伝えられるもの。歌の内容は、北の賛美であったとしても、伝わってくるものはそれだけではない。私たちの踊りのことだって、あなたは何も知らないよね。美しい踊りを見ながら、そう言われているような気がした。それもいくつかのメッセージのひとつだった。 その時、その時の自分の全てを作品に託していくような映画の作り方。それは、「誰も知らない」の頃の感じにちょっと似ているような気もした。是枝さんは、この作品をどう見たんだろう。
邦画「トロフィー」트로피を観ました 韓国の映画なのかと勘違いしていましたが日本を舞台にした邦画でした とても良かったです カタチに残るものとその意味 大切なもの カタチでしかないもの 生きること/仕事/すること、その意味 つなぐこと/受け継ぐこと 遠くを見ること/足元を見ること 他人の気持ち 自分の気持ち 環境に従うこと/抗うこと 劇中で踊られる韓国舞踊のテーマ(芽吹き・根付き・成長・開花)が 異国に暮らす登場人物たちや 彼女たちの成長や 新しい世代への繋がりや いろんなものと重なるところも良かったです
政治的背景はあるが、その中での青春映画 ギスギスとほのぼのの具合が良い映画
井浦新さん、白川和子さんの出演が気になって観た映画だったが思った以上に素晴らしかった。またこっそりと一人で観たい。
韓国や北朝鮮、そして日本。3つの国は政治的にも歴史的にも色々あるけど、ソヒと未来の関係性が本来あるべき形なんじゃ無いかと思う。2人の友情を通してアイデンティティを尊重する姿が清々しかった。
現代の在日朝鮮人家族の日常が描かれている。日本人にもかつてほどの差別意識が薄れている中、主人公の女の子は、同じアイドルを推しとする日本人の女の子と抵抗なく友達になるなど、ナチュラルに日本人としての生活を送っている。朝鮮学校の現在も描かれ、無知な私にとって学びにもなった。それでもなお、在日朝鮮人としてのルーツを持つ人々の思いのどこかに潜む、切なさと複雑な思いを感じずにはいられなかった。
朝鮮学校に通う在日の女の子の日常を描いた映画。 悪い人は登場しません。「過度に」政治的な話題もありません。彼女たちを描く視点は一般的な日本人ならナチュラルだと感じる部分が多いと思います。映画の構成や演出は控えめながら誠実でした。少なくとも退屈する映画じゃなかったな。
と、素敵なダンスの練習シーンから始まる。朝鮮舞踊という分野らしいが、練習はクラッシックバレエのようである。先生はちょっと草刈民代似の実年女性。朝鮮語ではあるがダンスの心得を的確に刻み、演出プランを生徒たちに落とし込んでいく、、、 井浦新も、市川実和子も、驚くほどに朝鮮語が上手い。山中崇は、「正体」の真犯人の仕事の帰りのようにふらっと現れる。 勲章を🎖️探す話なのに、何故「トロフィー」🏆というタイトルなのか?その謎を知りたければ、是非劇場へ行クシカナイムニダ。 きっとエアコンの冷房より、 爽やかな風が吹いてますよ