ニュース

歴史を動かしたチェス頂上決戦の真実！『完全なるチェックメイト』

2015年10月16日

トビー・マグワイア主演で「ラストサムライ」の監督が贈る、伝説の天才チェスプレイヤーが挑んだ＜世紀のチェスマッチ＞の真相にせまる映画「PAWN SACRIFICE」。この邦題が『完全なるチェックメイト』に決定し、12月25日から公開される。

主演のトビー・マグワイアは、絶対的な才能を持ちながらも、時に理解され難い奇行を繰り返し変人と言われた主人公ボビー・フィッシャーを怪演、本作では製作も務めている。監督は『ラストサムライ』や『ブラッド・ダイヤモンド』で知られる名匠エドワード・ズウィック。当時世界中の注目を一挙に集めたアメリカとソ連の“世紀の対決”“を重厚かつスリリングに描いている。

作品の舞台は米ソ冷戦時代。わずか15歳にして全米チャンピオンとなった実在の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが、チェス最強国ロシアの絶対王者ボリス・スパスキーに挑んだ、世紀の一局を描いた物語。1972年のチェスの世界王者決定戦で、34年間タイトルを保持してきたソ連への挑戦権を獲得したIQ187の天才フィッシャー。輝かしい経歴の持ち主だが、その思考は突飛で、行動は制御不能。自分の主張が通らないと大事なゲームすら放棄する。そして世紀の対局一局目、スパスキーに完敗するフィッシャー。残り二十三局、絶対不利と見られたフィッシャーは極限状態の中、常軌を逸した戦略をうちたてる。歴史を揺るがす世紀の一戦で生まれた、＜神の一手＞の真実が明かされる─！