登山を通じて“愛”を育んだ釈由美子ら山を愛する人が集結!『エベレスト 3D』

今年4月に起きたネパール大地震で被災された多くの方々へ向け、『エベレスト 3D』のチャリティー試写会が26日に実施された。試写会にはバルタザール・コルマウクル監督、アルピニストの角谷道弘、女優の釈由美子が参加した。

Everest:仮メインイベントでは東京国際映画祭に合わせて初来日をしたバルタザール・コルマウクル監督が登壇し、エベレスト登頂を達成し、世界的にも活躍しているアルピニスト・角谷道弘も参加。映画の製作秘話や“エベレストの魅力”を語りつくした。
そして、スペシャルゲストとして長年MCを勤めている番組「実践!にっぽん百名山」で自身も“山の魅力”に取りつかれ、プライベートでも日本中で登山を楽しむだけでなく、山に関する知識も豊富な本格派山ガールの女優、釈由美子が登壇。

サブサブまず監督には、1996年の実話を元にどのような気持ちで製作に取り組んだのかが聞かれた。監督は「自分としては全てがチャレンジでした。まずは、金銭的な面もそうですが、実話ということもあり、色んな資料を集めて調べる必要がありました。あの日に実際に録音されたテープがあり、生存者やその家族たちがテープを聞かせてくれました。集めた情報を元にフェアに作品をつくろうと心がけました」との答え。

また撮影の苦労話では「ルカラという空港で撮影をし、ここでは実際に、ヘリが事故を起こしていました。その先は車での移動は禁止になっているので、ヤクとロバを使いながら、スタッフもキャストも歩いて現場まで行きました。暖房はなく、電気毛布だけで、高山病にも苦労しました。その後、北イタリアで二ヶ月ほど-30℃の中で撮影を行い、雪崩も起きる中で撮影し続けました。保険会社がOKしてくれるギリギリの高さ、そしてカメラも寒さに弱いので絶えられるギリギリの場所まで、観客がまるでそこにいるかのように実感してもらえるところで撮影しました。すごく寒くなると思うので、是非温かくして観てくださいね(笑)」とジョークも。

続いて映画の感想を聞かれた角谷は、「エベレストには二回しか登っていませんが、エベレストの景色や人々など自分がみたときそのままでした。この事故は20年以上前のことですが、装備も当時のものが再現されていて、とても忠実でしたね」との内容のリアルさに感心していた。

サブ釈は山に登るきっかけを聞かれ、幼少の頃から父に連れられてよく登山をし、大人になって山関連の番組を始めてからハマった事を話し、山の魅力と危険については「登った人にしかわからない達成感やエナジーを感じますし、ロマンがありますよね。もう一方で、穂高に登った際、滑落された方がレスキューヘリで運ばれるところに遭遇しました。緊張しましたし、身が引き締まる想いでした。登山というのは、ただの遊びではく、常に危険と隣合わせです。登るときは毎回真摯な気持ちを忘れずにしています」と山での心構えが大切だと話していた。映画の感想は「とにかく寒い!-30℃の世界を感じられた気がしましたし、空気も薄くなる感じがしました。まるでエベレストに登っているかのような臨場感のあるスペクタクルな作品でしたね」と臨場感に驚いていた。

ネパールの現状について思うことの問いには、監督が「カトマンズは実際に行きましたが、もともと豊かな国ではないにもかかわらず、このようなことが起こり、心がゆれています。有難いことに、この映画は様々な国で上映されていますので、この映画をきっかけにエベレストの良さを知ってもらい、少しでも何か役に立てればと思っています」と答えていた。

その後の囲み取材では、新婚ホヤホヤの旦那さまとのエピソードを披露した釈。「私の父が亡くなって気がふさいでいたときに、山に登ろうと誘ってくれたんです。主人はもともとインドア派でしたが、靴やウェアも全部揃えてくれました!エベレストはちょっと無理かなと思いますが(笑)日本百名山のお気に入りの山をひとつずつ制覇していきたいです」。

当日は、ユニセフからネパールの現状についてのレポートも紹介。『ネパールは、地震が発生する以前から、人口の約25%の人びとが1日1.25米ドルの貧困ライン以下の収入での生活を強いられていました。そのような中、地震により100万棟近い家屋が損壊、脆弱だったインフラや社会サービスも打撃を受け、被災した子どもたちや家族はさらに厳しい状況に追い込まれました。特に雨季に入った7月・8月にはコレラも発生、コレラワクチンなどの予防接種をはじめ子どもたちの命を守る活動が続きました。将来を担う子どもたちへの支援は、子どもが人口の約半数を占めるネパールの復興と発展のために必要不可欠です。あたたかいご支援をお願いします』と支援を呼びかけた。

公開表記:11月6日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures

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