映画『さらば あぶない刑事』初日舞台挨拶が30日、都内・丸の内TOEIにて行われた。主演の舘ひろし、柴田恭兵をはじめ、浅野温子、仲村トオル、菜々緒、木の実ナナ、ベンガル、伊藤洋三郎、長谷川香苗、メガホンを取った村川透監督ら総勢10名の豪華キャストが集結した。
1986年のテレビドラマ放映開始から30年、2005年の劇場版最新作から11年の時を経て復活。劇場版第7作目となる本作は、定年退職まであと５日となったタカ&ユージが、横浜を牛耳ろうとする凶悪な中南米マフィアに立ち向かっていく、命を賭けた壮絶な戦いを描く。
会場に集まったファンから大歓声で迎えられたあぶデカファミリー。30年間ともに歩んできたシリーズの完結、柴田と“タカ&ユージ”で知られる最強バディを組んできた舘は「僕の代表作のひとつでもあり、柴田恭兵という俳優と出会えた作品。僕は恭サマに会えて、恭サマの影響をいっぱい受けて、その後の他作品につながった気がします」と感謝の言葉を贈った。
柴田も「舘さんに会えてよかったです。舘さんがいなかったら大下ユージは生まれなかった。ほんとに心の広い、大きな役者さんに出会えてよかった」と熱い絆をみせた。また、2人に長年付き添ってきた浅野は「いつでも帰れるところだと思っています。本当にデカ部屋の皆とこれからも会えると思ってないと、なんだか寂しい気もします…けど！寂しくならないようにいつでも会えると信じています」としみじみ語った。
「出世をしたわりにあまり活躍をしないという難しい役を、魂込めてやらせていただきました」とあいさつした仲村は「最後の『あぶない刑事』の最後の舞台挨拶。寂しさが溢れてきて泣きそうなんですが、いま僕の心の中で舘ひろしさんが『泣かないで』を歌っています」とコメントし、「あぶデカは僕の故郷です」と締めくくった。
最後に柴田は、サングラスを外し「30年間支えてくれた皆さん、本当に感謝しています。長い間ありがとう、これで最後です。でもアンコールの声が聞こえたら…」と空気を明るくさせ、「ありがとう！夢で会いましょう」とセクシーな笑顔を浮かべた。
さらに舘も「原点回帰というか、もともとあったハードボイルドでファッショナブル、スタイリッシュな映画になった。でも蓋を開けたら、浅野温子がドコドコッとやってきて、言いたいことだけ言ってダーッと帰っていく。でもそのおかげで作品がすごく楽しいものになったし、本当にこの作品に出会えてよかった。支えてくれた皆さんに心から感謝申し上げたい、どうもありがとう！」とファンへ感謝した。
映画『さらば あぶない刑事』は全国公開中
【CREDIT】
監督：村川透
出演：舘ひろし／柴田恭兵／浅野温子／仲村トオル／吉川晃司／菜々緒／木の実ナナ／小林稔待／ベンガル／夕輝壽太／吉沢亮／入江甚儀 他
©2016「さらば あぶない刑事」製作委員会
