『ハリー・ポッターinコンサート』東京公演、観客10,000人が万感「こんなにいい映画だったのかと実感した」

2016年8月29日

ハリー・ポッターフィルムコンサートシリーズ『ハリー・ポッターinコンサート』が27日、都内・東京国際フォーラムにて開幕した。国内4都市で開催されるシネマコンサート第1弾となる今回は『ハリー・ポッターと賢者の石™』全編を、東京フィルハーモーニー交響楽団の生演奏と共に観賞するというもの。公演初日には約10,000人の観客が集まった。

公演が始まると、観客は緻密に紡がれたオーケストラの音楽によって瞬時にファンタジーの世界に引き込まれた様子。駅から9と3/4番線ホームに向かうシーンや、クィディッチの試合に出るハリーの姿など、初めて本作を観てワクワクしたあの頃を思い出させるシーンが音楽と共に映し出され、クライマックスのヴォルデモート卿に憑依されたクィリナス・クィレルと対決するシーンでは、大迫力の映像とオーケストラの演奏に圧倒されていた。

2016年6月23日のフィラデルフィア公演から幕を開けた『ハリー・ポッターinコンサート』。特設大スクリーンに映し出される映像をフルオーケストラの音楽と共に楽しめる本公演には、昼、夜公演を合わせ約10,000人の観客が来場。20代前半～30代の女性の友人グループを中心に、カップルからファミリー層、熟年まで幅広い観層が、ハリー・ポッターの魔法の世界に酔いしれた。

SNSでは「最高でした！」「エンドロールまで最高に贅沢な時間だった…」「生演奏の迫力は映画とは違う」「何回も涙ぐんで、こんなにいい映画だったのかと実感した」などの感動コメントが続出。史上最強のファンタジーを映像と音楽で体験する公演に興奮する観客も多く、数々の名場面とともに、オーケストラによって演奏された音楽は観る者の様々な記憶を思い出させる贅沢で充実した時間を過ごしたようだ。

今回、プロデューサー並びに指揮を務めたジャスティン・フリーア氏は「ハリー・ポッターシリーズは、大ベストセラーとなったJK・ローリングの原作の魅力を、ファンタジー・アドベンチャーとして描いた映像、そして天才的な音楽家ジョン・ウィリアムズのスコアによる特別な作品です」と明かし、本公演について「ライブ演奏によって、原作の魅力がさらに引き立ち、映像の迫力だけでなく、ダニエル・ラドクリフが演じるハリー・ポッターをはじめ、ロンやハーマイオニーら、キャラクターたちの活躍も新たな感動となって体験していただけるのです」とコメントを寄せた。

『ハリー・ポッターと賢者の石』はJ・K・ローリングの小説を実写化した『ハリー・ポッター』シリーズの第1作目。ダニエル・ラドクリフ演じる少年ハリーが魔法の世界に足を踏み入れ、ともに支え合う仲間たちとの出会いを描く。

『ハリー・ポッターと賢者の石』in コンサート今後の公演概要