『東京喰種』窪田正孝、自身が淹れたコーヒーを選ばれた“喰種マイスター”に振る舞う「熱いからゆっくり飲んで」

2017年7月20日

映画『東京喰種トーキョーグール』公開直前イベントが20日、都内・寺田倉庫G3にて行われ、窪田正孝、桜田ひより、白石隼也、栁俊太郎が観客の前にサプライズで登場した。

会場には、本作を応援する選ばれしファン“喰種マイスター”たち250名が集結。作品世界にならって「美食家たちのための晩餐会」と題されたイベントでは、全員ドレスコードとしてマスクを着用し、会場はミステリアスな喰種たちの集会状態に。場内には、映画で実際に使用された衣装や作品世界をイメージしたオリジナルマスク、原作者・石田スイが手掛けたイラスト画、作品世界をイメージしたオリジナルマスクを展示。作品にちなんだコンセプトドリンクやフードメニューも振る舞われ、ファンにはたまらない趣向を凝らした特別な空間となった。

イベントがスタートすると、MCとしてお笑い芸人「コーヒールンバ」の平岡佐智男と西原朗演が登壇。彼らの司会により、まずは来場したマイスターたちが会場限定フードメニューをめぐって「運命の仲間さがしゲーム」に参戦。同じキャラクターカードを持った人を4人を集める、という突然のお題にも関わらず会場は大盛り上がり。幸運にも4人揃ったマイスターたちがステージに上がり、『東京喰種トーキョーグール』愛を熱弁した。

続いて、突如MCに呼び込まれ、マスク姿の謎の4人組が登場。ただならぬ雰囲気に会場がざわめく中、マスクを取った4人組の正体は…窪田正孝（金木研／カネキ役）、桜田ひより（笛口雛実役）、白石隼也（西尾錦）、栁俊太郎（四方蓮示役）という豪華キャストの面々。彼らの素顔が明らかになると、会場は悲鳴にも似た大歓声と割れんばかりの拍手とで包まれた。

熱狂的な『東京喰種トーキョーグール』マイスターたちを前に、役作りについて問われた窪田は、「カネキが保守的な役柄だし、極力主張しない“自分を消す作業”に徹していた」とコメント。「キャストのみなさんが個性的なキャラだし、みなさんに作っていただいた映画」と謙虚に応えると、白石からは「本当に頼もしい座長でした」と力強い一言が。

あわせて、ハードな戦闘シーンで、窪田が白石に「カットがかかるまで（どんどん）やっていいから」と語ったエピソードが明かされるなど、キャスト同士の信頼関係の強さがうかがえた。「かわいい！」の声援が絶えない桜田は、独特な世界観を持つ本作への出演を「貴重な体験だった」と語りつつ、喰種としての“食事シーン”では「見た目のインパクトがすごいけど、特に“目”が甘くておいしかった」と語り、観客を笑わせた。柳は会場の声援に終始照れながらも、自らの役について「四方さんは本当にかっこよくて、寡黙だけど優しい男なんです」とその魅力を熱弁。その真剣さにMCからのツッコミを受けながら、原作を読んで憧れていたキャラクターを演じる喜びを語った。

トークの後はステージに、元カフェの店長だというコーヒールンバ・平岡が作ったコーヒー「東京喰種ブレンド」が登場。本作では、「喰種は人を喰らうが、コーヒーはおいしく飲むことができる」という設定から、コーヒーが重要なアイテムとして使用されており、ファンにもおなじみ。

ステージ上では、映画の中で「喫茶店でコーヒーを淹れるシーン」に挑戦している窪田が、コーヒーの仕上げ作業を担当。撮影にあたり、コーヒーについて本格的にレクチャーを受けたという窪田は、「『の』の字を描くんですよね」と手慣れた様子で、平岡も思わず「お目が高い！」と大絶賛。出来上がったコーヒーをキャスト陣に振る舞い「香ばしい！」のお墨付きをもらうと、窪田とコーヒールンバが振り付きで息の合った「お目が高い！」を連発し、会場は爆笑の渦に包まれた。

また、映画公開日7月29日（土）にちなみ、「0729」の番号を手にした唯一のマイスターが、ステージ上で窪田からコーヒーを振る舞われるパフォーマンスも。「熱いからゆっくり飲んで」と優しくマイスターを気遣う窪田に、会場のボルテージは最高潮に。

最後はキャスト陣からあらためて、これから映画を観る人たちへのメッセージが送られた。いずれも作品愛が強いコメントが続く中、白石は「戦いたいキャラクターがいる」として続編を熱望。窪田も、まずは7月29日（土）公開の本作を見てほしいと述べながら、「次の作品の可能性があるなら、ぜひみなさんの手で多くの人に広げてほしい」と熱い思いを語った。トーク終了後はキャスト陣が観客席に降り立ち、大興奮のマイスターたちと記念撮影が行われ、大盛況の中イベントは幕を閉じた。

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