『マンハント』福山雅治、巨匠ジョン・ウーに最敬礼「自分の出せる全力以上のことをやっていこう」

2018年1月30日

映画『マンハント』ジャパンプレミアが30日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、福山雅治、國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、監督のジョン・ウーが登壇した。

ジョン・ウー監督が日本でのオールロケを敢行した本作は、罠にはめられ殺人事件に巻き込まれた弁護士と犯人として彼を追っていた刑事が、何らかの陰謀に気づき、真実を突き詰めるバディ・アクション。実直な国際弁護士ドゥ・チウをチャン・ハンユーが、孤高の敏腕刑事・矢村を福山雅治がそれぞれ演じる。鍵を握る謎の美女・真由美役にチー・ウェイが扮するほか、國村隼、竹中直人、斎藤工、田中圭らが共演する。

オファーを受けた際は「すごく光栄でしたし、まさに夢のようなお話でした」と明かす福山。だが、同時にプレッシャーも抱えたようで「『本当に僕でいいのか』と。アクションも未経験、そういう人間がジョン・ウーさんの作品に出ていいのか。驚きと感動とともに、不安な気持ちの方が最初は大きかったですね」と吐露した。

ジョン・ウー監督は「福山さんはアーティスト・芸術活動を通じて、世界に愛や平和など、ポジティブで前向きなメッセージを込めて発信している方。とても人情に溢れ、正義感に満ちていることから、私が考えていた矢村像にピッタリだと思いました。オファーをしましたが、内面はドキドキしていたんです（笑）快諾してくれて良かった」と福山をキャスティングした経緯を話した。

ジョン・ウー監督の印象を「役者が現場で何かをクリエイティブしようと思っていることに理解を持ってくれる」と語る福山。アクション映画ならではの、撮影現場で思わずヒートアップしてしまう俳優陣を、なだめる佇まいをするジョン・ウー監督に「『自分の出せる全力以上のことをやっていこう』と。そういう気持ちにどんどんさせてくれる。どうしても危ないことが起こるアクションシーンでは、監督を中心に静かな台風の目というか。熱を込めながら、かつ監督が観てくださっている安心感の中で撮影できましたね」と感謝していた。

映画『マンハント』は2月9日（金）よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開

【CREDIT】
監督：ジョン・ウー
主演：チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
友情出演：國村隼　特別出演：竹中直人、倉田保昭、斎藤工
原作：西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』/徳間書店刊および株式会社 KADOKAWA の同名映画