見てください。
終わった話じゃないことがわかります。
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
ジョニー・デップ製作/主演作。熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏が1975年に発表した写真集「MINAMATA」だ。ジョニー・デップ自身が長年の憧れだったと語るユージン氏。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作/主演で映画化が実現した。
(C)2020 MINAMATA FILM, LLC (C)Larry Horricks
終わった話じゃないことがわかります。
社会派映画なのにハリウッド風に面白い。
正直、直視するのはこわいとさけてた。 熊本の水俣でおきた事件。 みていたら、泣いてた。
社会科の授業で習うだけでは学習の対象でしかなかった水俣病。多くの人の命、生活が、いかに悲惨なものとなったか、原因を作ったもの者たちは保身のためにいかに冷酷であったかが、映像を通してよくわかる。 今ふたたび大きな薬害問題が起きていて隠蔽されていることを、知らない人も多い。全世界的なコロナ・ワクチン被害は、被害の規模としては水俣病の比ではない。数年、数10年たてば、事実として語られるようになるのだろうか。
パンフレット1頁目のジョニーデップの言葉が響く。「私たちは皆、ただの一片のホコリであり、同時に小さな力なのです」 水俣病はあくまでも数ある公害問題の一例だが、その「一例」にクローズアップすることで、経済発展の為、利益の為に犠牲になるのは“ppm”などではない一人ひとり名前のある人々の命と日常、家族、かけがえのない環境であることが伝わる。 同時に「どこかの田舎の一企業と住民」の問題にせず、ラストで日本国総理大臣の発言を、エンディングで世界中の公害を取り上げたところに、「現在進行形の」「無関係ではない」問題であるという、史実の社会問題をテーマにした作品としての意義と関係者の問題意識の高さを感じた。 また、ユージン・スミスをよくある白人救世主ではなく、謙虚で真摯、真剣なプロ魂の物語として描いたところが誠実だった。 《余談》 なお、2021年8月の本作上映会の後援を水俣市が拒否したことが物議を醸している。市環境課は映画を観賞しておらず、み水俣病問題を忘れたいと思う市民に配慮(???)した」のだという。(一方「歴史や教訓を学んでもらうきっかけに」と、熊本県は後援を承諾している) 「水俣病問題を忘れたいと思う市民」って、多分忘れたくても忘れられない被害者たちじゃないよな?この期に及んで誰に「配慮」してるのだろうか。 「MINAMATA」上映会、水俣市が後援拒否(西日本新聞) https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/769399/ 違和感があったのは、住民の年齢が実際の写真より若すぎたり細すぎたり髪型が明らかに違う点。時代的にもパーマや坊主頭の人がもっといた筈。 また母性かー。チッソの社長に子どものことを涙ながらに語るのが母、息子が恩義を感じる理由も「母を笑わせたから」かー。 なんでアメリカ本社で青いワンピース着た社員の「早歩きする脚」でも「急ぐ表情」でもなく「腰と尻」を写したん?なんでそのアングル?
子供の頃に現地に行ってまで学習する機会のあった水俣病。この作品が、大人になった自分に水俣病についてどう感じるのか、改めて考えるきっかけをくれた。 今の自分が作品を通して感じたのは、子供の頃とは比べ物にならない程の、苦しさ・悲しさ・憤りである。 写真が撮られた背景を知った上で見た写真は、水俣病に苦しみ戦いながらも揺るがない強い家族愛が伝わってきた。 ユージン・スミスというカメラマンがいたこと、彼の写真が世界に伝えてくれたこと、何より今も水俣病と戦っている人達がいることを伝えてくれたこの作品に出会えたことに感謝したい。 水俣病に限らず、世界中で現在進行形で環境汚染による被害を受けている人達がいる。改めて環境のために自分ができることはないか考えるキッカケをくれた。
高度経済成長の中、熊本県水俣市で起きたチッソ株式会社による水銀汚染問題、通称「水俣病」を題材にした史実に基づく英米製作のドラマ作品。 水俣病を世界中に知らしめるきっかけを作った写真家のユージン・スミスを『グッバイ・リチャード』のジョニー・デップが演じ、またプロデューサーも務めた。 日本からは、真田広之、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、國村隼ら国内外で活躍する俳優が出演。音楽は坂本龍一が担当した。 廃刊寸前のLIFE誌のフォトグラファーで3年間も水俣市に住み取材したユージン・スミスとパートナーのアイリーンの存在は恥ずかしながらほとんど知らなかったが、四大公害の一つでありかつ九州の事案ということで水俣病については子どもの頃からよく知っていた。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで、それぞれジャック・スパロウとデイヴィ・ジョーンズを演じたジョニー・デップとビル・ナイが再び共演したというのも興味深い。 『ケイト』ではあまり聞けなかったが、『ブラック・レイン』出演時に習得したという國村隼の英語力にも舌を巻いた。韓国では『哭声 コクソン』で高い評価を得ているが、もっと海外で活躍できる俳優だと思う。 また、浅野忠信がちょい役すぎて驚いた。 世界中で起こり続けている公害・環境被害に目を向ける契機となるこの映画、本来は日本が制作すべきだったのだが、SDGsやサステナビリティといった言葉では片付かない切実さが伝わる方法はやはり映像作品だと再確認した。 自身が太平洋戦争中に沖縄で戦場カメラマンを経験したことから、カメラで撮られる側、アメリカの先住民など特に昔の人は魂が吸い取られると恐れたと言うが、撮る側も魂を吸い取られるようなトラウマを抱えることになる、という言葉はなかなかハッとさせられた。 この作品の公開には紆余曲折があり、まずジョニー・デップのイメージ低下からアメリカでの公開が未定となっていることや、熊本県は後援しているものの当の水俣市からは後援を得ていないなどだ。
水俣病の事は、知っていたつもりでしたが、まさかここまでとは思いもよりませんでした。 且つ、ユージン・スミスさんの事も勉強になりました。
全然期待しないでみたんだけど、泣いた。 ジョニーが熱演。 私の知ってるジョニーじゃなかった。 歌ってたけどね。2曲 ジョニーが歌うとギター期待しちゃうけど、ジーンになり切ってるから いや、びっくりした。 ジョニーデップすごいね。 ビルナイでてくると やはりいいね! 映画がしまる 真田さん地味め 私の好きなジョニー作品は! ショコラ チャリチョコ スイニートッド ラスベガスをやっつけろ コンビニウォーズ この路線とは全く違います
企業の環境汚染を告発する社会正義についての物語でありながら堅苦しくならないのは、偏に主人公ユージン・スミスの人となりによるものだろう。聖人君子とはほど遠い、飲んだくれで借金まみれの彼は、ろくなしである一方、ジャーナリストとしての矜恃を捨てていない。己に忠実に、人生を真っ正直に生きているその姿は好感すらもてる。そんな男を、製作も兼ねているジョニー・デップが乗り移ったように演じている。まさに入魂の演技と言っていい。日本で起こった出来事を題材にしていながら、外国資本で外国人の手によって作られたのはなぜか?なぜ、日本人キャストを起用しながらロケの多くをモンテネグロで行なったのか?そんな思いが去来する一方で、日本の産業公害を告発したのが米国人報道写真家であったという事実が見事に符合することに今気がついた。
MINAMATA アメリカ人写真家 ユージン・スミスのフォトエッセイを元に 水俣病を題材に映画化された真実に基づく作品 今作にはあのハンサムでオシャレなジョニー・デップはいない。 ユージンのファンであったジョニーが自ら映画化を切望し、制作・主演した今作は、彼の遺作となった写真集 『MINAMATA 』がいかにして作られたのかが描かれていて、ドキュメンタリーの要素もある。 ニューヨークの片隅で飲んだくれて過ごし、別れた子供達に幾ばくかのお金を残すために、商売道具のカメラや機材を売り払うまでに落ちぶれていた、かつては名声を得たカメラマン。ユージン。 LIFE誌での厄介者であり、唯一無二の高潔なカメラマン。 彼が水俣で起こっている事の重大さを世界へ知らしめたいと突き動かされ、熊本県で過ごした3年間。 どのシーンも彼の瞳のファインダーを通すと美しくて愛おしい世界に映る。 胎児性水俣病のために生まれつき目も見えず、耳も聞こえず、話すことも笑う事も出来ない少女、アキコを「1時間だけ見ていて」と託され、戸惑いながら慣れない手つきで彼女を膝に抱き、子守唄のように口ずさむ ボブディランのForever Young 神様が君を祝福し、いつも見守ってくれますように… … 君が星へと続くハシゴを作り、 その一段一段を登っていけますように… とてもとても美しいシーンで涙が出ました。 1枚の写真に計り知れない思いを費やし、 撮る側の責任を果たそうと、真摯に向き合うカメラマン。 ユージンが世界に発信した数々の写真によって世論が動き 大企業が動いた。 未だに解決を見ない公害問題を題材にしているだけにテーマは重い。エンドロールでは世界中の公害問題を取り上げ、声を上げる事の大切さを語っている。 ジョニーデップは演じるというより ユージンだった。
事実に基づき実在の人物を描く、しかも水俣病という公害についてのアメリカ映画…ということで観る前に私が勝手に思い描いていたあまりよくない想定が良い意味で裏切られた良作でした。全く事実どうりではないというのはもちろんそうなのですが、リアリティを感じさせる画の力があった。それ以上に映画としてエンタメとしての完成度が高かった。物語として整理され分かりやすく、かつ見る側に訴える力のある映画と感じました。暗くなりがちなテーマだとは思いますが、ジョニー・デップ演じるユージン・スミスその人のチャーミングさや真摯さが画面を明るくし、水俣を通して人間の普遍的な部分を描いていると思います。環境問題に関心のある人はもちろん、写真を撮ることに興味のある人にも超おすすめです。あと、とにかく役者陣が素晴らしい。ジョニー・デップは前からファンですが、今作では本当に素晴らしかった。役者として今後も益々期待できると知り嬉しいです。
「水俣」と聞くと教科書に載っていた暗く怖い写真を思い出す。 しかしこれは「MINAMTA」。 始まりはニューヨークの場面からなので、別の映画と間違えたかと焦ったほど、想像と違う展開に驚いた。 その後は写真家ユージンとパートナーのアイリーンの視点で、エンドロールまで傷つきながら駆け抜けて行く。 中学くらいで習った「水俣」とは違う何か。 日本人ではないユージンの目線があったからこそ、私も入って行くことができた気がする。 紋切り型でない切り口なら、押し付けがましくなく、素直にこの悲劇を自分ごとと捉えることができるので、観るのを躊躇っているなら一歩を踏み出すことを薦めたい。
今でも向き合わないというから、Fukushimaも信用されない。 あの写真だけ知っていた。あれが彼の写真だった。
何故今水俣なのか、今更不愉快な関係者は少なくかろうと複雑な思いはあるが、それでも見るべきアツい作品。題材で想像するほど憂鬱で暗い話ではないので、そこは安心して観てほしい。 そして一方の話し手だけで物語を知った気にならず、これをきっかけにもう少し世の中が(自分も含め)水俣の事実を知るのはまんざら悪いことではない。 ジョニデは抑えた良い演技だこと。