映画感想
芝居も音楽もおしゃれでした また、主人公は一人暮らしでありながら、どこか一人ぼっちな人生ではないような気がしました。
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リリー・フランキー主演×清水康彦監督×齊藤工プロデュース。日本の一家団欒の象徴ともいえる家庭の味=カレーライスと、電波を通じて誰かと誰かをつないでくれるラジオが、ひとりの人生、ひとつの家族にもたらすちいさな奇跡の物語。どしゃぶりの雨のある日、とあるアパートの一室。くたびれた男が台所に立つ。毎年恒例、三日後の妻の誕生日に食べる特製カレーを仕込んでいるのだ。愛聴するラジオ番組ではリスナーの「マル秘テ クニック」のメール投稿を募集している。すると男はガラケーを手に取り、コンロでぐつぐつと音を たてる特別な手料理についてメールで綴り始める。その横では、幼くして亡くなった息子の笑顔の写 真が父の様子を見守っている......。 「今年も妻の誕生日にカレーを作っています」「ただ、色々あって今年は一人です」 ......ある夫婦を繋ぐラジオ番組とカレー。絆で結ばれたふたりだけに訪れる、特別な奇跡の物語。
(C)2021『その日、カレーライスができるまで』製作委員会
芝居も音楽もおしゃれでした また、主人公は一人暮らしでありながら、どこか一人ぼっちな人生ではないような気がしました。
リリーさんぴったりすぎて、何故こんなにいつも自然体なんだろう。カレーと共にいい味を幾重にもシーンに出ていて、まさしく近所にいそうな人でありそうな情景やラジオ、雨粒の音までもが、素晴らしかった。もれなくカレーを食べました!
前回舞台挨拶の時に見てないので、また見たいです 内容はラジオ、カレー作り、雨の日、あの夜の空間のが出来るから良いのが出来たんじゃないかと 齋藤工プロデューサーすごいわ。
失って一人になった、という過去があってこその孤独感だなと感じた。 本編前に流れる短編が幸せな(?)家庭の話なのも良い対比になってて、両方の物語が引き立ってる。
生きてりゃ悔やむことの一つ二つは誰にだってあるわけで、ただそれがかけがえの無い家族にまつわる事だとすると一生それを小脇に抱えながら生きていくことになるわけで。 失ってみて初めてわかるありがたみや存在の大きさ、自身の稚拙さ、そんなシンプルであり感情の原点のようなストレートな悔いと悲しみを抱えつつも日々を放棄せず、思い出と向き合いながら生活をするということ。 カレー、という幸せな家庭を象徴する料理をこさえながら妻を想い、息子とのいろいろを回想し過去と向き合う。めでたしめでたし、で幕をおろす人生なんてそんなに無くて、きっと何かに後ろ髪を引かれながら、時折苦い思いをしながらも生き続けるのが大概の人間の一生なのかも知れない。 で、 生きてりゃ良いことの一つや二つは誰にだってあるわけで、思いを馳せていれば何処かで通じるという、良くも悪くも筋書き通りにはいかないのも、人生。 そういった心模様を描くには、打って付けの配役。 世の中がどんなにデジタル化されていっても、ラジオのアナログな温度感を好む感性は決して消えて無くならないと思う。