女性強し
強い物が勝つ 神か女か
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百年戦争のさなか、騎士カルージュの妻マルグリットは、夫の旧友ル・グリに乱暴されたと訴えるが、目撃者はおらず、彼は無実を主張した。その結果として、生死を賭けた“決闘裁判”が執り行われることになり、カルージュとル・グリが闘うこととなるのだが……
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強い物が勝つ 神か女か
14世紀パリ。エグい大罪とプライドを捨てた死の決闘。決闘は公開処刑であり息を呑む迫力。敗者は無残な形でさらされる。恐ろしい時代だ。映像が美しく丁寧に緻密に作られている。 登場人物は、チャラい伯爵に仕え世渡り上手な美男ル・グリ。空回りが多く善人にはほど遠いブ男カルージュ。その妻マグリット。 ル・グリ何やったんだ。ル・グリ役のアダム・ドライバーでやはり印象深いのは映画STARWARS新シリーズでのカイロ・レン。悪党になり切れない悩める後継ぎ役であったが今回も悪役。欲望で取り返しのつかないことをしでかし決闘裁判に持ち込まれる。2022.1.11
『エイリアン』シリーズのリドリー・スコット監督による、フランス史上最後に認められた決闘裁判の真相を暴くイギリス・アメリカ合作の歴史ミステリー。 14世紀後半、シャルル6世国王治世下でイギリスとの百年戦争中のフランス。強姦罪の真偽、そして命を賭した「男同士」の決闘が行われようとしていた。 遡るは半年前、騎士の称号を得ていたジャン・ド・カルージュ(『ボーン・アイデンティティ』のマット・デイモン)の妻マルグリット(『フリー・ガイ』のジョディ・カマー)の元へかつての親友でありピエール伯(ベン・アフレック)から寵愛を受ける従騎士のジャック・ル・グリ(『デッド・ドント・ダイ』のアダム・ドライバー)が訪れ、性暴力を行った。 物語は、カルージュ、ル・グリ、そしてマルグリットの三者の視点から描かれる。 まず、大きいのは配役の妙。マット・デイモンとアダム・ドライバーという、善人を演じてきた実力派俳優2人によるサスペンス性と、彼らを取り巻くキャラクターの立った脇役たち。 そして、「ミートゥー運動」で疑惑のかかったマット・デイモンとベン・アフレックがプロデューサーに加わったことにより完成した今作は、彼らによるある種の贖罪とも言えよう。 黒澤明監督の名作『羅生門』へのオマージュがあることは明白で、三者三様の記憶が映像として流れるのだが、特に前者2名が語る「真実」において、くだらないプライドが見え隠れする明らかな主観は男の哀しい性を感じざるを得ない。 決闘裁判が認められていた14世紀が舞台という「非常識」な設定を下敷きにしつつ、現在においてもなお形を変えて繰り返される男性中心を根底にした社会の「常識」への問題提起は、痛烈なものがある。83歳のリドリー・スコットはどこまでいくのか。 「決闘」について、実際に描いたシーンもあり、本作タイトルに含まれていながら本筋ではない。決闘裁判の制度自体は徐々に廃れていくものの、恐ろしいことに第一次世界大戦のような大規模殺戮が始まるまでは行われていたらしい。 また、日本では1889年に決闘罪が設けられており、最近では2019年に適用の事例がある。
中世の城をそのままに、蝋燭で灯りをとる。 とても美しい画面と、残酷な戦いの画面が対照的で良かった。 物語に引き込まれて、現実を忘れさせてくれた映画でした。 マット.デイモンよかったよー👍
一幕目では背景やストーリーを追うだけでいっぱいで、ついて行けるか心配でしてが、幕を重ねる毎に引き込まれ、最後はしっかり没入しました。
ひとりひとりの目に映る世界は、同じはずなのに違う。主観で捉えるのだから当たり前なのだけど、改めて突きつけられた。あれもこれも、誰かにとっては真実なのだろうなぁ。 700年前は神によって裁かれたけど、現代は神に成り代わった人間によって、(曖昧なのに疑いようのない法という建前に則って)裁かれるだけで、おんなじことを繰り返している、、、?500年後は人工知能による断罪が? 頭の中で整理しきれないほど感想が色々出てくる。最後まで、えええー!とか、うわー!とか思いながら観れる作品。衝撃的で、おもしろかった。
三者の主観ですから自分が悪い事は言わないのが人ですよね。 何が真実か分からないのは仕方ないですが、決闘で白黒つける時代があり神様が正しい方に付くという考えはどの国でも通る道なのですかね。 日本も神の国だから戦争しても負けないと同じような気がします。 映画は面白いのですが、もう少し短くして欲しかったと思います。少しくどく感じました。
98年のグッドウィルハンティング以来のマット・デイモン、ベン・アフレック親友コンビの脚本となれば見ないという選択肢はない。 ましてや私は『偶然の恋人』を偶然見て以来のベン・アフレックファン。 殆ど前知識なく喜び勇んで劇場へ出かけて行きました。 ベンの役柄はこれまでのキャリアに無いほどやな奴だったけど、中世のフランスが舞台の史実に基づく物語は見応えたっぷり。 チャプター1はジャンの視点… と、いう事は他の視点からも展開するんだな、と冒頭からワクワクさせられる。 無骨で不器用で戦う事で王に忠誠を尽くすが報われない、生き方が下手な男には世にも美しい妻がいた。 かたや語学や数学に長け、領主の寵愛を受けて出世していく世渡り上手なモテ男。 かつては戦友で親友だった二人の男が一人の女性を巡って決闘で命を懸けて戦う事になる。 女性が名誉を守る為に声を上げる事は許されなかった時代。 彼女もまた命を懸けて裁判に挑む。 審判は神が下すのだ。 人間が裁くことが出来ないからと、勝った方には地位と名誉を。負けた方は殺されてから丸裸にされて逆さ吊りにされる。 こんな残酷な審判を委ねられる神サマも迷惑だよなー。 ただこの話、真実の愛のために戦ったのなら美しい純愛の物語だったのだけど… 決闘シーンは大迫力で見応え十分。 競技場に響き渡る「殺せ!殺せ!」のシュプレヒコールに群衆心理の恐怖を感じながら、 マットの出演作は数々見てきたけれど、こんなに 「マット、頑張れ!」と心の中で叫んだ事は無かった。 作品の面白さは流石のリドリー・スコットだし、 脚本も素晴らしかった。 再びベンとマットの親友コンビにオスカーを取って欲しい。
正しさも真実もあったもんじゃない。今みたいに科学も進んでないし、防犯カメラもないし、だからこそ神に委ねるということになるのだろうが、どうもスッキリしない。 登場する(高い身分の)女性たちは何となく現代の人と似た感覚、本音を持っているようにも見えるが、実際はどうだったのか、、この映画ではこういう風に描かれても、(おそらく)真実は分からない。 血生臭く名誉・形式ばかりを重んじる中世がいかなるものか、目に耳に焼き付けられた。 ただ、狙ってのことかは分からないが、このテーマは現代の犯罪・裁判にも共通する点も多くあると思う。ここまで極端で激烈な決着ではないだけ?
中世ヨーロッパのフランスで、決闘裁判が本当にあったんですね。 敗者は神の裁きにより有罪。 力の強い剣者は、みんな無罪になる裁判なんて。。。 友達の奥さんに恋をするなんて、有り得ない事ではないけど、乱暴するとは酷すぎる。 それにしても被害を訴える奥さんは強い。当時の女性の立場を考えると、凄く勇気のいる事だったと思う。 妻を信じる夫も素晴らしい。 国王がアホっぽくて笑えた。 決闘シーンの迫力に圧倒されました。