真っ白な嘘
『ラスト・ブラックマン・イン・サンフランシスコ』のジョナサン・メジャーズ、『デッドプール2』のザジー・ビーツ、『マイティ・ソー』シリーズのイドリス・エルバ、『ビール・ストリートの恋人たち』のオスカー女優レジーナ・キングらが出演した。元ミュー… 続きを読む
『ラスト・ブラックマン・イン・サンフランシスコ』のジョナサン・メジャーズ、『デッドプール2』のザジー・ビーツ、『マイティ・ソー』シリーズのイドリス・エルバ、『ビール・ストリートの恋人たち』のオスカー女優レジーナ・キングらが出演した。元ミュージシャンのジェイムズ・サミュエルが監督した。 『ジャンゴ』を彷彿とさせる黒人ガンマン系の西部劇で、Netflixオリジナル作品。 幼少期、手首にサソリのタトゥーを入れたギャング=ルーファス・バック(イドリス・エルバ)に眼前で両親を殺され、自身の額に十字の傷を刻まれたナット・ラブ(アッシャー似の色男で同い年のジョナサン・メジャース)は、早撃ちで有名なガンマンへと成長し、その復讐を成し遂げようとチームを再結集させる。 監督であるジェイムズ・サミュエルによる2013年の短編『They Die By Dawn』の拡張版が今作にあたるが、そこでナット・ラブを演じていたのが今年この世を去ったマイケル・K・ウィリアムズであり、エンドロールで追悼されている。 中盤、ルーファスが本当に戻ったのか疑わしいためメアリー(『デッドプール2』のザジー・ビーツ)を差し向けるというシーンがあったが、あまりにもリスクが大きすぎる。保安官を人質に現地まで確認しに行けばいいのにと普通に思ってしまった。 キッド・カディやカフィ、シールなどによるヒップホップが堪らない。久しぶりにサウンドトラックを聴こうと思った。今回音楽をプロデュースし自らもラップしたジェイ・Z、さすがの手腕だ。 白人の町メイズビルが思いっきり白い皮肉は面白いし、終盤の敵味方入り乱れた壮絶な撃ち合いも痛快だ。 単なるルーファスの右腕かと思っていたチェロキー(『ゲットアウト』のラキース・スタンフィールド)が意外にも奥深い役柄なのがナイス。 ナット・ラブ、ルーファス・バック、ステージコーチ・メアリーなど実在の人物の名前が登場するが、ストーリー自体は全くのフィクションである。