ジェーン・カンピオンの皮肉
starstarstarstarstar - 4年前
ジェーン・カンピオン監督の映像と音楽のセンス。
繊細かつムダのない演出と描写。
なにかある。
ゾワゾワさせられる。
『ピアノ・レッスン』から大ファンである。
『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩(うた)~』で
直球ストレートの純愛を描… 続きを読む
ジェーン・カンピオン監督の映像と音楽のセンス。
繊細かつムダのない演出と描写。
なにかある。
ゾワゾワさせられる。
『ピアノ・レッスン』から大ファンである。
『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩(うた)~』で
直球ストレートの純愛を描き、その後の活動がなかった
ので待ちわびていたが、久々の新作はなかなか挑戦作。
アコースティックギターとハーモニカの音色。
最初のダイアローグの意味。
パワー・オブ・ザ・ドッグの喩えに始終ゾワゾワしていた
自分を開放する。
おまえの母さんは酒の依存症、医学書を読んでいるのに
分からないのかと叫ぶ知識に対抗するのは、
なぜ酒を飲まなければならないかの理由を知っている息子
の知恵。
女の敵は女だという説を、クローゼットゲイの敵は
オープンリーゲイで説いているような。
その逆も然り。
男らしいゲイとガーリーなゲイの対決にも見える。
時代設定は同性愛がタブーのアメリカ。
モンタナではカーボーイは男の象徴なので、なおさら。
ジェーン・カンピオンの目線は面白いところを指す。
アーティスティックな紙細工の花束をけなされてから、
運命の流れは決まっていたのかも知れない。
障害物
starstarstarstarstar - 4年前
『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチ、『ドリーム』のキルステン・ダンスト、『ザ・マスター』のジェシー・プレモンス、『モールス』のコディ・スミット=マクフィー、『ラストナイト・イン・ソーホー』のトーマシン・マッケンジーらが出… 続きを読む
『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチ、『ドリーム』のキルステン・ダンスト、『ザ・マスター』のジェシー・プレモンス、『モールス』のコディ・スミット=マクフィー、『ラストナイト・イン・ソーホー』のトーマシン・マッケンジーらが出演し、『ピアノレッスン』のジェーン・カンピオンが監督を務めたドラマ作品。
ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を獲得。
1920年代のモンタナ州。大きな牧場を兄弟で経営する高圧的だが弟に執着するフィル(ベネディクト・カンバーバッチ)と控えめな性格のジョージ(ジェシー・プレモンス)。
ある日、ジョージが未亡人のローズ(キルティン・ダンスト)と結婚したと言い、牧場に住まわせる。女々しい連れ子のピーター(コディ・スミット=マクフィー)も一緒で、初めは2人に冷たく当たるフィルであったが、ピーターへは次第に愛着を持つようになる。
フィルの旧友で故人のブロンコ・ヘンリーなる人物を起点に絆を深めていくフィルとピーター。
2人の関係は、衝撃のラストへと繋がるのだった。
フィルがゲイであることは早めに察しがついたが、まさかこのような展開の作品だとは思いもしなかった。
淡々と、しかし象徴的な描写で語る流れるような画作りはカンピオン監督作ならではだろう。
これにより、どの登場人物の心情にも過度に寄り添わない独特な進行を、作品への求心力を損なわないまま続けることができたように思う。
登場人物の心情を、彼らの仕草だけではなく目線や音、さらに風景や動物、自然を使ってまでも哲学的に表現した稀有な作品ではないだろうか。
卓越した映像表現
starstarstarstarstar - 4年前
アングルやカット割、暗喩的なインサート、音効など、セリフまわしに頼らない映画的なストーリーテリングと、フィルと母親以外の登場人物の感情表現を徹底して抑制する演出が素晴らしかった。
無題
starstarstarstarstar - 4年前
終始、危うい空気感の中で彷徨っている気分だった。
全てのジャンルの要素が詰まっていたといってもいいぐらい生々しくも、またそのバランスが絶妙でした。
大スクリーンで観たら圧巻だろうなという風景が沢山出てきた。
とにかく繊細な映画であった。
想像とだいぶ違った
starstarstarstarstar - 4年前
Netflixで視聴。
前情報なしだったので途中で「何だ?この映画?」状態だった。
カンバーバッチがカウボーイ?役やる映画だと思っていたので。
後でピアノレッスンの監督だと聞いて納得。
ストリングスとかが不穏な雰囲気の音楽が印象的だった。
Radioheadの人がやってるんですね。
ストーリーは非常に分かりにくいと思う。
事前に原作を読んだ方が良いかも。