☆3.0
桐谷健太のハルの時と翔太が憑依している時の演技の差が上手かった。キャストがほとんど沖縄県出身者だったり、バンド「紫」から楽曲提供されたオリジナル曲を使っていたり、コザ暴動の時の沖縄県民の葛藤と怒りのシーンは統治下で米兵から受ける被害と犠牲と… 続きを読む
桐谷健太のハルの時と翔太が憑依している時の演技の差が上手かった。キャストがほとんど沖縄県出身者だったり、バンド「紫」から楽曲提供されたオリジナル曲を使っていたり、コザ暴動の時の沖縄県民の葛藤と怒りのシーンは統治下で米兵から受ける被害と犠牲と県民の怒りを嫌でも考えさせられたりしたところは映画の意義を感じた。 マイナス面は ★殴る動きがあまりにも下手 ★女性キャストの扱いがおっさんセンスすぎた。マーミーは下着を見せんでも「見せた」という動きをすれば充分だったし、地域開発側の若い女性(「役名:秘書」だとさ。誰かの付属物、侍女の物語のオブブレッド扱いかよ)を典型的なセクシー要因にして男たちの舐めるようなあからさまな目線を前に微笑ませる。それを「バカな男たち」というギャグとして描く。寒すぎる。 ★翔太の歌(主題歌:エバーグリーン)が響かない。これが致命的。翔太が作詞しIMPACTメンバーが作曲した歌なのにロックでもなく、爺ちゃんに宛てたと言いつつ個人や特定の出来事を思い出す歌詞でもない、抽象的で捻りのない単語を並べたただのJPOP、作中ステージで歌って滑った曲の歌詞そのまま。翔太はこれだけの出来事に出くわして何も得なかったのか?それが翔太の言う最強の歌か? 例えばドラマ:アンナチュラル主題歌の Lemonは、ドラマ視聴者はもちろん未視聴者にも「あの時のあの人の気持ちだ」と大切な人との死別に苦しむ「誰か」をイメージできる歌詞だった。他の作品ならともかく、本作は歌が要なんだから相応の歌を準備するべきだった。