息を呑む映像美
毎シーン、毎秒のカメラワーク、映像のあまりの美しさに息を呑むと共に、突き付けられる戦火の現実。
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『国境の夜想曲』は3年以上の歳月をかけて、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影された。この地域は2001年の9.11米同時多発テロ、2010年のアラブの春に端を発し、2021年のアメリカのアフガニスタンからの撤退から地続きで、侵略、圧政、テロリズムにより、数多くの人々が犠牲になっている。そんな幾多の痛みに満ちた場所をロージ監督は通訳を伴わずにひとり旅をし、そこに残された母親や子供、若者の声に耳を傾け続ける。母親たちの死を悼む哀悼歌、癒えることのない痛みを抱えた子供たち、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇。そこには夜の暗闇から、一条の希望を見出し生きようとする者達の姿があったー。
©︎ 21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D’ICI / ARTE FRANCE CINÉMA / Notturno NATION FILMS GмвH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GвR
毎シーン、毎秒のカメラワーク、映像のあまりの美しさに息を呑むと共に、突き付けられる戦火の現実。
圧倒的な、リアル、現実感、臨場感、それ故の哀しみというか言葉にしてはいけないような閉塞的絶望感、いや底から見上げているのなら見ているのは希望か
どこの国の人で、何をしているのか、説明一切なし。チラシも読まずに見たので、最初、頭がストーリーを理解しようと働いた。無駄なことをしてしまったが、自分の思い込みに気づけたとも言える。とにかく、役者が出来ない顔。説明一切なしというが、見るものに、映っているものが何なのかを説明するのはその人物の表情と言葉と、その人物と一緒に映る背景。セットでは表現出来ない説明。どうやって撮ったのか、ニュース映像でも見られない。日本のどこにもない。日本人の日常とは掛け離れた、でも世界のどこかの日常。