恥を知らないグロリア万歳!
都合が悪くなると逃げ出す男に「成長して」とブレーキ を踏まないグロリア。 グロリア自身、成長しているのだろうか。 成長した人生を歩んでいるのだろうか? 男性を幼稚と諭す女性の中に幼稚な人が多いように、 この映画にもおマヌケな主人公が嘲笑の的… 続きを読む
都合が悪くなると逃げ出す男に「成長して」とブレーキ を踏まないグロリア。 グロリア自身、成長しているのだろうか。 成長した人生を歩んでいるのだろうか? 男性を幼稚と諭す女性の中に幼稚な人が多いように、 この映画にもおマヌケな主人公が嘲笑の的になる。 不倫男を見抜けずに電話も拒否設定しないくせに、自己 美化だけは怠らない。 ただ、もう老化した体は医師から注意信号が出される。 それでも80年代ディスコサウンドに酔いしれる。 なぜオールディズミュージックにこだわるのか不思議 だったが、映画の主人公達は青春回帰ではなく、 80年代で時を止めてしまった方々。 そりゃあ幼稚で成長しない訳です。 相手には成長してと言っても棚に上げた自分はいつまでも 80年代の音楽が味方してくれますから。 卑下と嘲笑。あるのか無いのか分からない愛。 目覚めたラスベガスで母親しか頼れなかったグロリアの 愚かさは不憫だが滑稽。 なぜ、この映画を創らなければならなかったのか。 アメリカ人のフレンドリーさにある無神経さも垣間見られ る作品だが、高齢の母親に頼るしかない主人公がした 不倫男への復習は、爽快とは程遠い。 グロリア、貴女も充分、愚かですよ。 『ナチュラルウーマン』の監督なので期待しましたが、 今の時代に撮る物じゃない。 恥を恥とも思えない愚かさしか見えない。 もう既に古い映画だが私が子供の時に観たポール・マザー スキー監督の『結婚しない女』はニューヨークの雑踏の中、 風に舞いながら笑い飛ばすジル・クレイバーグとビル・ コンティの音楽が胸に残っている。 名作を思い出させるだけの新作は、いかがなものか。 (この映画、音楽はオールディズ含め素晴らしかったです。)