骨太な、でも繊細な映画
フランス人とアメリカ人の違いあるあるがわかるともっと楽しめるのだろうな、と思いつつ、マットデイモンの抑えた演技に痺れる。 父の一途な愛、にぐっときました。 世の中の娘さん、若い頃の不器用な父親の失敗は忘れてあげて、今一生懸命なら許してあげよう。
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留学先の仏・マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)の無実を証明すべく、故郷の米オクラホマ州・スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡るビル(マット・デイモン)。現地の協力者を得るも、他のほとんどの地元民は探りを入れてくる余所者のビルに口をきこうともしない。さらには、何者かに襲われてしまう始末。なおも諦めないビルは、わずかな手がかりを頼りに危険を顧みずさらなる深みへと身を投じるー。「娘を取り戻したい」その強い想い一心で行動を起こすビルだが、「娘を救えずあなたも投獄だ」と地 元民に忠告を受け、ビルの元へ警察も訪れ、次々と不穏な事態にー。真実を追い求める旅路の果てに、ビルに待ち受ける結末とはー。
© 2021 Focus Features, LLC.
フランス人とアメリカ人の違いあるあるがわかるともっと楽しめるのだろうな、と思いつつ、マットデイモンの抑えた演技に痺れる。 父の一途な愛、にぐっときました。 世の中の娘さん、若い頃の不器用な父親の失敗は忘れてあげて、今一生懸命なら許してあげよう。
不思議な余韻の映画だった。 この映画をことわざで言うとなんだろう。 「二兎追うものは一兎も得ず」 「後悔先に立たず」 「旅は道連れ世は情け」 「鴨がネギ背負って来た」 「因果応報」 「我思う故に我あり」 これら全部が正解であり不正解である。 マットデイモンが異国の街並みを早足で歩いているとジェイソンボーン並みに強いと勘違いしてしまう(笑) それゆえのがっかり感あり。 しかし、肝はそこではない。 バシッと出る答えではない。 ある程度答えは出るがそこには爽快さはない。 じわじわくるやるせなさ。 でもそれが人生。 スティルウォーター。 まだ、水。 所詮、水。 人生は水みたいなものだ。 スイも甘いも飲み込んでただ水はある。 「人生はただ水がそこにあるだけ」 おお、新しいことわざみたいになった(笑)
マット・デイモン主演と聞いてアクション映画と思い込んで見る。全然違う。娘の無罪冤罪と信じてマルセイユに行くアメリカンのパパ役ビルがマット。娘を信じるパパが訳あってパパを嫌う娘を守るため真犯人を追い詰める。がアクション無し。 マルセイユで出会う女の子マヤ。人 一人一人の思いがぐんぐん来る。ビルにはマルセイユにもう一度行って欲しい。
これはアメリカの恥を墓場まで持っていく残念な父娘の 惨めな話。 監督は罪を認めない人々を前作でも描いたが、本作は フランスのマルセイユを舞台にアメリカ人のしょうもない 国民性と暴力性を露わにする。 責任転嫁をするのは人間の術だが、ここまで巧みに出来る 父娘はアメリカの象徴です。 (塀の中の人々は、あのレズビアンに共感できるかも知れ ないが、愛のせいにする根性がムカつく。 閻魔大魔王になって成敗したいです。) マット・デイモンは実際インテリのはずですが演技も 達者なので、本作のようなボンクラ父ちゃんがピッタリで 驚きました。 音楽が安っぽいメロドラマに流れるタイプにしか思えないほど違和感がありました。
物語りの骨格はすんなりと進行しますが、その展開の進み具合がとても良くて、間伸びすることがなく鑑賞しやすい作品でした。 しっかり者のマヤちゃんも作品の味わいを良いものにしています。