マッドな中に分かりやすさあり
マーベル・シネマティック・ユニバース第28作。 ベネディクト・カンバーバッチ扮する最強の魔術師ドクター・ストレンジを主人公にしたシリーズ2作目。 トビー・マグワイヤ主演の『スパイダーマン』シリーズを手がけたサム・ライミが満を持してスーパーヒ… 続きを読む
マーベル・シネマティック・ユニバース第28作。 ベネディクト・カンバーバッチ扮する最強の魔術師ドクター・ストレンジを主人公にしたシリーズ2作目。 トビー・マグワイヤ主演の『スパイダーマン』シリーズを手がけたサム・ライミが満を持してスーパーヒーロー映画にカムバック。 ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン、ソーチー・ゴメス、キウェテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムスらが出演した。 『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』でマルチバースの扉を開けてしまったドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ヴィシャンティの書を謎の少女と入手しようとする夢を見た。 翌日、ストレンジとウォン(ベネディクト・ウォン)は、一つ目の化け物ガルガントスに襲われていた少女アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)から、ストレンジが見た夢が数多くある宇宙のうちの一つで現実だと聞かされる。 そこでストレンジは、マルチバースに詳しいと思われるアベンジャーズの1人ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)に助けを求めるのだが…。 まず、この映画の好きなところは「分かりやすさ」だ。 MCU28作目となると、もはやストーリーが複雑に絡み合いすぎて混沌としているのだが、今までの流れがある前提で2時間にまとめ上げ、単体作品としてシリーズ初見の観客でも理解できるよう(もちろん過度な説明を抑えて)脚本をシンプルに構築している見事な交通整理力。 加えて、『死霊のはらわた』シリーズのセルフオマージュとも言える、こちらも「分かりやすい」ホラー演出で自分のカラーも出してくるあたり、さすがサム・ライミだ。 マルチバース展開を利用したサービス精神旺盛なキャスト陣も目を見張る。