台詞のない演技
全体として、とても良かったのですが 伝わる部分が、自分には弱かったのかなと カットの描写も、わからない部分がありました。
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2013年までに4戦を戦った耳が聞こえない元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝「負けないで!」を原案として、両耳が聞こえないプロボクサー・ケイコと、三浦友和演じる視力を失いつつあるトレーナー・笹木の交流を描いた作品。 『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が、刻一刻と変化するケイコの眼差しと、彼女を案じる家族やジムの面々の心のざわめきを16mmフィルムに焼き付けている。
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
全体として、とても良かったのですが 伝わる部分が、自分には弱かったのかなと カットの描写も、わからない部分がありました。
小柄なのに逞しい。 言葉を発さず、不安、寂しさ、怒り、闘志を表す表情が素晴らしい。
日本らしいの製作 まじてよかった
全体が引き締まりボクサーの減量如く贅肉を削ぎ落とした作品。 岸井ゆきのさんの醸し出す雰囲気がとても好き。 ただ軽々しく観る作品ではない。 『〜取り敢えず』でなく真正面から向き合いたいと感じた時に観て欲しい作品です。
聴覚障害をもつプロボクサーのケイコの日常が映し出される。ケイコの不自由さが映画の焦点ではなくボクシングジム会長とのケイコとの合流と葛藤に尽きる。最後、ケイコは同じ生き方をするある女性からの声掛けで明日が開けた。 チャンピオンにもならなければボクシングも辞めない。人も死なない。何も起こらない。この映画はそれで良い。 2023.5.25
耳が聞こえない女性ボクサーの話ですが、セコンドの指示が聞こえないのはかなりのハンデだと思います。自分で全てを判断しないといけないので精神の強い人かと思っていましたが、そうでもない主人公でした。 何か優れていると言う印象は受けなく普通の人ですがボクシングへのこだわりは感じました。 体系的にボクサー?と感じました、絞れているんですか?
日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞が岸井ゆきのだったのに、大納得。 ケイコの家族、特に弟役の俳優が気になった。 弟くんの彼女も大事な役どころだと思った。 三浦友和さんの演技も良かった。 ボクシングジムのトレーナー役の2人の俳優が気になった。
決して満点じゃない4.5ていうのがみそかな 岸井さんの演技が自然体すぎて乗り移りそうになって気持ちが伝わってきすぎました
星の数と言われると迷う。好みだったし、繊細で素敵だとも思っていて良い作品だったと思ってる。 ケイコさんの〇〇時代、のようなドラマ性だけを切り取ったわけでもなく、人生の最初から最後までを思わせるでもなく。 ケイコが生きていて、その一端を見た。 主観とも俯瞰とも少し違う。生きてると必ず誰しもが一度は感じた戸惑った憤った経験があるような、でも言葉で言おうと思うと出てこないような。 すごい映画だなと思った。
たんたんと耳が聞こえない女の人がボクシングをする日常を描く。それはわかる。 日常をたんたんと。 ふと考える。何が言いたいのか。 なるほど。最後にわかった(ような気がする)。 明らかに彼女は鬱屈を抱えている。 同時に進むジムの閉鎖と平行して彼女はやる気を失っていくように見える。拾ってくれた会長。その会長との別れが迫る。 それはひとつの鬱屈の要因。 応援はしてくれるものの心配してボクシングを辞めさせようとする母親。それはわかるがちょっと苦しい。 それもひとつの要因。 警察の職務質問。質問に答えられない。諦めて去って行かれる。 それもひとつの要因。 ボクシングの試合で反則をされても言葉で訴えられない。 それもひとつの要因。 数えきれないくらいの要因が彼女にはある。 それぞれの要因が積み重なっていく。 最後のシーン。 試合をして負けた相手から声をかけられる。 「ありがとうございました」と。 そこに嫌味はなかった。 そのあと、ケイコは憑き物が取れたように晴れやかに坂を登って行った。 おそらく負けたのは反則のせいだと思っていたであろう。そして彼女を恨んでいただろう。しかし彼女は嫌なヤツではなかった。彼女も同じように苦労している。生活に追われている。自分だけではなかった。みんなそれぞれに鬱屈を抱えているのだと気がついた。そしてパァーと視界が広がった。全てが見えるようになった。未来が明るくなった。 鬱屈の要因はいわば生活の雑音。 聴こえないハズの雑音がケイコを苦しめていた。 何で自分ばっかりこんな目にと思っていたのではないだろうか。 始めから生活の雑音にまみれた映画だった。音楽はなく、街の音、靴の音、ボクシングのミット打ちの音。それらが象徴的に使われていた。 最後に雑音がとっぱわられたケイコから視界が広がるパァーという音が聴こえた。 エンドロールでも音楽はなく街の音のみ。 また雑音にまみれる。まだまだ人生は雑音にまみれて続くよと言わんばかりに。