間宮祥太朗が美しい、秀逸な文芸作品。
starstarstarstarstar - 4年前
原作では丑松の言葉だったものを映画では猪子先生が言っていたり、エピソードが違うところに挟まれたり、脚本が良く練られていることに感心した。
映画ならではの「間」が余韻となり、たくさんの場面で、より深く訴えてくる。
「明治の言葉は古くても情緒… 続きを読む
原作では丑松の言葉だったものを映画では猪子先生が言っていたり、エピソードが違うところに挟まれたり、脚本が良く練られていることに感心した。
映画ならではの「間」が余韻となり、たくさんの場面で、より深く訴えてくる。
「明治の言葉は古くても情緒があり、その響きの美しさを大切にした」という間宮さんの台詞回しには哀しさがあって、丑松から湧き上がってくるものがちゃんと伝わってきた。
とにかく猪子蓮太郎の眞島秀和さんが良い。
原作よりも映画の方が魅力的に描かれて、静かだが強く燃える情熱の漢である。
間宮氏の言葉を借りれば、この作品は非常に「普遍的な良い映画」で、恐らくそれはこの先何年経っても劣化することはない。
本当に、日本のみならず、全世界の全世代の人が観てくれるといい。
安易な気持ちで見た事を後悔してます
starstarstarstarstar - 4年前
間宮君見たさに行ったら、あまりの出来の良さに感服してしまいました。
自分の横の席に座った方がしきりに軽いげっぷしたり小刻みに身体を動かしてて、嫌な席に座ったな、と最初は後悔したんですが、途中でもしかしたら何らかの障害をお持ちなのかも…と気付… 続きを読む
間宮君見たさに行ったら、あまりの出来の良さに感服してしまいました。
自分の横の席に座った方がしきりに軽いげっぷしたり小刻みに身体を動かしてて、嫌な席に座ったな、と最初は後悔したんですが、途中でもしかしたら何らかの障害をお持ちなのかも…と気付きました。
映画で大人達が差別して、部落の方を下に見るような態度が腹立たしかったですが、私もそんな人達と変わらないじゃないか、と心苦しくなりました。
大人達はなかなか変われないけど、子供達は純粋に先生を慕ってて、こういう子達が未来を変えてくれるのかも、と希望も持てました。
同僚との友情もあつく涙が止まりませんでした。
いつも娯楽作品ばかり見るんですが、このような文学作品ももっと見ていきたいと思います。
それにしても上映館と上映回数が少な過ぎます。
せっかくの良質な作品だから、もっと沢山の人に見てもらいたいです。
素晴らしい!
starstarstarstarstar - 4年前
上映館が少ないせいか、沢山のお客さんが入っていました。また、上映中は、すすり泣く音があちこちから聞こえてきました。私も泣きました。
10代の頃に原作を読んだ時は恋愛中心のイメージの方が強かったのですが、もっと深いテーマが描かれていました。… 続きを読む
上映館が少ないせいか、沢山のお客さんが入っていました。また、上映中は、すすり泣く音があちこちから聞こえてきました。私も泣きました。
10代の頃に原作を読んだ時は恋愛中心のイメージの方が強かったのですが、もっと深いテーマが描かれていました。もう一度原作を読み返したいと感じました。
差別について改めて考えさせられました。現代にも通じるテーマです。自分自身の中にも根深く存在する差別意識を取り除きたいと心から思いました。
俳優陣が素晴らしくそれぞれの個性を静かに深く演じていて、控えめな音楽もとても良く、全体として素晴らしく、感無量。心を揺さぶられました。
とにかく言葉が出ない…。
starstarstarstarstar - 4年前
冒頭からテレビでは絶対に放送できない差別用語が飛び出し驚愕した…。
部落差別って陰湿なものをイメージしてたから、まるで人間以下の者に対するような激しい差別に、とにかく衝撃を受けた。
そして、部落民は教職に就けないという理不尽に対して怒りで… 続きを読む
冒頭からテレビでは絶対に放送できない差別用語が飛び出し驚愕した…。
部落差別って陰湿なものをイメージしてたから、まるで人間以下の者に対するような激しい差別に、とにかく衝撃を受けた。
そして、部落民は教職に就けないという理不尽に対して怒りで震えた。
まさに人間とは何か?を問う作品だ。
娯楽性を一切排除した文芸作品と言えるだろうが、描き方が非常に丁寧で不思議な美的感覚もあり全く飽きない。
特に子役たちの素晴らしさは特筆すべきだ。
とにかく1人でも多くの人に観てもらいたい。
多くの人の心を揺さぶる
starstarstarstarstar - 4年前
いろいろな立場で差別と相対している人、自分自身の中の矛盾を感じている人、教育に携わっている人、多くの人の心を揺さぶる作品だと思う。メッセージ性だけに偏らず、脚本や映像の良さも光る秀逸な作品だと思う。間宮祥太朗が正直ここまでの演技ができるとは思わなかった。静かな演技で怒りや絶望や勇気を表現していた。
差別は無くなったのかな?
starstarstarstarstar - 4年前
原作もこれ以前の映画もドラマもは知りません。
100年以上前の物語。
今の世は差別は無くなったのかな?
間宮祥太朗は好きなので観ようと思いながら、昭和(正確には明治)の映画もというイメージでした。観るか迷っていましたが、とても高評価なので… 続きを読む
原作もこれ以前の映画もドラマもは知りません。
100年以上前の物語。
今の世は差別は無くなったのかな?
間宮祥太朗は好きなので観ようと思いながら、昭和(正確には明治)の映画もというイメージでした。観るか迷っていましたが、とても高評価なのでやっぱり見てみることに。とても良かったです。
千葉県唯一の公開で1日1回の公開ということで、劇場は1/4くらいは埋まっています。
最近では珍しい。アニメ映画やアニメ原作以外で埋まってるのは良いことですね。
ただ、なんでこんなに公開している劇場が少ないのか、、、「カメラを、、」の方が多いなんて。
やはり観客は大人中心なので、さらに不安に。見始めると、もちろん明治の終わりの話なので、時代劇と近代劇の間くらいですが、演出や演者がとても良く、古さは感じません。説明しにくいですが、とても見やすかった。
また、後半の名シーンはかなり良く、涙です。
私は40代半ば
「部落」という言葉は知っていますが、「集落」という意味で、差別的なイメージはありません。
「穢多」という言葉に至っては聞いたことも無く、オープニングで、穢多は病気の名前なのか、身分の名前なのかも分からない状態でした。
とても勉強になり、こんな酷い差別が日本にもあったのだと衝撃です。
よくネットで、「部落出身の芸能人」とか見かけますが、意味がようやく分かりました。
100年後の現在は、この頃に比べると日本は良くなったと思います。が、「在日朝鮮人」「性的マイノリティ」などの差別はまだありますね。
「差別は簡単には無くならない」と、まさにそうかもしれません。「差別はしない」と思っていること自体が差別だったりするので。
それでも、部落とか穢多とかの差別は無くなりつつあると信じたいです。
少なくても、劇中のように「差別はさらてもしかたがない」という世の中ではなくなったので、進歩していると思います。
今だから、キチンと向き合う
starstarstarstarstar - 4年前
「士農工商」の下にもっと違う身分があるらしいと
知ったのはいつ頃だろう。
被差別部落出身であることを隠し教師を続ける
瀬川丑松の苦悩と葛藤。
今だから目を背けない、
観る必要がある作品だった。
重いテーマだけど画像がきれいで
まぁ、間宮祥… 続きを読む
「士農工商」の下にもっと違う身分があるらしいと
知ったのはいつ頃だろう。
被差別部落出身であることを隠し教師を続ける
瀬川丑松の苦悩と葛藤。
今だから目を背けない、
観る必要がある作品だった。
重いテーマだけど画像がきれいで
まぁ、間宮祥太朗の苦悩する表情の美しいこと。
そして、テレビではみない
押さえた演技に驚いた。
生徒達に使う
きれいな日本語にもうっとり。
ロケ地やロケセットも良くできていた。
でも最後あっさりだったな。
もう少し打ち明けられた方の
友人、彼女、生徒らの
葛藤を描いてもよかったのではと感じたが、
いまだ現在進行形の出来事。
疑問を深堀してしまうより、受け入れそして明日への希望か。
形違えど有色人種やマイノリティに対してなど、差別偏見なくならない…。
ただ、逆に
問題意識を公にすればするほど
んー。なんていうか、
寝た子を起こす的に
差別がまた
社会や心の中にできあがってしまうのではないかなんてふうにも
思ってしまう。
ハッピーエンドに光
starstarstarstarstar - 4年前
原作を読んだのは40数年前、中学のとき。
当時の社会情勢に負け、暗く後ろ向きのイメージが
印象としてあったのだけれど、一人でなく
夫婦で新しい道へと進む丑松の姿に
光を見ました。一人でアメリカより、
二人で東京の方が夢がある。
しかし、
「故郷を語れず、好きな人に心を打ち明けられない」
かわらないテーマ、水平社100周年に相応しい映画。
良質な邦画
starstarstarstarstar - 4年前
自分のアイデンティティを隠して自分の人生は生きれない。カミングアウトして田舎を去るのは踏み出した第1歩であり、これからの艱難辛苦を思うとまた苦しくなるが、若さと一途さで乗り越えていってほしいと切に願う美しいラストでした。
主人公が生徒にも口のきけない寺男にもリスペクトをもって丁寧に対峙していて、平等のテーマの通底がある。
感動しました
starstarstarstarstar - 4年前
平日にもかかわらず、意外に混んでいたので、びっくり。
こんな素直で美しい映画がもっと流行って欲しいです。
余談ですが、tjoy系のKINEZOでのネット予約はキャンセルが可能で、とても親切です。TOHO系やイオン、movixも見習って欲しいな。