ドライブ・マイ・カーより本作にアカデミー賞あげたかった。
観客である私は苦労知らずの日本人なので、主人公の苦しみは分かりかねる。 知ったかぶりで偽善の感想は控えたい。 ただ、本作は忘れてならない大切なドキュメンタリーであること。 幸福を祈りたいということ。 この2点だけは深く胸に刻まれた。
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タリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、居場所を奪われることがいかに人間の尊厳を傷つけるのかを、美しくそして残酷に描き出す長編ドキュメンタリーアニメ。アフガニスタンで生まれ育ったアミンは幼いある日、父が当局に連行されたまま戻らず、残った家族と祖国を脱出した。数年後たった一人でデンマークへと亡命した彼は、30代半ばとなり研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。だが、彼には恋人にも話していない、20年以上も抱え続けていた秘密があった。
© Final Cut for Real ApS, Sun Creature Studio, Vivement Lundi!, Mostfilm, Mer Film ARTE France, Copenhagen Film Fund, Ryot Films, Vice Studios, VPRO 2021 All rights reserved
観客である私は苦労知らずの日本人なので、主人公の苦しみは分かりかねる。 知ったかぶりで偽善の感想は控えたい。 ただ、本作は忘れてならない大切なドキュメンタリーであること。 幸福を祈りたいということ。 この2点だけは深く胸に刻まれた。
「アニメ」だからこそ達成された普遍性が行き渡るドキュメンタリー。あるいは「嘘」についての倫理学。
テイクオンミーをウォークマンで聞いているシーンがアミンの最初の記憶。アフガニスタン難民の当時の生活は、想像以上に私たちと似ていて一気に身につまされた。日常が突然、奪われるということの意味が少し分かった。よく分かった、なんて言ってはいけないとは思う。人間の密輸という現実がニュースで見るよりは、想像出来た。アミンが出会った卑劣で腐ったロシアの警察官と、ウクライナに侵攻した兵士の糞っぷりが重なる。不法滞在している難民の弱みに漬け込み金品を巻き上げ、女性はレイプ。ところで、アミンは、ゲイである。アフガニスタンには、ゲイはいないことになっている。でも弟のゲイを兄が理解してくれて、ホッとした。無理に女性の経験をさせようとするのかと、ハラハラした。でも、そもそも、なんで家族について嘘をつかなければならないのか。孤児の方が難民認定される可能性があるのかしら。
脱出、生存することに成功した難民の独白を追ったドキュメンタリー。このようなドキュメンタリーが成立するとは驚きだ。 故郷とは何か。この問いが厳しい。 同時代に生きる人として、目を逸らし知らない振りをしてきた自分を見つめてしまう映画でした。
アニメーションドキュメンタリーをあまり観た記憶はないのですが、印象的だったのは顔が描かれていない人達でした、主人公の記憶だから?描きたくなかった?と想像しながら観て行きました。 あの時代のロシアは最悪だったのでしょうか?あの時代を知る人がプーチンを支持しているのかなと思いました。