顔が描かれてない人達
アニメーションドキュメンタリーをあまり観た記憶はないのですが、印象的だったのは顔が描かれていない人達でした、主人公の記憶だから?描きたくなかった?と想像しながら観て行きました。 あの時代のロシアは最悪だったのでしょうか?あの時代を知る人がプーチンを支持しているのかなと思いました。
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タリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、居場所を奪われることがいかに人間の尊厳を傷つけるのかを、美しくそして残酷に描き出す長編ドキュメンタリーアニメ。アフガニスタンで生まれ育ったアミンは幼いある日、父が当局に連行されたまま戻らず、残った家族と祖国を脱出した。数年後たった一人でデンマークへと亡命した彼は、30代半ばとなり研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。だが、彼には恋人にも話していない、20年以上も抱え続けていた秘密があった。
© Final Cut for Real ApS, Sun Creature Studio, Vivement Lundi!, Mostfilm, Mer Film ARTE France, Copenhagen Film Fund, Ryot Films, Vice Studios, VPRO 2021 All rights reserved
アニメーションドキュメンタリーをあまり観た記憶はないのですが、印象的だったのは顔が描かれていない人達でした、主人公の記憶だから?描きたくなかった?と想像しながら観て行きました。 あの時代のロシアは最悪だったのでしょうか?あの時代を知る人がプーチンを支持しているのかなと思いました。
この映画は音源があってそこにアニメを合わせて映像を作り上げていったらしい。 それはそのまま頭の中の構造のようだ。 例えば小説を読む時に言葉からイメージを膨らませて映像にしている。 登場人物と同じ風景を見て同じ行動をしている。 イメージの中で。 アニメのテイストが「アルプスの少女ハイジ」のように見えていたが、見ているうちに内容は凄惨極まる。 あれ、なんか見たことあるぞーと思って頭の中を辿っていたら、どうやら小説「勇者たちへの伝言」(増山実)での北朝鮮パートの容赦ない描写を読んでいる時に自分が作り上げたイメージだったようだ。こんなにはっきりと見えていたので映画の映像で似たような場面があったのだなあと思っていたら、まさかの小説(笑) 繋がっていったのが面白かった。 フィクションとノンフィクションがなんか地続きな感じがして居心地がよかった。 しかし内容は衝撃的で「難民」という言葉のイメージが完全に作り上げられた。 今後ニュースや新聞で「難民」という言葉を見た時にはっきりとイメージできるだろう。 少なくても自分の中で現実を知ることの大切さを知った。きっとみなさんにも届くだろうと思う。
非常に辛い映画。戦争や内戦だけではない。人間が人間である以上、どこででも起こりうる。個人間ですら‥。
オススメです。 見ないと損
「アニメ」だからこそ達成された普遍性が行き渡るドキュメンタリー。あるいは「嘘」についての倫理学。
テイクオンミーをウォークマンで聞いているシーンがアミンの最初の記憶。アフガニスタン難民の当時の生活は、想像以上に私たちと似ていて一気に身につまされた。日常が突然、奪われるということの意味が少し分かった。よく分かった、なんて言ってはいけないとは思う。人間の密輸という現実がニュースで見るよりは、想像出来た。アミンが出会った卑劣で腐ったロシアの警察官と、ウクライナに侵攻した兵士の糞っぷりが重なる。不法滞在している難民の弱みに漬け込み金品を巻き上げ、女性はレイプ。ところで、アミンは、ゲイである。アフガニスタンには、ゲイはいないことになっている。でも弟のゲイを兄が理解してくれて、ホッとした。無理に女性の経験をさせようとするのかと、ハラハラした。でも、そもそも、なんで家族について嘘をつかなければならないのか。孤児の方が難民認定される可能性があるのかしら。
脱出、生存することに成功した難民の独白を追ったドキュメンタリー。このようなドキュメンタリーが成立するとは驚きだ。 故郷とは何か。この問いが厳しい。 同時代に生きる人として、目を逸らし知らない振りをしてきた自分を見つめてしまう映画でした。
観客である私は苦労知らずの日本人なので、主人公の苦しみは分かりかねる。 知ったかぶりで偽善の感想は控えたい。 ただ、本作は忘れてならない大切なドキュメンタリーであること。 幸福を祈りたいということ。 この2点だけは深く胸に刻まれた。