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チロンヌプカムイ イオマンテ ポスター

チロンヌプカムイ イオマンテ

3.0 105分 2022/4/30 (土) 公開
ドキュメンタリーG日本
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あらすじ

大正時代から75年ぶりに行われたアイヌ民族幻の祭祀「チロンヌプカムイイオマンテ(キタキツネの霊送り)」を記録したドキュメンタリー。60年代から日本とアジアの民族文化を撮り続けてきた北村皆雄監督が、1986年に撮影したものに2Kレストアを行い、歌、踊り、言葉を35年後によみがえらせた。

場面写真

予告動画

チロンヌプカムイ イオマンテの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
北村皆雄
キャスト
語り:豊川容子
配給
ヴィジュアルフォークロア
公式サイト
https://www.iomantefilm.com/

クチコミ

☆2.9

- 3年前
1986年に日川善次郎エカシとアイヌによって行われた実際のチロンヌㇷ°カムイイオマンテ(キタキツネの霊送り)を通しで見られる資料的に大変貴重な映像。大切に後世に残して欲しい。 映画「アイヌモシリ」でデボ役を演じた秋辺デボさんの若い時の姿も見… 続きを読む

1986年に日川善次郎エカシとアイヌによって行われた実際のチロンヌㇷ°カムイイオマンテ(キタキツネの霊送り)を通しで見られる資料的に大変貴重な映像。大切に後世に残して欲しい。 映画「アイヌモシリ」でデボ役を演じた秋辺デボさんの若い時の姿も見られる。(若き日のデボさんめっちゃイケメンである) 「ゴールデンカムイ」で見た道具や踊りを博物館の展示ではなく映像で見られるのも文化に興味を持つ者として嬉しい。 一方、映像資料の貴重さの反面、あくまでも人間が解釈・意味付けして行う儀式を、狐のツネ吉が「私の好きな歌で送ってくれました」「他のカムイたちに地上は素晴らしいと伝えました」と語る表現に強い違和感を覚えた。儀式や人の考えなど理解しているわけがない動物の口を借りて人間の台詞をアテレコする、動物バラエティ番組じゃあるまいし。アイヌの儀式は動物と会話したり口寄せしたりするものではなく、そこに生きた人が考え行ったものなのだから人間目線の語りにするべきでは。 ※アイヌをスピリチュアルに描くことや観光資源扱いすることは1990年頃に顕著になり、『続アイヌの叫び(荒井源次郎)』、『アイヌから見た北海道150年(石原真衣)』といった当事者が書いた本で問題を指摘されているのだが…。 また、アイヌの言葉・文化・生活を禁止し衰退させた原因である同化政策や迫害の歴史に特に触れず、作中「差別っぽいことを言われたりする」と言った人の言葉や現在も続くアイヌへの無理解と差別に(上映後のトークショーでも)言及しない点は無責任だと感じた。「素晴らしい文化面と後ろ暗い歴史面は別」ということなんだろうか。むしろずっと「素晴らしい文化」の面しか知らないままの和人が多いのでは。 近代化や後継者不足、自然現象だけで薄れた文化じゃないのに、和人のやったことを透明化して「今は語り部も減り、当時のチセもなくなっている」などと感傷的に描いてはいけないと思う。 祝詞の響きが良いとか、自然や生き物に感謝する考え方が素敵だとか、(奪った側の和人が言うことかよ傲慢なとも思いつつ)こんな素晴らしい文化を残さないととか、伝統的儀式は大切だけど寿命でもない大切に育てた動物を屠るのは残酷じゃないか、いやいや普段屠殺して食べる動物に感謝や罪悪感を持たない和人が一つの命に感謝して行う儀式を残酷と言うのかとか、ナレーションや演出にうっすら女性蔑視を感じるな、とか… 色々な考えが浮かんだが、何よりもアイヌを「スピリチュアルな消えゆく民族」というステレオタイプを助長する演出と、背景が無視され過ぎた点で制作側に問題ありと判断。

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