☆3.8
ほぼつけられていないBGM、ほぼ編集を入れない一般人の経験談や会話の集合は、人によっては退屈で結論の出ない無意味な雑談に感じられるかもしれない。「何も味がしない」「もっと調理してくれよ」、と。(※自分も一部で集中力が切れてしまった) しかし… 続きを読む
ほぼつけられていないBGM、ほぼ編集を入れない一般人の経験談や会話の集合は、人によっては退屈で結論の出ない無意味な雑談に感じられるかもしれない。「何も味がしない」「もっと調理してくれよ」、と。(※自分も一部で集中力が切れてしまった) しかし、社会科や道徳の教材ではないドキュメンタリー作品として撮影者(監督)が意見を言ったり誘導したりせず、“素材”をそのままにしたことによって人によって異なる生きた人々が素材のまま存在していること、答えが提示されないことこそが現実なのだ。自分の歯で噛んで味わって考えてほしい。きっと登場人物たちの中に自分がいるはずだ。 男子高校生の友人3人が話し合いの後に歌うブルーハーツの『青空』の歌詞が、ネットの聞くに耐えない言葉の数々とマッチしていた。どんな経緯で歌うことになったのだろう。 《余談》 監督も舞台挨拶で“愚痴”として言っていたが、他の人が取り上げない難しいテーマだから評価されているのでは、という疑問は自分も残った。