抑制された異形なるものの静かなホラー
『#LAMBラム』。穏やかで静かな生活に突如現れた、牧神パンのごとき異質なるものの存在を受け入れる夫婦。狂っているとは表現し難く、悪魔的信仰が裏側に芽吹いているとも思えない。恐怖や違和感を煽るような演出と描写は抑制され、観客の心にささくれに似た疑問符を毛羽立たせ、平和な日々は終わる。
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アイスランドの田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー。絶大な支持を集める制作スタジオ「A24」が、カンヌ国際映画祭での世界初公開に先立ち北米配給権を獲得したことで話題となった。 羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くした二人は"アダ"と名付けその存在を育てることにする。”アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすが、やがて彼らを破滅へと導いていく—。
@2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON
『#LAMBラム』。穏やかで静かな生活に突如現れた、牧神パンのごとき異質なるものの存在を受け入れる夫婦。狂っているとは表現し難く、悪魔的信仰が裏側に芽吹いているとも思えない。恐怖や違和感を煽るような演出と描写は抑制され、観客の心にささくれに似た疑問符を毛羽立たせ、平和な日々は終わる。
周りに誰もいない山奥に暮らす夫婦。日本の昔話にもあるような設定だが、風景は荒涼としてまったく違い、寒々している。かぐや姫のアイスランド版だ。
賛否別れる映画 初見だと理解するの難しい🧐 なんか物足りなさがあってモヤモヤ
好きなタイプじゃなかった。 子どもを亡くし、夫婦で羊飼いをしているのだが羊が日本足立ちしたり、ファンタジーには暗すぎるストーリーだし、むしろホラーにしか思えなかった。 深い意味は自分の不幸を穴埋めするために動物をエゴで動物の親子関係を引き裂き、見殺しにし、ゾンビな母羊に復讐されるオチ。 登場人物みんなで酒飲みながらアイスランド代表のサッカーの試合だけは現実的なシーンだから面白かったが、途中で帰りたいと思ったのは久しぶり。
最後がすごい。想定外。
アイスランドの酪農家。山岳と大草原。 冒頭、羊たちが何から逃げようしているシーンから始まる。何に怯えていたのか観終わったあと"じんわり"分かる。 前半は羊飼いの夫婦の生活が映り出される。音楽なし。会話ほとんどなし。登場は夫婦と羊と犬と猫。退屈な時間だが中盤からただ事ではない事態となり動き出す。ならず者の介入でハラハラする展開。 終わってみるとしっかりホラー。 2023.1.17
興味深くは見れたものの面白いワンアイデアを活かし切れておらず、消化不良。 良く言えば、アート系映画でミニマムな内容で丁寧に作られていると言えるものの、ストーリー的には予想以上に物足りないし、考察やインタビューを読んでも「…それで?」という感じにしかならない。 あともう少し展開があれば違った気がする。少なくともこの題材なら時間経過としては5年くらい見させて欲しい。弱い。
人間のエゴが感じられ、人物背景が上手く考察できるような作品なので面白かったです。映画の序盤で羊飼い夫婦の会話の中で夫(イングヴァル)が「未来は知らなくていい、俺は今のままで幸せだ」と言う台詞が鑑賞した後の無情の余韻に浸れました。
厳しい自然の中の生活は見応えあったけど、うーん、まさかまさかの、何度言ったら良いのか悩む結末。
個人的に私は好きな世界。 ファンタジーだと思う。 羊の子がとにかく可愛い。これだけでも必見価値あり。 最後はなかなかの衝撃を受けた。
生みの母親を殺さず、アダにも母親羊の世話をさせたり、甘えさせたりしていれば平穏な生活を守れたようにも思える。 まぁ、それではドラマにならないか…
見る人によって色々と解釈の出来る映画だと思います。 羊から生まれた羊人間?に亡くなった我が子の名前のアダをつけ育てるのはいいが、母羊を殺してしまう、簡単に。羊だから見下してますよね、でもアダの母親です。 今度はアダの父親?から大切なものを奪われる。 ただ印象的なのはアダが羊の絵を眺めるシーンでした、育ての親と自分の違いに悩みますよね。 ただホラーと思って来た方には残念な映画にうつるのでは?
言葉なき羊たちが雄弁に語る。 冒頭から1人1人(一匹一匹)が物言いたげで何かあることを知らせてくる。羊に羊語で演技指導をしているのかと訝しむほどに表現豊か。なぜかこれから何が起こるかわかっているように見えた。 全くの普通の羊が表情や仕草で雄弁に語ることが人間化して見え、それが後々の展開を示唆しているとは、もし意図的であるならば何という演出だろうか。 不思議な感覚だ。 その世界によって同じものでも違和感を感じることがある。この世界観であの羊の子が登場することに何ら違和感はない。下手するとコントになりかねないのだが、それ以前の日常風景や夫婦関係の見せ方により(これが割と長尺)世界観が確立されているので問題なし。 全体的に、監督の演出により我々観客の印象を操作されているかのように感じた。それはもう神の意志のように。印象の操作は時にあざとく感じられ拒絶してしまうこともあるが、この映画に関しては押し付けがましさはない。嫌な感じはしない。 この監督の演出もまた映画の展開とリンクしている。これも意図的であるならばなんという監督だ。 羊の子とその後の展開がこの映画の肝であることに異議はないが、それ以前の積み重ねがこの映画を神々しく輝かせている。 安易な道を選ばず目的のためにコツコツと積み重ねていく美しさを感じてほしい。
スーパーアダが最後に出てきました。 衝撃の結末で全て最後に持ってかれました。
まずはこの映画を日本で公開してくれてありがとうと思っています。 劇場は年齢層が20代ぐらいの方が多く、クスクス笑ったり、終わった後の感想を聞くと茶化してるような言葉が耳に入りましたが個人的にはとても良い作品だと思いました。 すごく好き。 アダがモーレツに可愛くて(特に寝顔)、家で待っているペットに会いたくなりました。