60年代西海岸にかつて音楽の桃源郷があった
60年代後半、ハリウッドから車で僅か5分の峡谷からアメリカの新たなロックの息吹が芽生えた。ウェストコースト・ロックの聖地ローレル・キャニオンについてのドキュメンタリー。彼の地は、創作活動をする上で理想的な場所だったのだ。ビートルズをきっかけ… 続きを読む
60年代後半、ハリウッドから車で僅か5分の峡谷からアメリカの新たなロックの息吹が芽生えた。ウェストコースト・ロックの聖地ローレル・キャニオンについてのドキュメンタリー。彼の地は、創作活動をする上で理想的な場所だったのだ。ビートルズをきっかけに生まれた新しい音楽の流れに、多くのアーティストが参加し、本家ビートルズに影響を与えるに至る。「フォークとロックの融合がいかに難儀であったか」というロジャー・マッギンの証言が印象深い。そして「何かいいことが起きればいつだって、それは他の場所でも現れる。」というトム・ペティの言葉に、このムーブメントのすべてが集約されている。案内役ジェイコブ・ディランによるリスペクト溢れたトリビュートライヴも素晴らしく、至福の82分だった。