ロックスターらしからぬロックスター。
天才だからこその悩みや苦悩と格闘しながら、誰も作れない「神の粋」の音楽を創り続けるブライアン・ウィルソン。繊細過ぎる程繊細で、兄弟を愛し、家族を愛する彼のことがますます大好きになった。
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音楽の神に愛された「ビーチ・ボーイズ」の創設メンバー、ブライアン・ウィルソン。その輝かしすぎる栄光の日々の半面、稀代の天才ソングライターが抱えていた、哀しくも壮絶な真実。人生の喜びと悲しみを振り返り、秘められた想いが今、「天才」自身の言葉によってつむがれる。波乱万丈な人生を送り、生きる喜びをシンプルに表現し続けた、ブライアンの軌跡を辿る旅路の果てに見えた素顔とはー。
©2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC
天才だからこその悩みや苦悩と格闘しながら、誰も作れない「神の粋」の音楽を創り続けるブライアン・ウィルソン。繊細過ぎる程繊細で、兄弟を愛し、家族を愛する彼のことがますます大好きになった。
ブライアン・ウィルソンの紆余曲折の人生を、思い出の地をドライヴしながら振り返るドキュメンタリー。メロディーメイカーとしての才もさることながら、プロデューサー/アレンジャーとして、楽器の使い方の多彩さやスタジオ自体を楽器と捉える発想など、その稀有な能力を様々な関係者が証言する。そして、天才の暗黒面として、重圧に対する脆さや、マネージャーでもあった父親との確執、専属精神科医からの搾取と抑圧なども語られる。そんな中、早逝した二人の弟デニスとカールとの強い絆のエピソードは、観ている者の心を和ませる。本作はレジェンドの単なる回顧録ではない。精神疾患を抱えた今も、彼は現役としてステージに立ち、レコーディングに勤しむ。足取りは覚束ないけれども、一旦スタジオに入れば、半世紀前と同様に矢継ぎ早に指示をだす。自身が製作を兼ねた本作は、当人の現役としてのマニフェストと言って差し支えないと思う。
作品を観ながら、この気持ちを言葉にしてしまうのは勿体無いと思うくらい良かったです。 インタビュアーとブライアンが深い信頼関係で結ばれているからこそ、こんなに良い作品になったと思う。 この世で生きていくには、あまりにも繊細なブライアン。でも彼はどこまでも前向きで、ポジティブなメッセージを伝えたいという願いを持っている。それは意外に感じた。 そんな彼の歌う、ロング・プロミスドロードはとても力強かった。 勇気付けられました。