濃厚で濃密な関係
濃厚で濃密な時間が流れます。 じっくりと2人の心理の変化に寄り添う演出に「これは舞台だ」と感じました。 それもそのはず。もともとが戯曲なのですが、舞台上で流れる生の時間をそのまま映像にしたような。 次のセリフが出る心理になるのをきちんと待… 続きを読む
濃厚で濃密な時間が流れます。 じっくりと2人の心理の変化に寄り添う演出に「これは舞台だ」と感じました。 それもそのはず。もともとが戯曲なのですが、舞台上で流れる生の時間をそのまま映像にしたような。 次のセリフが出る心理になるのをきちんと待つ時間は、観ている側の想像力を掻き立ててきます。 私の映画仲間が「映画はサマリーだ」と言ってましたが、カットで時間と空間を割愛できるのが映画らしさだとしたら、本作は非常に映画らしくない。笑 “舞台を映画にした映画”だと感じました。 ところが!後半の展開に「いや、これは紛れもない映画だ!」「映画の為に作られた映画だ!」と興奮しました。 時間と空間を超える圧倒的な愛!この感覚は映画ならでは。 嫌い嫌いも好きのうち…いや、違うな。 可愛さ余って憎さ百倍?これもちょっと違うけど。 “愛”の対義語が“無関心”だとすると、男と女はきっと、お互いのことを忘れたことは無かった。 一番辛い時に辛いと言える相手。心配をかけても良い相手だったのだ。 まさに水いらず。他人が入ることの出来ない間柄。 河野知美さんのギリギリな演技と、梅田誠弘さんの柔らかな声が沁みました。 たまたま映画館でプロデューサーでもある河野知美さんからチラシを貰って上映を知りました。 当初、帰省する予定だったところが、思いもかけない展開でキャンセルになり、 諦めていた初日に観に行くことができました! 観るべき映画には呼ばれるものですね。 偶然が重なって出会えた奇跡に感謝して。 越川監督インタビュー https://www.pintscope.com/interview/michio-koshikawa_01/ 河野知美さんプロデューサー日記 https://www.pintscope.com/series/mizuirazu_movie/