映画館の映画を映画館で観る
starstarstarstarstar - 3年前
映画好きの監督が撮った映画館の映画の中での映画館で映画を観るシーンを映画好きのオレが映画館で観る。
何なんだろうかこの何重にもワクが重なった感じ。
映画の中にワクが入っていく感じ。
いや、むしろ外に向かっていっているのかもしれない。
現実の… 続きを読む
映画好きの監督が撮った映画館の映画の中での映画館で映画を観るシーンを映画好きのオレが映画館で観る。
何なんだろうかこの何重にもワクが重なった感じ。
映画の中にワクが入っていく感じ。
いや、むしろ外に向かっていっているのかもしれない。
現実のワクが映画の一部になっていくような。
好きなものの一部になる感じは大変気持ちいい。
ある場面で、何を上映する?と選ぶシーンがある。
何の映画なのか、このシーンが最近のどんなアクションやサスペンスよりもエキサイトした。テンションMAX(笑)。うおおおお〜何がくるか〜と。
途中出てくるソーシャルワーカーがローズマリー・ベイツですと名を名乗る。
「ローズマリーの赤ちゃん」と「サイコ」の殺人鬼ノーマン・ベイツが混ざってる(笑)。この人この後出番ないし名乗る必要はないからワザとですよね。悪魔の遣いなのでしょう(笑)
またこの昨今いろんな監督が自分の人生をかえりみる映画の多いこと多いこと。さらにそれらは名作が多い。自分の熱い気持ちが入るからだろうか。コロナ禍で自分を人生を見直す機会がたくさんあったとそれぞれの監督はいう。走り続けてきた人も立ち止まって考えることが人生には必要なのだ。
エンドロールのあと、1人残った座席で背伸びをしながら「サムメンデスいい映画撮るなあ」と思わず呟いた。
心の隙間にすっと入りこむ
starstarstarstarstar - 3年前
激しく心を揺さぶられ、大きな感動が!
‥といった類のものではありませんでした。
しかし115分はあっという間。
見終わった後、心の隙間にすっと何かが入って来て。
一晩たってもまだヒラリーについて考えてる。
そんな映画でした。
繊細なヒラリ… 続きを読む
激しく心を揺さぶられ、大きな感動が!
‥といった類のものではありませんでした。
しかし115分はあっという間。
見終わった後、心の隙間にすっと何かが入って来て。
一晩たってもまだヒラリーについて考えてる。
そんな映画でした。
繊細なヒラリー。
大きな目が語る細やかな表情変化で、
彼女の心の機微がひしひしと伝わります。
オリヴィア・コールマンの演技は素晴らしく。
映写技師さん、同僚達、スティーヴンの母、
周りの人達も、とてもとても素敵なのです。
私の知識や能力が足らず、
はっきりと何かを明確に掴めていませんが、
何かを考え続けられる良い作品でした。
監督の伝えたいことは多岐に及んでいるように思いました。
あと結構気まずいシーン多めなので‥注
PG12って幅広いのですね😆
暖かい文芸作品
starstarstarstarstar - 3年前
足の悪い老人の真似をして笑う青年。それを見て激しく叱責する普段は穏やかな女。その青年も黒人で周囲から露骨な差別を受けている。女は統一障害に苦しんでいて生き辛さを感じている。
映画はこうした重層的な差別と被差別の姿を80年代の映画と英国の社会を織り混ぜて、詩的に見事に描いている。分裂する性格をリアルに演じる主役も凄いが、周囲の人々の暖かい演技も心に沁みる秀作だと思う。
映画館 心が安らぐ場所
starstarstarstarstar - 3年前
音楽や光の使い方など、監督の映画と映画館への愛に溢れた作品。
まず、最初から最後まで、音楽がとても良い。最初のシーンのピアノの音で一気に映画館の世界に引き込まれる。
俳優陣の演技も素晴らしい。
とりわけ、ヒラリーを演じた、オリビアコール… 続きを読む
音楽や光の使い方など、監督の映画と映画館への愛に溢れた作品。
まず、最初から最後まで、音楽がとても良い。最初のシーンのピアノの音で一気に映画館の世界に引き込まれる。
俳優陣の演技も素晴らしい。
とりわけ、ヒラリーを演じた、オリビアコールマンの演技が秀逸。
心の病を抱える、映画館のマネジャーヒラリーを非常に繊細な演技で表現している。
緊張感や憂鬱、少女のような喜び、母のような優しさ、荒れ狂う怒りまで、豊かに演じられていて、観客の共感を呼ぶ人物像を作り上げている。
80年代のイギリス特有の社会問題、人種差別も取り上げながら、心を引き裂かれるような辛いシーンもある。
この映画の世界観に没入することで、誰もが少なからず持っている孤独感や寂しさ、不安から、束の間の安らぎを得ることができるだろう。
このストーリーの登場人物たちが、映画館を通じて、癒しと回復を得たように。
現代人何か思いませんか
starstarstarstarstar - 3年前
星の数が多いんで、予告の期待値と共に鑑賞。
結構長い113分。最近、監督の干渉メモリアル映画が多い。本作もその一つ。来週は、スピルバーグが。
イギリスのサッチャー政権における政治問題、人種差別、そして福祉の闇。その時代背景において、監督がど… 続きを読む
星の数が多いんで、予告の期待値と共に鑑賞。
結構長い113分。最近、監督の干渉メモリアル映画が多い。本作もその一つ。来週は、スピルバーグが。
イギリスのサッチャー政権における政治問題、人種差別、そして福祉の闇。その時代背景において、監督がどのように映画に向き合っていたかを垣間見る。
イギリスの福祉もそうだが、福祉そのものが最近やっと問題を明るみにすることが藪坂ではなくなってきた現代ではあるが、結局、今の世の中も大差ない優生思想と差別、格差の問題は続いている。
そんなことを思いつつ、映画内映画のノスタルジー、要所要所に見られる名シーンなどが味わえる。
決して大作ではない。正直なところ、何故、絶賛されているのかはわからないが、人生とは考え方次第、他人に決めてもらうのではない、自らが決めるものだと必死で叫ぶ主人公の言葉は、この現代において、意図して既存の選択肢を選ばされてしまう私達に投げかける究極のもののように感じたのは、私だけだろうか。