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父は憶えている ポスター

父は憶えている

4.2 105分 2023/12/1 (金) 公開
ドラマキルギス日本オランダフランス
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あらすじ

キルギスの村にひとりの男が帰ってきた。23年前にロシアに出稼ぎに行ったきり行方がわからなかったザールクだ。記憶と言葉を失ったその姿に家族や村人たちは動揺するも、そこに妻ウムスナイの姿はなかった。心配する家族や村人たちをよそに、ザールクは溢れる村のゴミを黙々と片付けるのであった。無邪気に慕ってくる孫、村人とのぎこちない交流に、穏やかな村の暮らし。そんな中、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれ変わっていく故郷の姿が、否応なくザールクに迫ってくる。果たして、家族や故郷の思い出は甦るのか?息子や妻の名前を再び口にすることはあるのだろうか?

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
アクタン・アリム・クバト
キャスト
アクタン・アリム・クバト ほか
配給
ビターズ・エンド

クチコミ

映画における人物描写とは

- 1年前
意外な所で効果を発揮する。この映画の場合母の再婚相手のジャイチが、どんな人物か、ジャイチの母親の態度と言動で、息子をどのような人間に仕立ててきたのか伺い知る事が出来る。大変得難い描写となっている。(例えばその描写がなくても映画は成立する。し… 続きを読む

意外な所で効果を発揮する。この映画の場合母の再婚相手のジャイチが、どんな人物か、ジャイチの母親の態度と言動で、息子をどのような人間に仕立ててきたのか伺い知る事が出来る。大変得難い描写となっている。(例えばその描写がなくても映画は成立する。しかしそれがある事で人物造形と物語の背景に想像以上の深みを与えている) この映画の中には、キルギスという日本から見れば地の果てと思えるほどの未開の地で、善い人と、悪い人と、どちらでもない普通の人々とが現れる。つまりは、どの国でも、どの時代でも、また、誰の人生でも変わらない人々が登場人物なのである。 しかし、やはりというか、だからこそというか、宗教家や政治家、警察官の腐敗は匂わせられており。こういう映画の役割を見ると、もし世の中の行政官や宗教家が、皆正しく行動していれば、もっと言うと、人間の行動が善だけでまわっているのであれば映画というものは、やがては役割を失う。 つまりは、そんな渡世は何処にも存在しない。その為に世の中は映画を必要としているのではないか? と、私自身改めて気付かされた映画である。

記憶と言葉を失っても

- 2年前

キルギスの広々とした空間が物語を支え、いい。日本や欧米ではもはや作れない作品世界がここにはある。監督自身が主演、監督の実の息子さんが息子を演じ、親子共演!記憶も言葉も失った父を連れ帰った息子の、「だってずっと会いたかった親父だから…」の言葉が胸にしみる。(元?)妻の深い思いが伝わってくる終わり方も秀逸。

Deko ネタバレ

覚えている

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

お父さんのためのパーティーにお母さんが来た。再婚先を自分の意思で出てきたのは服装で分かった。孫娘を遊ばせるお父さん、少しずつ、記憶が戻っている様子をそのように描いておいて、初めてお父さんが見せた反応らしい反応。お母さんの歌が聞こえてきて。誰のことも覚えていない感じのお父さんのことを支えるつもりで戻ることにしたのは、お父さんの人柄が再婚相手とは違う、尊敬出来るものだったことは、黙々とゴミを収集する姿で分かった。再婚相手の言動がゲスなことも分かりやすく描かれていた。

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