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おやすみなさいを言いたくて ポスター

おやすみなさいを言いたくて

3.0 118分 2014/12/13 公開
ドラマGノルウェーアイルランドスウェーデン
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場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
エリック・ポッペ
キャスト
ジュリエット・ビノシュ/ニコライ・コスター=ワルドー/ローリン・キャニー/アドリアンナ・クラマー・カーティス/マリア・ドイル・ケネディ/ラリー・マレン・Jr/マッツ・オウスダル
配給
KADOKAWA

クチコミ

誰の母なのか

- 10年前
まず初まりで心は掴まれた。暗闇に入り込む光、そしてその光はレベッカの眼にあたる。これはおそらくカメラというものの本質を表してるんだと思う。最初のカメラ=カメラ・オブスクラからファインダーで覗くカメラへ、この流れというか原理が最初何気ない形で… 続きを読む

まず初まりで心は掴まれた。暗闇に入り込む光、そしてその光はレベッカの眼にあたる。これはおそらくカメラというものの本質を表してるんだと思う。最初のカメラ=カメラ・オブスクラからファインダーで覗くカメラへ、この流れというか原理が最初何気ない形で表現されていてとても良かった。 もちろんその後の自爆テロの前の儀式的な行為、そして爆発と緊張感と驚きのある良い最初の10分だったと思う。 しかし、そのあと失速する。レベッカは家庭を気にする女になっているが、客観的に見てどう考えても母親ではないし、気持ちも何もかも紛争地とカメラと写真にある。これで家庭と仕事の板挟みとか言われてもな〜という感じがした。 さらに他の登場人物も皆気が弱いのか良い人なのか、イマイチ本当のこと言わないし、距離を縮めるような(あるいは最初から距離などないような)素振りで接する。最初の自爆テロで見せたような緊張感と洗練された感じはどこへ行ったのかと中盤は少しガッカリした様子で見ていた。 しかし、ケニアから帰り、家族がレベッカに本当のことを言い出し、避け出すと「お、いい感じじゃん」となり、長女がレベッカに向けてシャッターをきりまくるところでこの映画の1つ目の主題がようやく表れはじめる。それは撮る/撮られるの問題で、これは長女のスピーチでも述べられていたからおそらく監督の伝えたかったことなのだと思う。 さらに、レベッカが家族と別れ仕事に戻り、「やっぱり写真なんだね。じゃあもう少し母親らしくしないと、これじゃあ当然の帰結じゃん」と思っていた矢先に最後の最後でやられた。 最後、レベッカが少女の自爆テロの写真を撮れなかったのは自分の娘の姿と重なったからではきっとなく、レベッカが本当の意味で母親になったから、しかもそれは長女のスピーチの通りに「世界中の紛争地の子供」の母親なのである。 彼女はそれまで自分の心の中にある怒りに任せてとっていたが、この時ようやく被写体になる子供の気持ち=恐怖がわかってしまう(これは実は長女はすでにケニアでやっている)。この瞬間に紛争地の報道カメラマンとしてのレベッカは死に、母親としてのレベッカが生まれたという結末だと僕は思っている。 そうなると、中盤歯がゆい気持ちがしたレベッカの母親でなさというのも生きてくる。最後の最後で初めてレベッカは母親になるというプロットだったのかと思い、それまでの悪い印象が吹き飛んだ。

家族を犠牲にしても伝えたいこと

- 10年前
報道カメラマンの女性が、家庭を犠牲にしながら仕事を続けるか、それとも家族のために仕事を辞めるかという選択に迫られるという話。 良い映画だった〜。 お母さんに家にいて欲しいと願う家族の気持ちは分かるけど、世界で起きている紛争地帯の現状を伝… 続きを読む

報道カメラマンの女性が、家庭を犠牲にしながら仕事を続けるか、それとも家族のために仕事を辞めるかという選択に迫られるという話。 良い映画だった〜。 お母さんに家にいて欲しいと願う家族の気持ちは分かるけど、世界で起きている紛争地帯の現状を伝えられる人は、世界でもそう多くはない。 「世界にこの現状を伝えなければ」という使命感が、彼女の本来いるべき場所へと導いていく。 たとえ、その選択が家族を失うことになっても。 戦場という現場にたどり着いた瞬間に獲物を捕らえたハンターのごとく、鋭い目つきになるビノシュの演技はさすが。 今の時代、多くの人に見て欲しい映画。

共感できるか…

- 11年前

この母に共感できる人は評価が高いと思う。 今この不安な情勢下で、夫と子供がかわいそうに思えた私には「どうして!当然だよ。」としか言えない。

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