大いなる自由
自由になったのに、そこにあった自由は自分が思い描いていたものではなく虚しさだけが漂っていた。 切ない。
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第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の殺人犯ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所から直接刑務所に送られたことを知る。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる「頑固者」ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていく 。
©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions
自由になったのに、そこにあった自由は自分が思い描いていたものではなく虚しさだけが漂っていた。 切ない。
3つの時間の演じ分けが本当に素晴らしかった よくあるLGBTQ映画だろとレッテル貼りをしないでほしい。愛とは何か、自由とは何かを考えさせられる素晴らしい映画でした。 そして、とにかく画面のカットがかっこ良すぎて、惚れ惚れしてしまう。 ゲイであることを迫害された人たちが実際にいたことを、どこか忘れている平和ボケした私の頭をガツンと衝撃が走る作品でした。 最後まで見た後に、もう一度見させて!と思わずにはにいられない。
タイトルに相反して不自由で切ない作品だったけど 大いなる自由への扉が開かれる日をと願わずにはいられないメッセージが込められていた
欲求と愛、自分は本当の愛をまだ知らないのかもと気付かされた。死ぬまでに愛を知ることができるのか。
『大いなる自由』って、これかと終盤に意表をつく。まあ、もちろん、それだけじゃないけど、その名前にした意図がね。のめり込んでいた意識がすーっと、冷静になった。ハンスも、”自由“ってなんだって、ひいたんじゃないか。その自由にハンスは背を向けて、そこを出ていく。ビクを支えることを自分の自由意思で選ぶ。やっぱりね、友情。ハンスが去ってビクが依存性から立ち直れるのか心配だったから、ハンスの選択は残念じゃない。ハンスにかばってもらって、’自由’を楽しんでいたレオは、ハンスとは違って自分だけがかわいい勝手な人。ハンスが欲しかったのは、守りたかったのは、そんなものじゃないと思ったんじゃないか。だからラストはすがすがしい。いい映画。オスカーとの映像は美しかった。当時の事情、刑法、刑務所のシステムを知らずに見ても、あんまり親切じゃないけど、うまく説明になっていて注意して見ていると分かってくる。刑務所の中がこうなっていたのかとか少しずつ人物の過去とか分かってくるところとか、飽きずに見せてくれた。