苦い涙
自由な恋人に翻弄される姿は、滑稽でもあったけど、あんなに我を失えるくらい熱くなってみたい気もします。自分だったら、利用されてるだけだと感じたら、すぐ諦めてしまいそう。周りの人は当たられて、たまったもんじゃないな。とりわけ娘さんは悲惨だったな! アミールの本心はなんだかよく分からなかった。ラストは特に。 焼け石に水からもう20年か!しみじみ、年を取ったな。 (2024/04/13 キネカ大森)
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著名な映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)は、恋人と別れて激しく落ち込んでいた。助手のカール(ステファン・クレポン)をしもべのように扱いながら、事務所も兼ねたアパルトマンで暮らしている。ある日、3年ぶりに親友で大女優のシドニー(イザベル・アジャーニ)が青年アミール(ハリル・ガルビア)を連れてやって来る。艶やかな美しさのアミールに、一目で恋に落ちるピーター。彼はアミールに才能を見出し、自分のアパルトマンに住まわせ、映画の世界で活躍できるように手助けするが……。
© 2022 FOZ - France 2 CINEMA - PLAYTIME PRODUCTION ©Carole BETHUEL_Foz
自由な恋人に翻弄される姿は、滑稽でもあったけど、あんなに我を失えるくらい熱くなってみたい気もします。自分だったら、利用されてるだけだと感じたら、すぐ諦めてしまいそう。周りの人は当たられて、たまったもんじゃないな。とりわけ娘さんは悲惨だったな! アミールの本心はなんだかよく分からなかった。ラストは特に。 焼け石に水からもう20年か!しみじみ、年を取ったな。 (2024/04/13 キネカ大森)
盲目的愛に狂ったピーターが哀れ。 いつもドMなカールの最後のサディスティックな態度がすごく良かった。
ファスビンダーにしかみえない主役を見ると、オゾン監督はファスビンダー作品の設定をレズビアンから男性2人に変えただけではなく、ファスビンダー自身の苦い涙を描きたかった、のだろうか。 そうとしか思えない。 ファスビンダーって、こんな感じだったんだよね。 そうオゾン監督が語っているようだ。 (オゾン監督とファスビンダーの関係性など全く知らないが。) 事実ファスビンダーが若い男性に翻弄されていたのかは知らないが『ファスビンダーのケレル』を観るとブラッド・デイヴィスのフェロモンの凄さにクラクラして耐えられなかった。 きっと監督のファスビンダーが悶えて悶えて、その激情が映し出されたのだろうと思った。 主役がファスビンダーに似ているのならば、ファスビンダーの恋心を苦しませた奔放な若い男は、演じた俳優ハリル・ガルビアに似ていたのか。 そのハリル・ガルビアさんなのですが、お笑い芸人の霜降り明星せいやさんにしか見えなくて。 違う違うスタイルや若さが違うと自分に言い聞かせたが、せいやがカツラを被って肥った中年男性をもてあそんでいるコントを観ているみたいで。 困りました。 (イザベル・アジャーニさんが素敵で、活躍する姿が観られてうれしかった。)
愛はヒトをホンキで狂わせる。 ファスビンダーのオリジナル(1972)は女性だったらしいんだけど、オゾンは男性で再創造(リメイク) ここまでヒトを愛せたら本望。(ワタシはカールがタイプです) —— オゾン&ファスビンダーといえは、ワタシがオゾンにハマったキッカケの作品『焼け石に水』。サントラ買うほどハマったのに内容全く覚えておらず。2000年くらいの作品。予告ググったらこれまた良き。再見必須。 そして、映画タイトル『苦い涙』。苦い涙といえばthe three degrees。後に東京スカパラダイスオーケストラのファーストアルバム『スカパラ登場』にカバー曲が含まれていたりする。カラオケにあったら是非歌いたい一曲。 https://youtu.be/y87E04egvco