☆4.2
パンフレットのコバ(小林幸一郎)とナオヤ(鈴木直也)のインタビューや水上賢治氏の寄稿文でも述べられているが、障害者が何かするときフォーカスされがちな苦労や挫折、それを乗り越える努力や葛藤、波乱万丈な人生ではなく、とにかく「大変だけど登るのっ… 続きを読む
パンフレットのコバ(小林幸一郎)とナオヤ(鈴木直也)のインタビューや水上賢治氏の寄稿文でも述べられているが、障害者が何かするときフォーカスされがちな苦労や挫折、それを乗り越える努力や葛藤、波乱万丈な人生ではなく、とにかく「大変だけど登るのって楽しい」「人生って楽しい」という感情が全面に伝わってくる。 まさに『ライフ・イズ・クライミング!』 (ただ、パンフレットを読むと自然保護区の撮影許可が下りなかったり、再設定したスケジュールのタイミングでコロナが流行したりと、もともと大変なクライミング撮影以上に苦労したことがわかる) 真っ赤な砂岩が広がる広大な手つかずの自然、焚火以外の光源が存在しない夜の月の明るさ、暗い大地を照らす朝日の眩しさという映像美もさることながら、コバがナオヤと協力してStolen Chimney(ストールンチムニー)を登り切ったときの達成感ある笑顔はなにより輝き、見ているこちらも爽やかな風を感じるようだった。