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ランガスタラム ポスター

ランガスタラム

4.0 174分 2023/7/14 (金) 公開
インド
チケット予約

あらすじ

1980年代のアーンドラ・プラデーシュ州中部、ゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯、ランガスタラム村。チッティ・バーブ(ラーム・チャラン)は、モーターを使って田畑に水を送り込むことを生業にする労働者。難聴で、他人の声がよく聞き取れない障碍を持っているが、さほど気にせずに毎日を楽しく暮らしている。彼は近所に住むラーマラクシュミ (サマンタ)に惚れて、調子はずれな求愛をする。一方、村は「プレジデント」を自称する金貸しブーパティによって牛耳られている。チッティ・バーブの兄で中東ドバイで働いているクマール・バーブは、帰省した際にプレジデントが好き放題にする故郷の村の有様に心を痛め、州会議員ダクシナ・ムールティの力添えで、村長選挙に立候補して政治家として村の生活を改善していこうと思い立つが……。

場面写真

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キャスト・スタッフ

監督
スクマール
キャスト
ラーム・チャラン/サマンタ/プラカーシュ・ラージ ほか
配給
SPACEBOX

クチコミ

インド映画ファン以外にも見てほしい

- 3年前
※一般公開前の自主上映で鑑賞。 インド映画ファンではない、映画や舞台ファンの方にも是非、見てほしい一本。 演技、音楽、脚本、全てが生きた、物凄い作品です。(暴力シーンが苦手な方はご注意ください) インドの知識がなくても物語として楽しめます… 続きを読む

※一般公開前の自主上映で鑑賞。 インド映画ファンではない、映画や舞台ファンの方にも是非、見てほしい一本。 演技、音楽、脚本、全てが生きた、物凄い作品です。(暴力シーンが苦手な方はご注意ください) インドの知識がなくても物語として楽しめます。心に強く残るだろう作品のため、元気を出したくて見る作品には向いていないかもしれません。 【↓ネタバレはありませんが、少し内容に触れます】 主人公はろうの青年ですが、補聴器を使うと声を聞くことができます。それが物語の中で重要な役割となり、話に引きずり込まれます。小道具一つまで考え抜かれており、隅々まで目が離せません。ぜひ何回か見るのをオススメします。 一政党が牛耳ったとある村のお話。開幕が楽しみです!

☆2.9

- 3年前
身分制度のイデオロギーが政治思想や人間関係以上に絶対的な格差と価値観となっているインド社会の闇を描いた後半、特に冒頭から途中までの相関図をひっくり返すラスト10分の巻き返しが圧巻。 拒絶し続けた補聴器を使えるようになったのは本来なら良いこと… 続きを読む

身分制度のイデオロギーが政治思想や人間関係以上に絶対的な格差と価値観となっているインド社会の闇を描いた後半、特に冒頭から途中までの相関図をひっくり返すラスト10分の巻き返しが圧巻。 拒絶し続けた補聴器を使えるようになったのは本来なら良いことの筈なのに、使い始めた経緯を考えるとチッティの「成長」に胸が締め付けられる。 ただ、前半の冗長なシーン(お約束的なヒロインとのラブコメは全般的に)はない方が、中途半端にウケそうなエンタメ要素を雑多に詰め込んだ印象にならず社会問題を描いたテーマと人物像にキレのあるストーリーになったのでは。 というのも、ヒロインのラーマラクシュミと関わるとチッティが無意味に、というか悪い意味で無神経で身勝手で幼稚な人物になってしまうのだ。純粋とも言えるほどの能天気さや思ったことをすぐ言い行動する直情的な面は家族や村の人々、助手とのやりとりでわかるし、後半のハードで執念深い一面も兄と先生がいれば十分、女好きな面を描きたいなら男友達に誘われて踊り子を見に行くシーンで事足りる。間違っても彼女を妻として実家に連れて行って食事をする団欒の途中に、妻と家族たちを(それも屋外地べたに)置いて見に行く流れではない。 そもそも二人の出会いの時点で、彼女の沐浴をわざとではないとはいえ見ておいて一度も謝っておらず、その後も彼女のことをジロジロ見ておいて(エレベータ・アイというセクハラ行為)、「目のやり場がないから隠せ」とハラッサーの常套句を言う。 また後日、彼女が他の男から「いける」と揶揄われたことに怒り暴れるが、何と言われたのか彼女自身から聞こうとすらしていないし、その後彼女のケアもしていないことから彼女の為に怒ったようには見えない。無意識に「自分のモノ」だと思っていた女が他の男から粉をかけられから所有者面してキレた、即ち自分の為に見えてしまう。というか頭に来たら人前でも他人を殴って暴れる男など恐怖の対象でしかないのに、なぜ惚れられるのか、余りにもチッティにだけ都合の良い展開である。百歩譲って自分のために怒ってくれたのだと彼女が解釈して好意を持ったとして、彼女が伝えようとする言葉は声が小さいと聞こうともせず、相手の好意を知るも確認や約束をせず夜勝手に彼女の家族もいる家に侵入して拒絶されると性悪女だと罵るようでは百年の恋も冷めるだろう。一方的に気に入っておいて手に入らないと攻撃するとは、悪質ナンパ師かイソップ童話の狐だろうか。 それでもチッティに愛想が尽きなかったラーマラクシュミの押しの一手で二人の思いが通じるも、直後の2日間の警察の拘束から解放された後、彼女のことを気に掛けるどころか思い出すこともない(ついでに出てすぐ兄に遅いと文句を言う)。借金が不正に増額されていると抗議した彼女が人前で馬鹿にされてもその内容を教えられてもフォローしないどころか笑っている。祖母が前任のプレジデントに身を売って稼いだと誹謗中傷・嘲笑されたらあんなに怒れるというのに。 その後の台詞も「ラーマラクシュミは俺のだ」「金もラーマラクシュミも要らん、だが兄貴に投票しろ」「お前が好きだが兄貴のことも好きなんだ」。終盤は2年も放っておくし……もう本当にこいつの一体どこが良いのだろう。これでは度々永遠の少年とか、いつまでも子どもだからとかいう言葉で正当化されてきた男性の幼稚さと身勝手さと暴力性の悪魔合体に他ならないではないか。 敢えてラーマラクシュミを登場させるなら、彼女の父親に「耳の聞こえない男と結婚なんて」などと言わせたり、ありきたりだが彼女の一言や存在でチッティが何かに気づいたり奮起したりした方が、取ってつけたような「チッティは耳が聞こえなくても心が綺麗だ」という村人のフォローよりも障碍者への差別意識や社会的地位、結婚の難しさ、彼女が長尺で存在する意味を描写できたのでは。 《余談》 ①言いたいことをはっきり言い、冗談を言うユーモアがあり、夫がいなくなっても一人で生きる技術力があり、むしゃくしゃした男と一緒になってやけ酒を飲み、プレジデントの闇にも関係があり、男のいない女の扱われ方という女性差別も描写できる、超絶ファビュラスなおば様が最初から登場していたのだから、彼女をもっと活かして欲しかった。 ②チッティの兄クマールが優しいインテリ爽やかイケメン(※ただしシャツの下の胸板は厚い)で、メガネを外した時の目が濃いメンツの中で大変涼し気で素敵でした。 (字幕翻訳:加藤豊)

色々てんこ盛りをどう見るか?

- 3年前
インドでは娯楽と言えば映画だそうで、まさに今作はそれを象徴した様な作品。 笑いあり涙あり、ダンスありアクションあり、恋愛あり挫折あり等々と、入れられるモノは全て入れましたと言わんばかりのてんこ盛り状態。 多分、インドではこれで正解だと思い… 続きを読む

インドでは娯楽と言えば映画だそうで、まさに今作はそれを象徴した様な作品。 笑いあり涙あり、ダンスありアクションあり、恋愛あり挫折あり等々と、入れられるモノは全て入れましたと言わんばかりのてんこ盛り状態。 多分、インドではこれで正解だと思います。 一本観れば、色んな人が、それぞれに楽しめる。 ただ、欧米やアジア諸国、特にジャンル物が好きな日本ではこんなにゴチャ混ぜの作品はどう感じるのでしょうか? ある程度テーマや方向性を絞ってコンパクトにした方が「映画を観た!」という充実感が味わえる気がします。 特に時間に追われてる現代人(インドがそうでないという意味ではありません)にはダラダラとありきたりな(浅い)雑多なエピソードを長時間(今作は174分)観る余裕と価値観はあまり無い様に感じます。 その点、前にヒットした『RRR』は《今作に比べると》テーマ性がはっきりしていたので長時間(今作を上回る179分!)でもいくらか観易かった様に思います。 時間の流れの違いでしょうか。 ただ、今作に限らずインド映画には勢いというか熱量を感じます。 特に今の邦画の、どこにも目を配らなくちゃいけない当たり障りのない映画作りにはない情熱の様なモノを。 まぁ、邦画にも情熱はあるんでしょうけど… コンプライアンスとか何とか、ヤな御時世ですw

ていこ ネタバレ

クマール兄ちゃんが好き

- 3年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

やさしくて、頭がよくて、弟溺愛のクマール兄ちゃんがとても好き。なので、後半辛くて辛くて。。 チッティとラーマラクシュミのその後を考える。どうか幸せになっててほしい。

重い

- 3年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

前半は素朴な農村を舞台にいつものいきなり群衆の踊りが始まる気楽な内容。後半は村人が貧困に喘ぐ原因となっている村の制度に疑問を持つ青年が現状を改めるべく選挙に立候補し権力者に立ち向かうが、不穏な空気が漂い始めた後に暴力の嵐。そして大どんでん返し有りで、最後は後味の悪いものでした。純粋な人を怒らせたら怖い。 下位カーストの村人を人とも思っていない少数派の上位カーストの人々と、そんな権力者の元で理不尽なまでに搾取されまくるが、それが当たり前になっていて声をあげることすらしない多数派の下位カーストの村人達。男性に品定めされ、揶揄われ、所有物のように扱われる女性たち。カーストや性別のしがらみがある中逞しく生きる人たち。これが40年前のインドの農村の日常らしい。 村人の衣装や神々のコスプレが可愛くてほっこりした。

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