予想外すぎた
starstarstarstarstar - 2年前
認知症の話という知識で見たら
予想と違いすぎて驚きました。
藤竜也さん、森山未來さんの
リアルすぎる演技にあっという間の時間でした。
多くを語らず
余白から感じるものが多い作品です。
見る度に感じることのある作品なので、上映期間にまた… 続きを読む
認知症の話という知識で見たら
予想と違いすぎて驚きました。
藤竜也さん、森山未來さんの
リアルすぎる演技にあっという間の時間でした。
多くを語らず
余白から感じるものが多い作品です。
見る度に感じることのある作品なので、上映期間にまた見に行きたいと思ってます。
舞台挨拶にて監督から
鏡を使った表現について「鏡を鏡として使用してる人は1人しかいない」というお話がとても興味深く、初見でも気付けましたが、改めて確認したいと思っています。
大いなる不在
starstarstarstarstar - 2年前
公開2日目に鑑賞。
「父親の認知症」という僕にとっても身近なテーマに惹かれて観てきました。
息子と父親の関係をサスペンス仕立てで描く展開に引き込まれた。予想外のオープニング展開は驚愕。
終わってみれば、これは愛の物語だったと気づかされる。
近浦監督のフレームワークも印象的で、久々に心に残る邦画に出会えた気がします。他の作品も観てみたくなりました。
近寄りがたかった父から、生き方の不器用な父へ
starstarstarstarstar - 2年前
間違い電話で110番に事件性を仄めかし、警察介入で施設入所となった父との再会…。
時間も距離も離れ、凝縮された想いから再婚した二人にとって、そのイメージの中で連れ添ってきた関係性では、変わりゆく相手を受け止めるのに困難を極めたのかもしれま… 続きを読む
間違い電話で110番に事件性を仄めかし、警察介入で施設入所となった父との再会…。
時間も距離も離れ、凝縮された想いから再婚した二人にとって、そのイメージの中で連れ添ってきた関係性では、変わりゆく相手を受け止めるのに困難を極めたのかもしれません。
偏屈で近寄りがたかった父は、実は生き方が不器用な男にすぎず、自分と母が捨てられたと言うよりも、実は何か必然のようなもので直美の方が引き寄せられたのだと解った時、遠い存在だった父の人生は自分の人生に引き寄せられ、長生きしてほしい想いも湧いてくる。
認知症のエピソードはリアルですが、アクションとアクションの間に、茫漠として弛緩した相貌があるはずでは…と想像しました。
森山未來さんのナチュラルな演技が光ってましたね。
大いなる?不在?
starstarstarstarstar - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
藤竜也と、森山未來の演技合戦。双方良い。
大学教授という元の身分、自らの過去にすがりつく、
老いた父親。長きに渡り、未交渉の息子、森山未來は、はじめは不本意ながら、やがてはこの老人に対してもおそらく生来の?優しさを示してゆく。
決して許せた訳でもないだろうに。
しかし、高齢と認知症の問題は、頑然と横たわる。
自分の問題と重ねたりして色々考える。しかし藤竜也演じるこの男の身勝手ぶりは目に余る。おそらく認知と高齢と関係ない自己中心型の恥ずべき人間だと思う。元々好きだった女と結婚出来なかった?と、分別盛りの40も過ぎて好きだった女に恋文を書き、実際に暮らしはじめる。置いてかれた家族は…どうなるのか?2つの家庭を崩壊させて平気な顔?である。いい年した大人が恋を貫くなんてロクなコト起こらない。
恋を貫くのは若者の特権に決まっている。
その為に何人もが不幸になり、しかも取り返しがつかない、トラウマにもなる。この映画ではその証人が。原日出子の妹と、息子なんだろな。ひどい副作用を出している。
かくも身勝手な不在である。
個人の判断に委ねる。
starstarstarstarstar - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
感受性豊かじゃないと今作品の良さは伝わらないかもしれない。正直、推察しかできないのでこういうことでは?ということを纏める。
インテリで頭が良いことを家庭でも誇張したがる主人公卓の学者だった父陽二は重度の認知症を患い施設に保護されていた。およそ5年ぶりに二人は会話をするのだが、陽二はいつもと変わらない頭の良さを見せつけるも言うことは支離滅裂だった。
卓が5年前に大河ドラマに出演することを報告に行った際には、相変わらず自分の知識ばかり押し付けることには変わりないが、そんな陽二を理解し接している再婚相手の直美はあたたかく卓を出迎えた。
劇中では陽二が認知症になる前と認知症になってからの姿がいったりきたり。
それで次第に答えとして見えたのはあれだけ陽二に従順だった直美がしびれを切らし家を出ていったシーンのとき。認知症の症状がかなり進行しており、直美ですら理解できないようになっていた。あれだけ車の運転を許さなかったのに、別れたい意思が伝わったのか陽二は直美の頰を優しく撫でてキーを渡した。
直美の息子の塩塚の狙いが何なのか。
卓に嘘をついてでも何を問い詰めたかったか?
直美の妹の朋子がなぜ姉の代わりに宅配弁当を継続的に手配したりしていたのかも謎である。階段から突き落とされているにも関わらず。
それがもし、離れて暮らすことを決意した直美の陽二に対する思いだとしたら?
ラストの満潮の長部田海床路に向かうシーンは直美の最期だったのかもしれない。直美は陽二が認知症だとわかってはいたが、自分ひとりでは対処しきれず悩んでいたのだろう。
直美の死を通して親族が陽二に対する溜まりに溜まった不満があったのかもしれない。
塩塚の狙いは多分入院費じゃなく慰謝料だったかも。陽二も直美もお互い結婚して子供がいるにも関わらず一緒になることを選択した。
卓は母親を捨てたことを陽二を許さなかったが塩塚の場合は例外だったのだろう。離れても親子の絆は断ち切らなかった、だから見返したい気持ちがあって卓の前に現れたのでは?一方の卓は陽二との関係が遠くなるにつれ疎遠となり、父陽二について訊ねられても答えられなくなっていた。
卓が最後に施設の職員に対して話した延命治療の話も、父を知り、父の直美に対する恋を理解し、許せるようになっていたのではないだろうか。
答えがわからん分推理するしかない。