パワフルで、可愛い88歳の魔女
部屋·ファッション·生き方すべてが、おしゃれで、憧れる。特にブラジル時代の少年(もうおじいちゃんになってたけど)の再会のシーンが良かった。私も残り時間で、たった一つの魔法を見つけたい。
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「魔女の宅急便」の作者として知られる児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー。鎌倉の自宅では自分で選んだ「いちご色」の壁や本棚に囲まれ、カラフルなファッションと個性的な眼鏡がトレードマーク。一方、5歳で母を亡くし戦争を経験。結婚後24歳でブラジルに渡り、34歳で作家デビューするなど、波乱万丈な人生を歩みながら、持ち前の冒険心と好奇心で幾多の苦難を乗り越えてきました。“想像力こそ、人間が持つ一番の魔法”と語る角野栄子とはどういう人物なのか?88歳のキュートな“魔女”が、老いや衰えさえも逆手にとって今もなお、夢いっぱいな物語を生み出す秘訣とは。
©︎KADOKAWA
部屋·ファッション·生き方すべてが、おしゃれで、憧れる。特にブラジル時代の少年(もうおじいちゃんになってたけど)の再会のシーンが良かった。私も残り時間で、たった一つの魔法を見つけたい。
鮮やかないちご色の本棚にはたくさんの絵本や小物。 ガラスの飾り棚には人形や小物がぎっしり。 気に入った生地で仕立ててもらうという全て同じ型のAラインワンピース。 1冊書き上げるごとにご褒美で買うカラフルな眼鏡に、これまたカラフルなキャンディのようなアクセサリー。 広くてきれいなキッチンで作るのはシンプルで旬の素材を使った朝ごはん。 よく食べ、よく働き、良く歩き、よく話し、よく笑う。 薄っすらと光り輝くような美しい映像の中、生き生きと躍動するチャーミングな88歳の姿は、見ているだけで元気が貰えそうだ。 自分なりのルーティーンを持ち、好きなもの、自分に合うものに囲まれて生きる角野さんの暮らしの眩しさに「こんな生き方できたらなあ」と目を細めたとき、一見すると正反対の暮らしを送る、映画『PERFECT DAYS』の平山を思い出した。 自分の型を持ち、自分で選んだ「好き」に囲まれる姿は、流行や広告、SNSで拡散されたバズアイテムに踊らされてしまう現代人から見ると憧憬を抱かずにはいられない。 《余談》 全体的に一つひとつの話題に対して思想や体験談を深く聞くようなシーンが少なく、どこかエピソードの総集編のような印象を受けたが、そもそもNHKのEテレ「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」(各回30分)が元になっているとのこと。 戦争の経験や社会、自由に対する思想についてもっと深堀してほしかった。 《パンフレット》 127頁フルカラーの公式ブック(1,760円)。文字やパンフレット独自の内容は少ないが、本作の内容はほぼ網羅されている。宮川監督、藤倉大(作曲家)、栄子さんの娘りおさんの寄稿文あり。
たまたま見ていたテレビ番組で彼女の事を知り、可愛らしさに魅了され映画化されるというので楽しみにしていました。淡々としたドキュメンタリーなので華々しい展開等はありませんが、角野さんのチャーミングな所は随所に散りばめられていて、お話される言葉も興味深く共感出来る部分がありました。いつも元気で明るい角野さんの涙に切なく胸が熱くなりました。 彼女の事をよく知らない方にも見て貰いたいです。私もあんなおばあちゃんになりたい‼️