素の前澤友作はまあまあイケるか
starstarstarstarstar - 2年前
永遠の少年などと形容される大人にゾッとしないと思っていたが、宇宙に行って人生観とか変わらないといけないわけ?とか愚痴ってる彼には好感が持てた。ネットニュースになる前澤像しか知らなかった身としては、好感度アップ。映像の切り取り方だけの問題だと… 続きを読む
永遠の少年などと形容される大人にゾッとしないと思っていたが、宇宙に行って人生観とか変わらないといけないわけ?とか愚痴ってる彼には好感が持てた。ネットニュースになる前澤像しか知らなかった身としては、好感度アップ。映像の切り取り方だけの問題だとしても。
どの競技にも常に一流の補欠がいるのは理解していたが、なるほど飛行士にもバックアップ要員がいたのかということが目から鱗で面白かった。そして彼が打ち上げ後様々な感情が込み上げた号泣していたのが非常に印象的だった。
普通の人間でも宇宙に行けることを証明したいと前澤氏が発言するたび、あなたは大富豪で普通の人ではありませんと心の中で訂正してきたが、宇宙に行きたいと思い始めた頃は、確かに彼は普通の少年だったのよね。
ともあれ面白いドキュメンタリーだった!普通の飾らないドキュメンタリーだった!
☆2.2
starstarstarstarstar - 2年前
自分自身、誰かの稀有な体験や努力を描いたドキュメンタリー作品を見て、感動や希望を抱いた多くの人々の一人である。
前澤の日本人初の民間人による宇宙旅行は注目を集めたし、彼のリアルタイムでの中継や本作を観て感動した人もいると思う。宇宙旅行のため… 続きを読む
自分自身、誰かの稀有な体験や努力を描いたドキュメンタリー作品を見て、感動や希望を抱いた多くの人々の一人である。
前澤の日本人初の民間人による宇宙旅行は注目を集めたし、彼のリアルタイムでの中継や本作を観て感動した人もいると思う。宇宙旅行のために支払う莫大な費用や9か月に及ぶ訓練を安易で取るに足らないことだと言うつもりもないし、ましてや宇宙研究に携わる人々や宇宙飛行士の活動を貶める意図も一切ない。
回転椅子、ティルトテーブル、セントリフュージョン、リークチェック、パラボリックフライトなど、民間人が宇宙に行くまでの手術さえ受ける搭乗条件や専門機器、トレーニング内容、ソユーズや国際宇宙ステーションの内部映像といった情報の希少性も、映像やインタビューをスタイリッシュに見せる演出技術など、本作の映画としての魅力は確かにある。
ただ、たとえ個人的な「夢」が、経済発展や平和や感動を与えることに貢献しなかったとしても、ただ個人として自信を持って叶えれば良いだけのことを、出演者からSNSのコメントに至るまで称賛コメント「のみ」抜粋し、情感的な劇伴を付けてさも何らかの偉業や貢献を成したかのように正当化する構成がシンプルにダサい。
宇宙ステーション滞在中、「宇宙に行って何か変わったか」と繰り返しインタビューされることに「正確に伝えなきゃいけない責任感や変わんなきゃいけない圧力を感じる。勘弁してよ、ただの旅行だから。いいじゃん今のまんまで」と前澤自身が発言した通り、単なる個人の珍しい旅行の記録として、いっそ究極の娯楽として描けば潔かったし、エンターテイメント作品として十分魅力的に作れたはずだ。
むしろ、宇宙旅行を前に高揚感が隠せずはしゃぐ姿や、「海外に行って価値観が変わったと言う大学生」のような素の前澤の反応を全面に出した上で、終盤にロシアによるウクライナ侵攻を受けて彼が2022年2月25日にX(Twitter)に投稿した写真やメッセージを出せば、そのギャップと創業時から一貫した彼の思いをより印象深く描くことができたのではないだろうか。
さて、そもそもだが、ここからは「宇宙旅行」そのものの描写に対する批判である。
まず、前澤たちがロシアへ向かう折に利用していたプライベートジェットだが、これは欧州NGOのトランスポート・アンド・エンバイロメント(T&E)が
「1時間当たりのCO2排出量が2トンと、EU域内における一人の平均排出量の数カ月分に相当し、旅客一人当たりの排出量は商用ジェット機の5~14倍、高速鉄道の50倍にも上る。旅客一人当たりや移動距離1km当たりで見れば、既存の移動手段の中で最も環境汚染がひどい」
と報告している。
また、宇宙旅行も世界不平等研究所(World Inequality Lab)に
「1回の宇宙旅行で排出される炭素は、排出量が少ない下位10億人が一生で排出する炭素量を上回る」
と批判されている。
なお、作中では一切費用について触れられていないが、ソユーズでの宇宙旅行の夢を叶えるための費用は1人約100億円だ。(『ZOZO創業の前澤さん、宇宙ステーションに到着』,BCC NEWS JAPAN ,2021年12月9日記事)。
打ち上げ前日の記者会見で「宇宙に一般の、僕みたいな人でも行けるんだという夢や希望を与えたい。挑戦しない人生はありえない。見ている人たちも諦めず粘り強く夢を叶えてほしいね。」と前澤は言う。
日本は今や約7人に1人の子どもが日々の食事にも困窮する国だ。そんな家庭の子どもに「夢は叶う。(ただし普通の人が一生を掛けても手に入らない金が払えることが前提で)」と言うのだろうか。
その子が夢を叶えられないのは夢を見ていないからだろうか。夢への思いが弱いからだろうか。努力が足りないからだろうか。宇宙に行きたいと夢見る子どもたちを、彼らは宇宙ステーションに招待でもしてくれるのだろうか。
参加者一人ひとりに丁寧なメディカルチェックを行い、改善点を指摘する医師たちをはじめ、前澤を「穏やかで繊細な良い人だ」「個を持ち、若くして成功を掴んだこういう人が宇宙へ行くのだろう」と称賛するアレクサンダー船長、宇宙ステーションで迎えてくれる宇宙飛行士たちなど、前澤が宇宙旅行で関わる人々は一様に協力的かつ友好的だ。
しかしそれは単に、彼らにとって前澤たちが億単位の金を払ってくれる「客」であると同時に、宇宙開発事業の宣伝をしてくれる存在だからに他ならない。なんなら旅行者が「感動体験」を持ち帰り、超富裕層から新たな参加者が現れるなり、何十万円もする打ち上げ見学ツアーの客数が増えるなりすれば彼らにとってはありがたいことこの上ないだろう。
持続可能性皆無の豪華さを満喫している超富裕層が、青く美しい惑星の多くの資源と環境を食い潰した上に成り立つ「感動」を「夢」と言う言葉で美化・正当化している欺瞞は醜悪と言う他ない。このような環境面や一番のハードルである費用面に一切触れず、批判的な視点を一切を排除した「美しい」展開を進むが故に、本作は完全商業化された「宇宙観光ビジネス」の華やかさの影を、より黒々と描いてしまったように思えてならない。
NO WAR
starstarstarstarstar - 2年前
前澤氏がISSに行くまでと帰ってくるまでのドキュメンタリー
映画にする目的でなく記録として撮っていたものなので物語性のある盛り上がりはあまりない
しかし その淡々とした雰囲気がリアルである
そのうちにNHKとかでやりそう
ソユーズの打ち上げシーンは迫力があり感動できた
平和
starstarstarstarstar - 2年前
過酷な訓練を乗り越えて前澤さんが宇宙へ行けたのは、奇跡に近い状態だったんですね!
本作は是非ともプーチン氏に観てもらいたい!と言うか、強制的にでも見せたいと思いました。
えらい人に見てほしい
starstarstarstarstar - 2年前
まず皆さんにお伝えしたいことは、このドキュメンタリー映画は、当初作られる予定ではなかったということ!
監督のトークショーで知ったのですが、ぜひともこの事実を踏まえて観ていただきたい。
宇宙飛行士には必ずバックアップ要員がいます。
むしろ普… 続きを読む
まず皆さんにお伝えしたいことは、このドキュメンタリー映画は、当初作られる予定ではなかったということ!
監督のトークショーで知ったのですが、ぜひともこの事実を踏まえて観ていただきたい。
宇宙飛行士には必ずバックアップ要員がいます。
むしろ普通の宇宙飛行士は、日々トレーニングを積みながら何年も指名されるを待つ…全員がバックアップ要員だと言えるでしょう。
前澤氏のすごいところは沢山あるのですが、まずは
お金の力で宇宙に行けることと、
お金の力だけでは宇宙には行けないことを伝えているところ。
そして、それらの記録を残したところ。
新幹線や飛行機に乗るように、お金を出して座っていれば宇宙に行けるわけではない。
宇宙に行く為には、宇宙行く為の体を作らなければならないのです。
様々なトレーニングがあることは想像していましたが、思った以上にハードでした。
自分自身の強い意志と努力が必要不可欠。
そして、これらを記録として残す為に、最初からカメラマン1名とバックアップ要員2名を用意していた!
1人分だけでも相当なお金がかかるだろうに、4名分の準備費用を出していたなんて。目玉が飛び出ます。
結果的にはカメラマンが無理になって、バックアップだった平野陽三監督が繰り上がり。それでも3人分の準備費用は払ってる。しかも手術費まで!!(←詳しくは是非ご覧いただきたい)
お金の話しばかりで下世話ですが、大事なことです。
当たり前ですが、バックアップ要員にも全く同じトレーニングを受けさせるわけですよ。お仕事として。
資本主義すげーな。
自撮りレベルではなく、自分専用のカメラマンを従えて、ガッツリ記録に残すという発想!お金持ちYouTuberは違いますね。
てっきり最初から映画化までを視野に入れていたのかと思いましたが、
監督の話しによると、地上に戻ってからウクライナの戦争を受けて、映画を作ることを決心したそうです。
ロシアでサポートしてくれた人々が戦いに巻き込まれている。。。
宇宙で同じ事ばかり聞かれるインタビューに対してのぶっちゃけトークも面白い。
身も蓋も無いけど、実際そんなもんなんかもね。本音のところ。
それだから、地球を見て感じたことと、地上に戻って感じたことも本音だと思える。
どちらも、宇宙から地球を見た人だから説得力のある、とても素敵な言葉です。
NO WAR
監督がこだわったと言う、打ち上げシーンの迫力が凄い!
全身に地鳴りを感じました。
新池袋文芸坐の爆音上映でズボンの裾がはためいた時も驚きましたが、音って震動なんですよね。
ぜひ良い音響で体感していただきたい!
そして続編は月!
今度は最初から映画にするつもりで。