☆3.1
「女を差別しよう」と謳う文化はない。多分。しかし男尊女卑という差別思想はあらゆる文化に組み込まれている。 特に伝統やしきたりが色濃く残る地方では、それこそ夏が来て冬が往くように自然に女性は家に縛られ、時に切り離される。 (NHKクローズアッ… 続きを読む
「女を差別しよう」と謳う文化はない。多分。しかし男尊女卑という差別思想はあらゆる文化に組み込まれている。 特に伝統やしきたりが色濃く残る地方では、それこそ夏が来て冬が往くように自然に女性は家に縛られ、時に切り離される。 (NHKクローズアップ現代で「地方を去る女性たち」というテーマで特集が組まれ、「地方へ移住婚した女性に60万円支援する」という政策が大炎上した国からすると全く笑えない。マジそういうとこだぞあの政策考えた奴は19世紀からお越しのタイムトラベラーか) 家族の「絆」という言葉の9割の煩わしさと1割の愛おしさを感じた。 絆 ①人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。 ②馬などの動物をつないでおく綱。 余談 伝統文化として根付いた男尊女卑の根深さを緻密に描いた現在のシーンに対して、他の描写のレベルが足りていない印象だった。 まず、何らかの問題を抱えた登場人物たちが幕の内弁当的というか、説明台詞になっていたように感じられた。(特に次女と長男) また、主人公佳妮が、子ども時代に思いをはせる際、かなり深刻で複雑な表情をするのでどんな過去があるのかと身構えたが、回想自体は内容が薄くありきたりな展開、大事なはずの事故シーンも勢いがなく、拍子抜けしてしまった。