重厚なブラックミュージカル
黒人が奴隷としてしか扱われなかった時代、唯一の妹と離れ離れになりながらも苦悩と苦労の時を経て女性らしい生き方を手に入れたいセリー。ミュージカル調の生き生きとした作品でした。
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優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出すー。
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黒人が奴隷としてしか扱われなかった時代、唯一の妹と離れ離れになりながらも苦悩と苦労の時を経て女性らしい生き方を手に入れたいセリー。ミュージカル調の生き生きとした作品でした。
ストーリーは、知っていたので、感情移入しましたが、ミュージカルにした良さが余り感じられませんでした。
時代が分かり歌、音楽の魅力が詰まった後味のいい映画でした。
人種差別、性差別、貧困、ルッキズム…主人公セリーに降りかかる現実はあまりにも過酷だ。ただ、タイプの異なる女たちが手を取り励まし合うシスターフッドと、軽快でパワフルな歌とダンスによって深刻になり過ぎず彼女の覚醒を期待をしながら見続けられた。 何より魅力的だったのが、自立し戦える女に嫉妬して自分と同じ「男の奴隷」に落とそうとした者を許し、むしろ目指すべき背を見せたソフィア。そんな強い女でも白人からは虐げられるという、差別の構造は一種類ではなく複合的なものと示した彼女は、間違いなくもう一人の主人公だった。 《余談》 ①せめてクソ野郎もといミスターが、もっと強い階層の相手から理不尽に虐げられて痛みが分かるとか、自問や自省・苦悩・謝罪をそれこそミュージカル調で吐露すれば心から改心したのだ、関係が変わっても良き隣人になったのだと思えるかもしれないが、そういったシーンが全くない彼に赦しを与えるのは無理があるかと。 てめえの人生がうまく行かなかったから後悔してるだけで良心の呵責でも反省でもましてや相手への愛情の芽生えでもねえのよこいつ新しい「奴隷」が手に入ってたら絶対「あんな奴は追い出してやったんだ」とか言ったぞ賭けても良いこんなのただのDV周期のハネムーン期だろ「誓います」じゃねえよ神に誓うな殴り罵り踏みにじった相手にまず詫びろ雨に打たれてしおらしい態度したらチャラになるわけねえだろ「大したもんだ、偉い奴だな」やかましいわ何様だてめえ義妹にも謝れ何を「良かったなあ」みたいな顔してんだそもそもはてめえのせいだろうが謝罪と贖罪はセットだろうが天罰下れドタマぶち抜かれろクソが ていうか数々登場するクソ野郎ども全員さ、一人も、まじに一度も謝ってなくね?謝ったら死ぬんか??おおん??? …って気持ちになってしまった。 ②タイトルの『カラー・パープル』の意味が薄かった。中盤に説明的に少し出ただけで象徴的なシーンに出ているわけでもなく、作品を通底するテーマになっていなかったと思う。 ③『喧嘩、殺人、女はお断り』と書かれた酒場に乗り込み、これから義父になる男に「今日は敬意を払うために来た。見下すならこっちから願い下げだ」と啖呵を切る。ホットでクールでパワフルすぎるよパンチも強いよ痺れる憧れる惚れちゃう…!そんな彼女の怒りと渾身の『Hell No!』が最高以外あるわけない。ソフィアBIG LOVE…。 「ソフィアにお任せだあんたたちはお行き」キャー!! (歌詞一部) ずっと戦い続けてきた 父とも兄弟とも従弟や叔父とも でも決して決して決して決して決して私の家で 戦わなきゃならないなんて思いもしなかった 本当のこと言うとあんたは気の毒 あんたを見てると母を思い出す 夫の言いなりになって踏みつけられて (under the thumb[親指の下]って「言いなりになる」って意味なんですね) 何がそんなに怖いのさ 男に手を挙げられるなんて まっぴらだ 男ばかりの家で女は危険 疲れて病んだ老婆は未だ奴隷の人生だ 抵抗しなきゃ命のあるうちに 男どもに見せてやれ女を気にもかけない男ども まっぴらご免だ ふざけんな そうともご免だ 神ようんざりだ 冗談じゃない 彼が私に触れて 上に乗って私を揺り動かし始める 神に誓って彼をまだ愛してる でも彼は私に気を遣わせようとした 私は生憎そういうタイプじゃない (写真立てを叩き割るとこで笑った) 馬鹿馬鹿しい時間の無駄だ 暴力男に価値はない そんな奴にあんたは勿体ない (字幕翻訳:石田泰子)
危ないところだった。 こんな名作を劇場で観るのを逃すところだった。 なんとなく機会を逃していたのだがその理由も心当たりがある。 スピルバーグの「カラーパープル」。 この映画に対する嫌悪感。 当時スピルバーグがアカデミー賞を無理やり狙いにいったと思ってスピルバーグそんなに地位と名誉欲しいか!と斜めに物事を見てました。アカデミー賞自体がしょうもないと蔑んでました。実際にアカデミー賞になるような作品が面白くなかったというか理解できなかった(笑)。そしてスピルバーグのおもろい方とおもんない方という分け方をしてました。なので見てないのに嫌悪感だあった。 面白い! 前半の極悪非道さは歌の力で乗り切り、後半はアクション映画のカタルシスあり。 ラストのアーメンは、あ〜男(MEN)。ああ男たちってなんてバカなんでしょうと言う風に聞こえました(笑)。