国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 ポスター

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命

4.0 134分 2024/4/26 (金) 公開
ドラマGイタリアフランスドイツ
チケット予約

あらすじ

1858年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に応じようとしなかった。

場面写真

予告動画

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命の予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
マルコ・ベロッキオ
キャスト
パオロ・ピエロボン/ファウスト・ルッソ・アレジ/バルバラ・ロンキ/エネア・サラ/レオナルド・マルテーゼ ほか
配給
ファインフィルムズ
公式サイト
https://mortara-movie.com

クチコミ

宗教、洗脳、権力、今日的テーマ

- 2年前
長い年月キリスト教に支配された我々の想像を超えている世界を、誇張的ではあるが、見せてくれる。息苦しいほどの宗教的権威の下での理不尽と不条理があった。・・・と、過去形でいいのだろうか?現在でも親族を宗教に洗脳され、奪われている悲劇があるではな… 続きを読む

長い年月キリスト教に支配された我々の想像を超えている世界を、誇張的ではあるが、見せてくれる。息苦しいほどの宗教的権威の下での理不尽と不条理があった。・・・と、過去形でいいのだろうか?現在でも親族を宗教に洗脳され、奪われている悲劇があるではないか? 最後に死の床で息子に再会した母親が、「自分はユダヤ教徒として死にたい」というのは、宗教に奪われた側にも固い信心があることを示している。人間にとって自分の神に見放されることが一番怖いのだ。 永遠に続く人間と神の不思議の物語だ。

誘拐拉致洗脳によって強制される信仰とは?

- 2年前
19世紀中頃にイタリアで起きたカトリック教会による誘拐拉致事件である。 こんなことまでしていたのか…と驚かずにいられないが、昔観たアルモドバルの『バッド・エデュケーション』やトム・マッカーシー監督の『スポットライト』を思いだすと、それらと… 続きを読む

19世紀中頃にイタリアで起きたカトリック教会による誘拐拉致事件である。 こんなことまでしていたのか…と驚かずにいられないが、昔観たアルモドバルの『バッド・エデュケーション』やトム・マッカーシー監督の『スポットライト』を思いだすと、それらと繋がり、腑に落ちる気がした。上記2作は20世紀の出来事を扱っているのだけど、カトリック教会がなぜそんなふうなのかが不可解だった。(『スポットライト』では、映画ラストの補足説明によると、性的虐待を繰り返した神父をかばった教区責任者は、あろうことかその後バチカンに栄転したと言うのだから。) この映画ではこの誘拐事件の責任者は教皇ピウス9世である。権力にあぐらをかく、醜い教皇だと言ってよいと思う。反ユダヤ主義などの社会背景、イタリア統一が進むなかでの教皇領縮小といった激動の社会情勢なども関係しているにせよ、強権を行使してきた自分たちの長い歴史から、完全に視野狭窄に陥っており、自分(たち)は世界の中心であるのだから何をしてもいい、と思い込んでいるかのよう。(エドガルドが洗礼を受けていることが誘拐の口実となっており、誰が洗礼を施したか?も問題となるのだが、その洗礼の有効無効を判断する責任者は教皇である。) 物理的に家族が引き裂かれた悲劇であると同時に、エドガルドというユダヤ教家庭の子息がキリスト教に帰依することを強制されたことで、精神的にも家族が引き裂かれた、二重の残酷な悲劇である。誘拐拉致されたエドガルドにとって、教皇の膝下で生き延びるためにはキリスト教に帰依する以外の選択肢はない。ましてや彼はまだ6歳の少年だった。簡単に洗脳されるだろう。危篤の母親の元に駆けつけ、(あろうことか!)ユダヤ教徒の母親に洗礼を施そうとするエドガルド。同意なく洗礼を施された彼自身とは対照的に、母親はきっぱりと断わる。決定的に息子を失ったことを、このとき母親は思い知っただろう。 エドガルドは誘拐拉致されて、磔刑のキリストの像と出会い、それに心惹かれる。十字架に磔にされ、うなだれ、血を流しているキリスト。彼はその姿に、キリスト教(会)というものに磔にされた自分を重ね合わせたように思われる(少なくとも映画で観る限り)。 10数年後に市民軍の一員として迎えに来た兄に言った「自分で選んだ」という言葉は、それもまた洗脳の結果にすぎないかもしれないものの、多少でも真実があるとするなら、そういうこと(磔になったキリストへの帰依)なのだろうと察せられる。 しかしそうだとしても、あるいはそうであればこそ、彼の心の奥底には、暴力的に家族から引き離されたことへの怒りと悲しみが封じられており、歳月がたっても時として抑えようもなくそれが噴出する。青年になって、教皇を突然押し倒したり、教皇の遺体の移送の際に「テヴェレ川へ投げ捨てろ!」の市民の怒号に突如同調したり…。 偽善(飴)と懲罰(鞭)によって強いられた従順は、自発的な帰依とはやはり異なるのだ。 その後1904年まで宣教を続け、ベルギーに定住し90歳まで生きたというエドガルド・モルターラ。その孤独と葛藤はキリスト教の神によって救われたのだろうか…。 エンドロールで流れるテーマ音楽も映画の内容にマッチしていて、素晴らしい!

今、見るべき1本

- 2年前
光も煙も美しい。圧倒的な美しさは人の心を魅力し奪う力を持っていると感じました。 神々しさにひれ伏す危険。 聖母子像を崇めてるくせに、母から子を引き離すなんて。 この愚行。愛と平和を説いたはずのイエス・キリストが知ったら嘆くだろうて。 目的… 続きを読む

光も煙も美しい。圧倒的な美しさは人の心を魅力し奪う力を持っていると感じました。 神々しさにひれ伏す危険。 聖母子像を崇めてるくせに、母から子を引き離すなんて。 この愚行。愛と平和を説いたはずのイエス・キリストが知ったら嘆くだろうて。 目的と手段が狂ってる。 ただただ権力を誇示したいだけに思えました。 イエスがなんで律法学者を批判して神殿をぶち壊したかわかってる? 法皇に対して、ちゃんと新約聖書読んだ?と問いただしたくなる。 悪者に仕立て上げるような単純な描き方はされていないのに、ふつふつと湧き上がる怒り。 忠誠を誓わせる行動や罰には怒りで吐き気がしました。相手の尊厳を無視した傍若無人な振る舞い。 ボディブローのようにじわじわ効いてくる映画です。 そもそも人を救うって何? 救いを求めて神にすがるのは個々の勝手だけど、別に求めていない人を無理矢理救うなんて大きなお世話。 しかも洗礼を受けたくて受けた訳じゃないのに。 恐ろしいことに、頭の硬い大人だってカルト教団に洗脳されるんだから、子供はスポンジのように吸収してしまう。 閉ざされた社会の中の閉ざされた集団のなかで正しいと教えられたことが全てになっていく。 怖すぎる。 イエス・キリストとの幻想的なシーンが素晴らしい。 子供の頃、十字架に磔られたキリスト像や絵画がとても怖かったのを思い出しました。 怖いけど、なぜだか目が離せない。 なぜこの人はこんな仕打ちにあっているの? どうしてこんな残酷なことが出来るの? キリストは復活したのに、いつまでも磔にしておきたいのは、罪と罰と恐怖で縛りつけたいと願う組織なのでは?と感じました。 神の名の下にやりたい放題。 ユダヤ教もキリスト教も根っこは同じなのに… ガザ地区を思わずにはいられませんでした。 今、見るべき1本です。

実話だと信じたくない

- 2年前
あるユダヤ人の子供を誘拐して洗脳しカトリック教徒に仕立て上げる黒幕がなんとカトリックの頂点に君臨する教皇!狂っている。 テンポよく進むお話に加えてカトリックのお偉方の言い訳と子供を奪われたユダヤ教徒の苦悩と子供を奪還すべく奔走する姿、誘拐… 続きを読む

あるユダヤ人の子供を誘拐して洗脳しカトリック教徒に仕立て上げる黒幕がなんとカトリックの頂点に君臨する教皇!狂っている。 テンポよく進むお話に加えてカトリックのお偉方の言い訳と子供を奪われたユダヤ教徒の苦悩と子供を奪還すべく奔走する姿、誘拐された少年が徐々にユダヤ教から離れカトリック教徒になっていく過程が丁寧に描かれていて、馴染みのない題材でも無理なく観ることができた。 命が尽きようとするユダヤ教徒の母親の元へ今はカトリック教徒の息子が駆けつけるシーンは静かながら壮絶な内容。息子の企ては未遂に終わったけど、失意のうちに亡くなったであろう母親がとても不憫。 子供を適当な理由をつけて誘拐して洗脳するのは、イスラエルがパレスチナに対してやっている。いたずら心で投石した子供を長期拘留し、学校教育を受ける機会を奪う。厳しい尋問や不当な拘留で恐怖を植え付け、イスラエルに従順になる様仕向けるなど虐待が日常的に行われている。ヨルダン川西岸地区だけで一日数人子供が捕まっている。ウクライナでもロシアが色々な方法で子供を連れ去っている。現在も子供はその柔軟性から標的になってしまい、大人にいい様に扱われる。残酷で悲しい。

とらわれる魂

- 2年前

結局家族を無視した生き方する人生って何なんだろう。 何の為の教えなんだろう。 美しい映像の映画です。 日本はキリスト教が入る隙間がほとんどないぐらい神道と仏教の教えがしっかりと根付いていて良かったですね。コレは批判ではないですよ。

チケット予約
ページ上部へ戻る