ウルトラマンゼロ誕生祭
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ウルトラお祭り映画。これ以降、キャラ人気の上位を常に争う事になるベリアルとゼロという特大のキャラクターを生み出した記念碑的な作品。 位置付け的には「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」と通常ラインのウルトラ作品の混合映画版という少しややこしい構成。 ウルトラマンの故郷、光の国の描写はこれまでにも幾度かあったが、今作では若手ウルトラ戦士たちの特訓風景、ウルトラベイビーを抱く女性ウルトラ族など、グッと踏み込んだ日常風景が描かれている。 戦闘シーンではCG合成とワイヤーアクションを多用したキレキレの格闘シーンを披露するなどウルトラ特撮としては初めての試みが目白押しで、その当時は相当な衝撃があった。 ウルトラマンの神秘性が失われたという批判の意見も多々見られたが、引き換えに後のギャラクシーファイトなど、この作品をきっかけにした新しいウルトラ特撮の扉が開かれた事は間違いない。 物語的には最強の敵ベリアルvsウルトラ戦士達というシンプルな構図ながら、序盤はベリアル、ウルトラ6兄弟、父母、メビウス、数々のウルトラ戦士たちが入り乱れる大乱戦、中盤はレイブラッドを交えての大怪獣バトル、ラストにはダイナも駆けつけ、満を持して登場したウルトラマンゼロで締めるというどこを切り取っても満足感の高い構成。 セブンの息子という衝撃的な登場を果たしたゼロだが、よくよく見返すとこの時点では自身の出自を知らず、父親がセブンと聞いて驚く場面があって、流石にそれは育児放棄すぎるのでは?と思わなくもない。超人のウルトラ倫理観が垣間見える作品である。