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ナチ刑法175条 ポスター

ナチ刑法175条

3.0 81分 2024/3/23 (土) 公開
ドキュメンタリーアメリカ
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あらすじ

ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画。なぜ国家によって同性愛は禁止されたのか?監督は『ハーヴェイ・ミルク』(1985年アカデミー賞受賞作)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン、ナレーションは自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優、ルパート・エヴェレット。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
ロブ・エプスタイン/ジェフリー・フリードマン
配給
パンドラ

クチコミ

☆3.4

- 2年前
「ナチス政権下の同性愛者の証言」と一口に言っても、その内容は様々だ。 同性愛者の聖地だったという1920年代のベルリンの様子や、どんな相手と恋をし愛を交わしたかを語る証言者の姿からは、やや軽薄に感じられるほど奔放で生き生きした若かりし頃が… 続きを読む

「ナチス政権下の同性愛者の証言」と一口に言っても、その内容は様々だ。 同性愛者の聖地だったという1920年代のベルリンの様子や、どんな相手と恋をし愛を交わしたかを語る証言者の姿からは、やや軽薄に感じられるほど奔放で生き生きした若かりし頃が伺える。 一方で、強制収容所でさえ最下層扱いされ、凄惨な被害について「もう終わったことだ」「今更あの話をするのは簡単じゃない」と語る人がいる。 勇気を出して被害を打ち明けても「そんな話は聞きたくない」「昔の話を蒸し返すな」と二次加害された経験を語る人がいる。 初めて体験を語る機会となるも、93歳になってなお被害の恥辱と苦痛に涙を流し、声を詰まらせ語れなかった人がいる。 今は亡き彼らが語った内容だけでなく、口ごもり、終ぞ語れなかった姿そのものから性暴力が「魂の殺人」と言われる理由を再確認せざるを得なかった。 《余談》 ①法律や制度の時系列での表示がなく、6人とも名前以外のプロフィールが表示されないため、「○○生まれで○○って言ってた人はこの人だっけ?これ何年くらいのドイツのどのあたりの話?」と一つひとつの証言と背景情報が個人に結び付かず、情報が散逸してしまった印象を受けた。 貴重な証言だからこそ、観客が当事者の語りに集中できるよう制作者が年表やナレーション、アニメーションで情報を整理する必要があったのでは。 ②本作イントロダクションを読んだときから、ゲイ6人、レズビアン1人という証言者の比率に疑問があった。 強制収容所に送られたレズビアンの人数は記録上5人と、1万~1万5千人送られたゲイのそれとは桁違いだ。しかしこれは優遇措置ではなく、 男性が労働力や実験体として利用されたのと同様に、女性はその妊孕性を利用するために身体を残されたに過ぎない。それはすなわち産む機械、肉の袋扱いだ。 「レズビアンは矯正可能」「生殖機能が有用」だと言われ、レズビアン自体は禁止されず中絶が禁止になった裏にあったと容易く想像できる女性の「被害」の証言者はいない。 本作で唯一のレズビアンの逃亡の話だけでは、レズビアンの存在が取ってつけたおまけのように浮いてしまった印象を受けた。男女それぞれを別作にする、ないしは男性6人の証言だけで構成しても良かったのでは。 (字幕翻訳:川口隆夫)

あ.たあ ネタバレ

ジャック&ベティ(2024/4/13)

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

1999年作のドキュメンタリー。当時は画期的な映像だったのだろう。出演した当時の生存者たちは今現在はもう亡くなっているのだろうか。その前にこうして声が残っていることがとても貴重なことだと思う。映画というよりドキュメンタリー作品という印象。収容所での経験をこれまで誰にも話さなかった人も多かったことに驚いた。「亡くなった父には話せたかも」と言って泣いた人もいた。話せなかったことの孤独、父と話したかった、といった気持ちの表れだろうか。話すことの力(ナラティブ)を感じつつ、当時の人は、皆各々が各自のburdenを抱えて生きていた、という言葉が印象に残った。

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