予定調和ではない撮影がホントにすごい
ハンセン病の人ってこういう人でしょ、という概念が打ち破られる。ラスト、見てよかった、と心底思えた映画。
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瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていない。それでも、買い物や料理など周囲の手を借りながらも自分で行う。「本当のらい患者の感情、飾っていない患者生活を残したいんです 。らいだけに負けてなんかいませんよ」と力強く語るかづゑさん。患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。家族の愛情と、たくさんの愛読書が、絶望の淵から引き上げてくれた。そして夫の孝行さんと出会い、海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。 かづゑさんはいつも新しいことに挑戦している。そしてどこか可愛いらしい。76歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となる『長い道』(みすず書房)を出版。類まれな表現力で日常を瑞々しく綴り、版を重ねている。90歳も半ばになったかづゑさんは言う、「できるんよ、やろうと思えば。」
© Office Kumagai 2023
ハンセン病の人ってこういう人でしょ、という概念が打ち破られる。ラスト、見てよかった、と心底思えた映画。
長島愛生園については、神谷美恵子さんの著書で知り、以前から関心がありました。 映画は、これまで断り続けてきたという取材への心境の変化から始まります。ある程度の年齢に達してからではなく、まだほんの10歳で始まった集団生活、その中で味わったさまざまな想いが、未だ揺れる気持ちもそのままに紡がれていきます。その心のしなやかさには驚くばかり…。 観終わって、ご夫婦お揃いの時からカメラが回っていたことが、本当に良かったなと思いました。
舞台挨拶の某女優さんにあいたくて鑑賞。映画だからフィルターが掛かってのものだとわかりながら実際に身近にこのような状況におかれたらどう対応するだろうか…自分が試されているような映画だった…