人間性の喪失 star star star star star - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
暗い、暗澹たる気持ちになる
そんな自分がいると同時に刺激を求める自分もいた。
どこまでが事実かはわからないが、実際にルドルフ・ヘスはいて、りんごの少女もいたと言うのだから驚く。
多くの時間が家庭のシーンのみで、子どもたちが遊ぶ姿や花を愛でたり、井戸端会議をしたり、ごくごく一般的な、と言うよりとても幸福な家庭が映し出される。
そんな映像とは似つかわしくない、怒号や悲鳴、銃声が常に聞こえてくる。高い塀の向こうでは虐殺が起きている。
そんなこと誰も知らないかのように子どもたちはピクニックをして、プールに入って、人形にライフルを持たせ、庭を走り回る。どこかで拾った歯をコレクションしたり、弟を部屋に閉じ込めたり、外の看守と囚人のいざこざを呑気に眺める。無邪気に当たり前の日常として受け入れている。
ルドルフの妻もガーデニングに関心を向け、毛皮のコートを手にして、イタリアのスパを夫にねだる。幼い頃から思い描いた裕福な生活を満喫し、それを手放すまいと夫にも強気にでる。家政婦にも贅沢させているのに!と強く叱り、赤子が泣いていてもぐっすり寝てるが子育てをしてると自負する。
夫の昇進や転勤は別にどっちでもいいが、自分の今の生活を手放すわけにはいかない。今の家に居られるよう夫が交渉すると言うや否や涙を流し夫にいつでも会いたいと言う。しかし、いざ夫が帰ってくるとわかっても電話を切り早く寝ようとする。あまりにグロテスクすぎる。
夫のルドルフは当然何をしてるか誰よりもわかっているが、考えていることはいかに効率的に処理するかであって、淡々とした仕事ぶりである。自身の名前がついた作戦や毒ガスでの処刑方法をナイスアイデアかのように嬉しそうに妻に話す。子どもはもちろん、馬や犬に対しても愛を持って大切にしているのに、壁の向こうにいる人々は焼却すべき荷物であり、労働力でしかない。こんなにも歪んでしまうものなのか。
唯一、家にきた妻の母は観客と同じ視点だった。
綺麗な部屋と広い庭と幸せな家庭に安堵して娘の幸せを喜んだし、ユダヤ人からカーテンを奪えないことに落胆していたのも当時のドイツ人を想像できた。だが、夜中に眠れぬ程の音と光に頭をもたげる。次の日には書き置きを残して家を去る。何が書いてあったかはわからないが、おそらく娘を罵り軽蔑するような内容だったとわかる。あの一家があまりに倫理観を失い、人ではなくなっていると気づいたようだった。
ユダヤ人の歯磨き粉から出てきたダイヤを自慢したり
接収したであろう衣類を家政婦たちに配ったり
灰を撒いて土を耕したり(これは違うかもだけど)
さも当然のことのように虐殺の上に成り立っている生活を謳歌する姿は見るも耐えない。
どうやったら効率的に処理できるかを考えて
煙突からあがる煙や炎にもすっかり慣れて
ハンガリーから移送されることを大仕事と捉えて
清掃業者みたいな立ち振る舞いに感覚がおかしくなる。
現在のアウシュビッツで清掃をする人々が流れてきてルドルフも吐き気をもよおす。人間性のかけらがあったのだろうか。
見ていた自分自身、最初こそ背景に流れる音に収容所の影を見て、悲劇的な痛ましい気持ちになりつつも、特に事件が起きるわけでもない映像展開に刺激を求めて音など気にならなくなっていく。画面が真っ赤になったあと、日常が戻ってきて、なぜか安心し、さっきのはなんだったんだろう、まあいいかと気にも留めなかったことに後から気づきゾッとした。
虐殺が直接的に見えない我々観客も何気ない日常の中から悲劇を見出すことは難しい。むしろ悲劇であれ喜劇であれ興奮することを望んでいる。恐ろしくなる。
途中にリンゴを埋める少女が映し出されるが、彼女はユダヤ人労働者にこっそりとリンゴを渡すために危険を顧みず夜中に出かけていた実在した人だと後から知った。
あの映像やおとぎ話が何を意味するかは正直わからなかったが、サーモグラフィーで熱のある人やリンゴが救いであると解釈もできる。固定カメラで撮られ、顔のアップが一切ないルドルフ一家に人間性は見られないが、リンゴの少女だけは熱が通っていたのではないかと。関心のある人だったと。
映画としてはあまり変わり映えのしない淡々とした展開に退屈にすらなるが、それこそ作品の意図であろうし、人間どこまでいっても感知しないところに関心は宿らない。
エンドロールの音楽が流れて、ふと我に帰る。
夢を見てたような、辛い現実が襲いかかってくるような
自分もまだ幸せな生活の中にいたいとさえ思えた。
残酷な映画だった。
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☆4.0 star star star star star - 2年前
視覚情報と聴覚情報の不一致による違和感と不快感が終始凄まじかった。
音が深い、というか不快。(褒めてる)
これはテレビやスピーカーの音響ではわからないと思うのでぜひ劇場で。
なお、当然観客は音と映像しか体感できないのだが、スクリーンの中… 続きを読む 視覚情報と聴覚情報の不一致による違和感と不快感が終始凄まじかった。
音が深い、というか不快。(褒めてる)
これはテレビやスピーカーの音響ではわからないと思うのでぜひ劇場で。
なお、当然観客は音と映像しか体感できないのだが、スクリーンの中の登場人物たちはこれに加えて匂いや煙、空気を伝う熱や振動まで一日中感じているのだろうと思うと、美しい「楽園」が更に異常な空間に見えてくる。
しかし音によるストレスは最後まで続く。むしろ終盤にこそピークがやってくる。
それまで一家を外から観察していた観客に、スクリーンの中の世界とその先にある現実世界をリンクさせ、「で、あんたたちは?」と揺さぶってくるラストシーン
…からのエンドロール。盛大にも静かにも終わらない怨嗟のような音が本当に最悪。(最高)
一回観ただけでは気づけない台詞や小道具、演出が多く、パンフレットの情報や史実、アカデミー賞受賞後の監督のスピーチなどをインプットして再鑑賞すると更に深くて不快な「無関心の恐怖」が味わえる一作。
《余談》※ここから超ネタバレ
① りんごの少女
夜、暗視カメラに監視されるかのように作業現場の各所にりんごを忍ばせ、飢えた収容者たちを救おうとしている少女。彼女は実在するアレクサンドラ・ビストロン・コロジエイジチェックというポーランド人女性がモデルになっている。
危険を冒して他人の命を救おうとする少女と、不貞を働いた直後の男が読み聞かせる『ヘンゼルとグレーテル』が、「食べ物の道しるべ」を軸にして人間の善悪を対比しているようで秀逸だった。
なお、彼女が作業現場で拾った楽譜をピアノで弾く際に示される歌詞は、実際にアウシュビッツ収容所に収監されていたヨセフ・ウルフの詩。実在する人物たちの「もしもの邂逅」を描けるのがフィクションの良いところ。
② 「カナダ」?
パンフレットに寄稿をしている田野大輔教授が、X(Twitter)で『ヘスの妻たちの井戸端会議で言及された「カナダ」について調べてみるといいですよ。』と投稿していたので調べてみた。
「カナダ」とは、アウシュビッツに送られたユダヤ人の財産や荷物を保管した倉庫の通称。
つまりあの一言でユダヤ人からの略奪と横領をやむを得ず、とか悪びれなく、どころか嬉々としてやっていることが明らかになる。和気藹々と「アウトレットファミリーセール(広義)に行ったんだけど」みたいなノリと内容の対比がグロすぎる。
…今後セールとかイベントで買ったものを「戦利品」と呼ぶことが憚られそう。
③ その後のヘス一家
作中でも登場する川に流れる「灰」の思い出や、WW2末期のヘス一家の転落、イギリス軍に逮捕され処刑される前のルドルフの手紙などを娘(妹)のインゲブリギット・へス氏が語るインタビュー。
作中同様、誰かの良き夫で良き父で真面目な労働者だったルドルフの姿が語られる。
だからこそ、虐殺を肯定してしまう戦争の醜悪さや線引きをすれば倫理観など容易く機能しなくなる人間の恐ろしさを突きつけてくる。
『父はアウシュビッツ強制収容所の所長でした それでも父を愛している!独女性衝撃の告白(その1)』
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eb58fdb3d9e9f889f238ddec1630c1dd3d22cfca
(字幕翻訳:松浦美奈)
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これ、お前のことだからな star star star star star - 2年前
改めて映画の奥深さを感じる
映画はよく“総合芸術”なんて言われたりしますが。
私はむしろ映画の“大衆娯楽”な一面を愛しているので、“芸術”なんて言われると「そんなに敷居を上げなくても…」と怖気付いてしまいますが。
でも“総合”については、… 続きを読む 改めて映画の奥深さを感じる
映画はよく“総合芸術”なんて言われたりしますが。
私はむしろ映画の“大衆娯楽”な一面を愛しているので、“芸術”なんて言われると「そんなに敷居を上げなくても…」と怖気付いてしまいますが。
でも“総合”については、本当にその通りだと感じています。
いろんな要素が合わさって一つのシーンが出来上がっている。
プロフェッショナル同士の表現の結晶のようなシーンに出会うと、言葉にできない感情が揺さぶられます。
『ようこそ映画音響の世界へ』で丁寧に説明されていますが
私たち観客は音によって奥行きや距離を感じ取っていることを改めて体感しました。
カメラのフレームの外側にも世界が広がっていると感じる。
そして、平面でしかないスクリーンの映像を立体的な空間として感じるのには、劇場によるサウンドデザインも重要。
この没入感は、映画という作品を届けようとする全ての人の技の結晶なのだなぁ。
聴覚に集中した状態から、一気に情報量が増えるファーストシーンだけでも劇場で体感してほしい!
貴重な映画体験でした。
そして、チャレンジングな映像表現に刺激を受けた方には『映画(窒息)』もおすすめ。
映画への挑戦状でありラブレターです。
サンドラ・フラーさんの品のない歩き方が素晴らしい。
どんな役どころでもリアリティを持って演じ分けられる役者さんですが、立ち姿やちょっとした仕草から、その人物がどんな人生を歩んできたのかが想像できるところがすごい。
『落下の解剖学』に続いて自分の考えを主張する強めな役どころでしたが、またコメディもみたいなぁ。
子供の頃にアウシュビッツ展に行った時の恐ろしさを思い出しました。
実際にアウシュビッツを訪れたことのある方には劣るでしょうが、再現されたガス室を通るだけでも怖くてたまりませんでした。
靴はもちろん、髪で編まれた毛布や入れ歯に石鹸。壁いっぱいに貼られた犠牲者の写真も展示されていました。
これは決して過去の物語ではない。
まさに今ジェノサイドが起きているなかで生活をおくっている私自身に「これ、お前のことだからな。」と突きつけられました。
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幸福に見えるその裏には star star star star star - 2年前
結構好きな作品です。
アウシュビッツ収容所での悲劇を直接的に画くのではなく、そのすぐ横に隣接する、恵まれた環境で暮らす収容所の所長一家の日常を淡々と画く事で、そのギャップから、より人間の非情さや倫理観、価値観などを含めた様々な負の感情を浮… 続きを読む 結構好きな作品です。
アウシュビッツ収容所での悲劇を直接的に画くのではなく、そのすぐ横に隣接する、恵まれた環境で暮らす収容所の所長一家の日常を淡々と画く事で、そのギャップから、より人間の非情さや倫理観、価値観などを含めた様々な負の感情を浮き彫りにしている様で、とても恐ろしく感じました。
遠くで幽かに聞こえて来る怒号や銃声、遠景に浮かぶ灰色の煙、男達の「仕事」に関する会話、女達の服や宝飾品に対する会話、無邪気な子供達、黙々と家事をこなす召使い達、美しく咲く花々とその土壌、最後に映るおびただしい数の靴、等々々、どれを取っても全てにその裏が有り、それを考えると凄く恐ろしく、また悲しく見えてきます。
ある思想や態勢に取り込まれると人はこうも盲目になってしまうのか?
それが良い事でも悪い事でも盲信してしまうとそこには、すぐ傍に危険性を伴うという事を痛感させられます。
現代社会にも通ずる事が多いです。
広い視野を持つ事が大事という事でしょうか。
中々に人を選ぶというか、直接的でない分、解りにくい表現が多い為、好き嫌いが分かれる作品かと思います。
また、一度観ただけでは伝わり難い所も多いと思うので、何度か見直したい作品です。
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絶妙なダブル(トリプル)ミーニング star star star star star - 2年前
独語のタイトルはInteressengebietでそのまま関心領域でもあるのですが大文字ではアウシュビッツ強制収容所周辺の区域のことでもあり「私益を生む場所」でもあり絶妙なダブル(トリプル)ミーニング
ルドルフは悪徳商売をしているブラック… 続きを読む 独語のタイトルはInteressengebietでそのまま関心領域でもあるのですが大文字ではアウシュビッツ強制収容所周辺の区域のことでもあり「私益を生む場所」でもあり絶妙なダブル(トリプル)ミーニング
ルドルフは悪徳商売をしているブラック企業の管理職(生活のために仕方なく仕事をこなしてるけどそんな自分の仕事に少し嫌気がさしている)みたいでしたし奥さんも悪気はなく鈍感で能天気なだけのように見えて不思議と憎めない感じでした
だから嫌な状況なのに自分を重ねやすく
もし自分だったら?と想像できてしまって余計に酷さ(嫌さ)が重くなります
よく「自分にコントロールのできないことを思い悩んでも仕方がないから自分のコントロール出来ることだけに集中した方がいい」いう言説を目にしますが、この映画には「それで本当にいいの?」と言われているようでした
冒頭、普通よりもワイドな音像と背後から聴こえる不吉な音で「音に気を配ってね」と言われているような気がして期待が高まりそれに続く真っ暗な音だけのシーンでさらにワクワクしたのですが主役家族の映像が始まってからの不穏な音は画面の奥から聴こえてきて特殊な音の配置はありませんでした
HTC渋谷はodessaという音響システムがあって池袋グラシネのBESTIAとどちらにしようか少し悩んだのですが料金と行きやすさと上映時刻とでこちらにしました
確かに音はとても重要な要素ですが、繊細な/轟音の音表現はないので多分どんな映画館でも同じように楽しめるんじゃないかと思います
ところで「関心領域」の主な舞台となっている1943年はオッペンハイマーがロスアラモス国立研究所の初代所長に任命された年で、彼はドイツからのユダヤ系移民の子でした
同じ年にアカデミー賞で、というの、因縁めいたものを感じますね
どちらも確証バイアスに関わっていて、本当にカエサルの時代から「人は見たいものしか見ない」んですよね
ルドルフは仕事だからこの場所のヤバさも見てでも仕方のないこととしているのに対してヘドウィグは見ていないし聞いていないからヤバいどころか理想の土地としか思えなくて
ヘドウィグ役ザンドラ・ヒューラーさんは落下の解剖学でも素晴らしかったけれど本作でも「歴史的・世界的な特異点」で“何気ない普通の日常”を見事に演じていました
『落下の解剖学』の犬がアカデミー賞に参加し話題でしたが本作の黒いラブラドールはザンドラさんの実際の飼い犬なんですって!
赤ちゃんの無垢さ、子供達の無邪気さも印象的でした
大人たちとの間に思春期の男の子を登場させて(この男の子は「普通」に恋愛をしていたりするんです)このヘドウィグの無邪気さとの境界線が曖昧になって呑気に映画を観ている自分の無邪気さに繋がったり
あとコレは町山智浩さんの解説で気付かされたのですが「洗う」シーンの強調も普段ぼくたちが見ないようにしている様々な「穢れ」に繋がって嫌な感じでした
子供達と川遊びをしている時にルドルフがあるものを見つけて急いで帰り身体を洗うシーン、ルドルフがちんこを洗うシーン、毛皮を「クリーニングしておいて」と指示するシーン、現代の(博物館になっている)施設を清掃するシーン…
洗う(クレンジング)ことが民族浄化ethnic cleansingを連想させてジワジワと怖さが重なります
余談ですがメリル・ストリープ主演の映画「ソフィーの選択」でソフィーがヘス所長の秘書をしていた(丁度所長が代わる直前)頃を回想するシーンで
アウシュビッツ収容所から扉一つでヘス家の綺麗な庭があったりヘスの娘とソフィーがやりとりしたりするのが描かれています
合わせて観るのがオススメです
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アウシュビッツの女王 star star star star star - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む ずっとゴーッという音がして、背景には煙が上がっている。効率よく‘荷‘を焼いて片付けも早くできて、と焼却炉の新製品を売り込む商人。映画後半で煙の勢いが強くなっているということは、焼却炉の処理能力が上がったらしい。初めて家に来たお母さんは壁の向こうから聞こえる銃声とか怒号とかに何度も振り向く。眠れぬ夜、考えこむお母さん、朝にはいなかった。お母さんが家を去った朝、ヘスの妻が見つけた紙には何が書いてあったのか、そしてそれが嫌がらせとは?おまえなんか、夫に焼かせて灰を辺りにまいてやる、なんてメイドにいうほどイラつくほどの何が書いてあったのか。映画の最初の方では分からなかったがダイヤモンドも毛皮も口紅も、使用人への衣類も収容した者から奪ったものと分かってくる。妻もそれらが何かを知っているし積極的に手に入れようと動いていた。あいつら、賢いわね、と世間話のように彼らのことを話題にして、彼らが隠した宝石を探して歯磨きを全部調べる。でもやっぱり後ろめたさでイライラしたのだろうか。灰といえば楽園のような庭の草木に撒かれる灰は何か。妻は全然気にならない様子だがお母さんは収容所から聞こえる音が気になったのは知人が中にいるからか、想像力がヘスの妻よりは働いたのだろう。自分で作り上げた夢のマイホームで贅沢に暮らすことだけに関心があるこの女に戦後、どんな罰が下ったか、エンドロールに言及ないか期待した。戦後、ヘスは処刑されたが、妻は自分の罪を自覚したのだろうか。60年代まで生きていたらしいがどんな人生を送ったのか。子どもたちは囚人と看守の鬼ごっこをしたとき父親から怒られたそうだ。罪悪感はあったのか。囚人たちのためにリンゴを置いてまわった少女がいた。しかし、りんごをめぐって争って騒ぎを起こした囚人たちは川に沈められてしまった。りんごを置いてまわった人がいたのは事実だというが、それをめぐって争って騒ぎのもとになったというのは作った話かもしれないが、この顛末の絶望感はどう受け止めれればいいのか。
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ヘス妻は私である star star star star star - 2年前
世界情勢に多少の関心はあっても自分の生活を送ることの方が大事な私は、広義においてヘス妻と同じ‥と言われたのですね。
気力満タンで鑑賞しましたが、鑑賞後はかなり何かを削られました。
ウクライナやパレスチナの映像を見て関心はあっても何も行動し… 続きを読む 世界情勢に多少の関心はあっても自分の生活を送ることの方が大事な私は、広義においてヘス妻と同じ‥と言われたのですね。
気力満タンで鑑賞しましたが、鑑賞後はかなり何かを削られました。
ウクライナやパレスチナの映像を見て関心はあっても何も行動しない。
いや、世界中にはもっと紛争地域がたくさんあってひどいことになってて、この両国のように毎日映像が見れないだけで見えない所はもっと関心がない。
そんな私の欺瞞を突かれました。痛いです。
映画作品的には対比の演出が見事と思いました。
壁の内外対比は勿論、健全な発育と裏腹な子ども、煌びやかさと精神性の浅ましさ、殺戮の鈍感さと犬・馬に向けた深い愛情‥。
それと、ヘスが降りる階段手すりや床模様のデザインにあるものが想起され何よりゾッとしました。
その先の闇を一瞬見つめる演出。
素晴らしかったです。
でも怖くて2回は観れそうにないです。
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ホラー映画の100倍ホラー star star star star star - 2年前
『the zone of interest』鑑賞。
邦題『関心領域』
ホラー映画の100倍ホラーだった。映画が始まってから終わるまで。ラストは息が止まるくらいの恐怖。
私がポーランドはアウシュビッツを訪れたのは2011年。チェコから寝… 続きを読む
『the zone of interest』鑑賞。
邦題『関心領域』
ホラー映画の100倍ホラーだった。映画が始まってから終わるまで。ラストは息が止まるくらいの恐怖。
私がポーランドはアウシュビッツを訪れたのは2011年。チェコから寝台列車に乗ってポーランド入。それもあってか劇中のセリフにいちいち心を痛めまくる。
万人には全くオススメしない作品ではあるが、私はこの映画は一生忘れないし何度も観る事になると思う。
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淡々とした日常 star star star star star - 2年前
淡々とした家族の日常を描いているが背景は戦争という以上な時代
普通の時代に生きていたなら彼らも普通の生活を送っていたのだろう
そういう意味で辛い映画だった
遠くから聞こえるアウシュビッツの嘆き
煙 臭いさえ感じられそうな描写だった
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壁の向こうは地獄 star star star star star - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む 今まで色々なナチ映画や、ドイツの歴史を一時期学んでいたことがあったから、ナチの非人道的な行為をあえて暴力的なシーンを排除し聞こえてくる音だけで痛ましい光景が広がっているというのは説明不要とも云える。
平和に暮らしているように見えるが、心は病んでいる。助けたい一心でリンゴや砂糖をこっそりと夜中に出てアウシュビッツに忍び込み受刑者に与えていたのだと察すると、見た辛さ故に無関心ではいられなかったのだろう。
映画に出てくるルドルフ・フェルディナント・ヘスはアウシュビッツ収容所の初代所長を務め、ナチ・ドイツの敗戦後、戦犯となったヘスはホロコーストの責任を問われ絞首刑に処されている。
ラストの今のアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館となった光景をヘスが思い浮かべながら階段を下りていくシーンだが、個人的にはこう思った。
ヘスはこれから待ち受ける運命が分かっていた。
空襲にも遭い、これ以上の犠牲を増やさないためにもドイツは降参するしかなかったのだが、負け戦になることを分かっていたので、未来のアウシュビッツ収容所はきっと…という感じで脳裏をよぎったのかもしれない。
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私の生活も誰かの犠牲の上にある star star star star star - 2年前
まず浮かんだ思いは、「おぞましい」。
戦争とはいえ、人々から奪った毛皮や口紅まで、自分のものにしてしまう。
隣のアウシュビッツで怒声と銃声がし、人々が効率的に焼却されていく。
自分たちの生活を守られれば、他者を犠牲にして良いのだと思う人たち… 続きを読む まず浮かんだ思いは、「おぞましい」。
戦争とはいえ、人々から奪った毛皮や口紅まで、自分のものにしてしまう。
隣のアウシュビッツで怒声と銃声がし、人々が効率的に焼却されていく。
自分たちの生活を守られれば、他者を犠牲にして良いのだと思う人たち。
どこかで償わさせられないのか、そう思う頃に、現代のアウシュビッツが出て来る。そうか、戦争で負けないと彼らは罪を償うことをしないのだ。
エンドロールが流れ、私の生活も誰かの犠牲の上に成り立っている、という事実に突き当たった。
もっと世の中をよく見ようと思う。
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負の感情で満たされる star star star star star - 2年前
ユダヤ人虐殺のアウシュビッツ強制収容所に隣接する所長宅。壁の向こうから微かに聴こえる怒号や銃声で非情な執行が行われていることを想像させる。本作は残虐なシーンは無く音で恐怖心をあおってくる異彩な作品。
特殊な事情下にあるこの一家の穏やかな日々… 続きを読む ユダヤ人虐殺のアウシュビッツ強制収容所に隣接する所長宅。壁の向こうから微かに聴こえる怒号や銃声で非情な執行が行われていることを想像させる。本作は残虐なシーンは無く音で恐怖心をあおってくる異彩な作品。
特殊な事情下にあるこの一家の穏やかな日々が映される。主役はむしろ妻の方だ。壁の向こうのことは国が決めたことで関心なし。自分と家族がよければ満足と着想する。このドイツ人妻どこかで観たと思ったら「落下の解剖学」の妻役の女優だった。憎まれる役が多い。
分かりにくくした作り方はA24作品であるところで頷ける。
2024.5.26
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観る者の神経を削る star star star star star - 2年前
収容所の真横に住みながらもそれらには一切目を向けず、自分の利益だけを享受することだけを考え、それが幸せだと思うブルジョア志向妻がとにかく怖かった。
そして徐々になにかしらの影響を受けてゆく子供たち。そりゃそうだよな、一日中収容所で行われて… 続きを読む 収容所の真横に住みながらもそれらには一切目を向けず、自分の利益だけを享受することだけを考え、それが幸せだと思うブルジョア志向妻がとにかく怖かった。
そして徐々になにかしらの影響を受けてゆく子供たち。そりゃそうだよな、一日中収容所で行われて声を聞いていたら、精神おかしくなる。それだけが救い(?)だった。
どう効率よく一気に「荷物」を片付けることだけを考えるナチスたちも本当に怖い。
アウシュビッツで何が行われたかがわかってないと、その示唆に気付けないことだけご理解を。
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人間の恐ろしさ star star star star star - 2年前
所長家族の淡々とした日常を通して、人間の冷酷さを感じさせる作品。
人は自分の幸せしか考えてない。
私たちは変われない気がした。悲しい。
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無関心と超関心の間にある「中間関心層」 star star star star star - 2年前
全くもって関心がないわけではない。
かと言って文献を読み漁るほど超関心を持っているわけでもない。
無関心と関心の間にある「中間関心層」におられる方たちが大勢いらっしゃると思います。御多分に洩れずワタクシもその中の1人。お前たちのような輩がこの映画を目ん玉ひん剥いて見ろとナイフを首元に突きつけられ脅されているような感覚に陥りました。胸が痛いです。
生きとし生けるもの全部が見るべき映画です。
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楽園にいるのは妻だけ star star star star star - 2年前
地獄を知っている夫はそんな心は隠している赤ちゃんも絶えず聞こえる銃声や悲鳴に泣いている子供達もどこか幸せそうではない
突然挟まれる現代にメンタル根こそぎ持っていかれた
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賞レース向け star star star star star - 2年前
関心領域
トーク付き先行イベント上映にて鑑賞。
アウシュビッツ収容所の真横で暮らす所長の家族を描いた作品。
横ではあれほどの残忍な事が行われ銃撃音や悲鳴などが日常的に聞こえてくる中子供たちをはじめ普通に日常生活を送る狂気をリアルに描かれて… 続きを読む 関心領域
トーク付き先行イベント上映にて鑑賞。
アウシュビッツ収容所の真横で暮らす所長の家族を描いた作品。
横ではあれほどの残忍な事が行われ銃撃音や悲鳴などが日常的に聞こえてくる中子供たちをはじめ普通に日常生活を送る狂気をリアルに描かれていて色々考えさせられる作品であった。
アウシュビッツ収容所内での悲劇は一切本作で描かれる事はない。音や所長と奥さんのセリフでその残忍さを描くのはうまかった。
まぁでも万人受けする様な作品ではなく、A24らしい、賞レース向けの作品だのというのが率直な感想。
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9 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
10 異人たち 3.7
11 ミツバチと私 3.6
12 コヴェナント/約束の救出 3.0
13 僕らの世界が交わるまで3.0
14 ストリートダンサー 3.0
15 カラーパープル 2.9
16 弟は僕のヒーロー 2.8
17 関心領域 2.6
18 ジャンプ、ダーリン 2.5
19 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
20 マダム・ウェブ 2.3
21 落下の解剖学 2.3
22 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
23 哀れなるものたち 2.3
24 DOGMAN ドッグマン 2.2
25 パスト ライブス/再会 2.2
26 ボーはおそれている 2.2
27 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
28 瞳をとじて 2.2
29 ゴースト・トロピック 2.2
30 葬送のカーネーション 2.2
31 Here ヒア 2.1
32 ハンテッド 狩られる夜 2.0
33 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
34 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
35 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
36 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
37 VESPER/ヴェスパー 1.5
38 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
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日本人の心に響くのか? star star star star star - 2年前
原作者も監督もイギリス人なんですね。
でもこの作品の制作動機は(当時の)ドイツ人だけを批判することが目的ではなくて批判の対象は全人類、人間そのものであることは明らかだと思います。
つまりこの作品を観た人はドイツ人であろうとイギリス人であ… 続きを読む 原作者も監督もイギリス人なんですね。
でもこの作品の制作動機は(当時の)ドイツ人だけを批判することが目的ではなくて批判の対象は全人類、人間そのものであることは明らかだと思います。
つまりこの作品を観た人はドイツ人であろうとイギリス人であろうともちろん日本人であっても人間である以上、自己批判を求められるのです。つまりこの作品を観て何かしら心に「痛み」を感じなくちゃいけない。
もしこの作品を観て痛みを感じないとか感じてもあまり痛くなかったとしたら世界の人たちから人間として認められないかもしれません。
しかしながら現代のほとんどの日本人はこの作品を観てもあまり痛みを感じないというか感情的にピンと来ないのではないかと私は危惧しています。
おそらく日本人は自分自身を批判的に見ることに価値を感じていないのではないかと私は思うのであります。
日本人は前向き志向と言いますか自分自身を肯定することには一生懸命やるのに自己否定、自己批判はしない。
だから自己批判を求められるこの作品への評価が日本ではあまり高くないのではないかと私は思うのであります。
私はぜひこの作品の制作スタッフに「日本版関心領域」を作っていただきたいと願うのであります。そして日本人の人間性をあぶり出して欲しいと思うのであります。
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逆に伝わりづらい star star star star star - 2年前
観た映画 関心領域
11時の回を予約して、今朝はいつものように5時前に起床。時間を持て余して、昨日図書館で借りた「バビル二世」を完読。8時くらいにうとうとと昼寝したら、ハッと気づくと10時50分。スーパーダッシュで映画館に。最寄り駅に映… 続きを読む 観た映画 関心領域
11時の回を予約して、今朝はいつものように5時前に起床。時間を持て余して、昨日図書館で借りた「バビル二世」を完読。8時くらいにうとうとと昼寝したら、ハッと気づくと10時50分。スーパーダッシュで映画館に。最寄り駅に映画館があるのって幸せです。
「ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人びとを死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々の営みを描く。」ってな見出し見て、正直観たいと思わなかったけど、これが映画でどう成立するんだろうって興味で観に行くことに。
まあ、退屈な映画と言えばその通りで、帰りの通路で寝ちゃっただの、なんなのこれって感想がちらほら耳に入る。
否定は全くしないんだけれど、アウシュビッツでの虐殺というものがこれほど日常に溶け込んでたことや、虐殺を行っていたナチスのサラリーマン的な義務感なんかは、何の誇張もしなければこうなっちゃうってことなんだろうな。そもそも主人公のヘスって、あのルドルフ・ヘスなんでしょ。ヒトラーの腹心の。こんな家庭人面見せられたら。。。狂気なんか皆無で虐殺が行われたってのがなんとも言えないんだけど、あまりにも淡々とした画面にそれさえも伝わりづらいくらい。
大東亜戦争下の日本もそうだけど、戦争なんかって民意の反映無くして起こらないんだよな。ナチスなんかへの矛先が変わってきたってことですかね。
今の時代にこの映画、わかるんだけど、やっぱりエンターテイメント的な誇張があった方が伝わりやすい気はしましたね。
#関心領域 #ヘス #ヒトラー #ナチス
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やば! star star star star star - 2年前
個人的な感想です。
淡々として全然面白くなかったー!!
落下の解剖学の女優さんがでてるなー。て思った。
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「お隣さんはヒトラー?」が予告だった star star star star star - 2年前
キツイ冗談かと思ったが、新宿ピカデリーの
予告が、隣人はヒトラー?かという映画。誰か止めなかったのか?炎上商法か?
はたまた、時代の落とし子か?
外国人記者クラブでは、話題になりそうだ。
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消化不良 star star star star star - 2年前
やはり直接的な映像が無く、観る人の想像に頼る映画は消化不良にな部分があります。
リンゴ少女の場面などサーモグラフィーのような映像は見辛くもう少し工夫出来なかったのかなと思いました。
ドイツ人の夫婦の戦後をせめてエンドロールで教えて欲しかった。酷い罰を受けていますように…
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ぞっとした star star star star star - 2年前
映画観る前は、家族は隣で何が起きているのか知らないのかな?と思ってたんだけど、全然そんな事なかった汗
塀の隣から聞こえてくる様々な音
それが日常になると何も聞こえなくなる
人は見たいものだけ見るようになるのか
殺されたユダヤ人の毛皮を着て、… 続きを読む 映画観る前は、家族は隣で何が起きているのか知らないのかな?と思ってたんだけど、全然そんな事なかった汗
塀の隣から聞こえてくる様々な音
それが日常になると何も聞こえなくなる
人は見たいものだけ見るようになるのか
殺されたユダヤ人の毛皮を着て、ポケットに入っていた口紅を塗る奥さんが一番怖かった
冒頭の1〜2分、音だけの暗い画面が続くんだけど、そこで遅れて入って来てスマホのフラッシュライトを煌々と点けて行ったり来たりしてた女、死ね(お前も周りが見えてないんだよ)
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関心と無関心の恐怖 star star star star star - 2年前
ナチス映画の新しい見せ方か。アウシュビッツ収容所の隣に住む一家の生活を描いているが、鑑賞中こんなに周りの景色や家族以外の動きや音に集中して見たことない。常に不況な音や空気にこの作品の見どころがある。私たちは見なくていいものに無関心が普通になっていて、それがどんなに大切でも気が付かないのだ。
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着想はいいが・・・ star star star star star - 2年前
収容所に隣接したいわば官邸で繰り広げられる官僚の仕事ぶりとその家族の姿は、現代企業のエリート社員の姿にも重なり、それを淡々と描くことで収容所内の犯罪的所業を際立たせる、という目論見だろう。
しかし、劇中で見せる私には意味不明のシーンは、消化不良となり、作品の力を弱めているとしか思えない。
結果的に感動、感傷、共感が得られない作品となった。
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