エコテロリズム
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
環境問題によって被害を被ったり、 憂慮する若者が石油会社のパイプラインを爆破する話。 ただ、爆破して終わった感じ。 爆破できるかできないかの切迫感はハラハラしたけど そこから何か見出せるわけでも、濃い人間ドラマがあるわけでもない。爆破してこれからどうなるだ!?って終わり。 最後テロが続く感じもあったけど、もっとテロが頻発して世界は混乱に陥り世界は廃墟と化すとか、もしくは世界は何も変わらず、ソチは刑に服し、テオは白血病に苦しみ、マイケルは不況のあおりで職を失い、絶望が拡大しただけだったとか、イマイチ絶望感が足りない。 現実的には爆破しても嘲笑の的になって終わりでしょってなっちゃう。 そもそもみんな爆破に至る動機が弱い(見えにくい)から問題解決法がサボタージュになっちゃうのは幼稚に見える。 それでも、この映画がきっかけになっちゃうくらいヤバいのかな。ちょっとしたきっかけでテロが起きちゃうような状態なのかな、今のアメリカは。 日本も高齢化で政治も若者の方は向いてるとは言えないし、強硬的な手段に出る人がいてもおかしくない。オウムみたいに一部のインテリ層が革命を掲げる可能性もゼロじゃない。 アメリカは人種、性別、宗教、経済格差、移民問題、いろんな火種があちこちにあって、ネイティブインディアンのマイケルの動機にもなってるように先住民との話し合いも棚上げされている状態。 政治や経済、科学による解決の検討を経ずに、爆破するしかない!ってなるのは若者ゆえだろうが、爆弾の作り方も仲間の集め方も情報の拡散方法もどれも実現可能だからこそ、触発されちゃう人もいるのかもしれない。 彼らも石油の恩恵をたぶんに受けているし、実際石油会社が止まって困るのは自分自身でもある。 環境を守るために環境を壊すという矛盾を彼らは必ずしも克服できていない。 そういう意味では救いのない悲しい話だったかも。 自分も若者1人としてちゃんと考えないと。 衝動的に楽観的に世界は変わらないのだから。