血という呪い
誰かに認められても、結局は伝統に流れる『血』という呪いにかけられた青年の物語。 それを求めたのは自分自身で、それに苦しむ描写が残酷で美しかった。
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原作の吉田修一が3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし書き上げた渾身の作品「国宝」。数奇な運命と激動の人生を歩みながら、国の宝へ上り詰めてゆく。任侠の一門に生まれ、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄。歌舞伎の名門に生まれ、跡取り息子として、生まれながらに将来を約束された俊介。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく。
誰かに認められても、結局は伝統に流れる『血』という呪いにかけられた青年の物語。 それを求めたのは自分自身で、それに苦しむ描写が残酷で美しかった。
皆が「良い」と評判になると、逆に気持ちが醒めてしまい興味を失うという悪い癖が出てしまい、結局映画館には行かずじまい。 今になって思う。 これは失敗だった。 『国宝』は、スクリーンで観るべき作品だった。
芸の道を極める為の身を削りかたに圧倒される
伝統芸能ってみんな世襲だな
ずーっと観れず3時間の長編にしゅうち集中できないかと思っていたら全然違う。むしろ3時間であの世界が表現されていることが不思議なくらいでずっと観ていられる作品でした。 歌舞伎の世界を知らなくてもみなさんが虜になる理由がよくわかりました。
ずっと見入ってしまう映画だった
多分、前情報が多すぎたのかな、かなり好評だから見に行ったけど自分にはいまいちだった。 ストーリーが結構単純で、二人がそれぞれ歌舞伎を離れる時期があって、また戻ってきて、吉沢亮の方が最終的に人間国宝になるって感じ(ざっくり言うと) 二人の歌舞伎と演技がすごすぎるから、それでゴリ押してる気がした。演技力に全任せ。いい意味でも悪い意味でも。 女の人含めた人間関係とかもっと丁寧に描いてほしかった。歌舞伎の舞台のところに焦点当ててるから無理なんかな。 でもやっぱり、色んな人が言うように俳優のお二人が凄すぎるから、そこには圧倒されました。 こういう俳優を大切にしてほしいですね。 多分、原作小説を色々端折ってこんな風になったのかなって思うので、気が向いたら小説も読んでみたいと思います。
嫁の誘いにのり、見てきました。すっごく感動。すぐに、本を購入しました。映画から入ったけど、かなり忠実だったので、本で2度感動しました、
奈落から登場するシーンが好き。 役者目線で撮影されていて観客が徐々に見えるあの景色、、、 アッセ〇〇ルの舞台を振り返った塚本剛さんが初めて奈落からせり上がった時に会場の天井→観客の頭→顔と順番に見えて来て、客席全部が見えた時、歓声と皆の驚いた顔は忘れられない。と言っていた。 あぁ演者さんからこんな風に見えてたのか、と自身の思い出と重ねて胸が熱くなった。
話題作なので観ました。入れ墨している人が歌舞伎役者に本当になれるのかと義足の人間が床に倒れてあんな簡単に立ち上がるのに疑問を持ちました。
原作を読んでから観ました。3時間弱と原作からすると短いかなと思いましたが良い意味で纏められていて映画として楽しめました。原作も映画と違って良いのでお勧めです。
やっと観る事が出来ました。
力のこもった作品、俳優陣が本当に素晴らしい
原作読んだけど、映像になるともっと凄かった オススメします!!
歌舞伎役者の映画と聞いてもあまり見たいとは思わなかったけど、そんなに美しい映像ならと、見てみました。正直そこまで話題になる映画とは思えず。暴力団の組長の息子が女形の才能を見出されっていうストーリーも少女マンガ的というか。歌舞伎という演芸について、現代の日本人が知りたいと思っていたところに入門的な映画が出てきたということなのかな。藤娘とか連獅子とか曽根崎とか有名どころの名場面が堪能できるのもポイントではないか。
この映画を通して、これまで知らなかった歌舞伎の世界を少し理解できた。 伝統芸能は血筋だけで継承されるものではなく、外部の人間も受け入れてきたからこそ発展してきたのだと感じた。 また歌舞伎に限らず、何気ない一つ一つの所作には意味があり、そのことから自分自身の日常の振る舞いも見直したいと思った。 一方で、何か一つに狂気のように没頭できる生き方は羨ましく感じるものの、今の自分はそこまでのめり込みたいとは思わない。
久しぶりに映画を観てきました。 吉澤君と横浜君の歌舞伎の演技が素晴らしくて感動で涙がとまりません。毎日の稽古がどんなに厳しい物だったか本人しかわからない。若かったら逃げ出してしまうくらい厳しい世界だと感じさせられました。 この作品は、友情と血縁関係がすごく身にしみました。 でも、本当の歌舞伎が見たいと思ってしまうくらいのあっという間の3時間でした。
見応え十分で3時間あっという間でした。
日本人なら見るべき映画。 芸能の世界の厳しさと人間関係の儚さがグッとくる
久しぶりに引きずる映画を観た。 全て計算済みの構成を人がどう観るのか気になってしまうほど完璧だった。
観てない人観ましょう!素晴らしいですよ。
遅れながら先日やっと鑑賞出来た。 まず、公開されて6ヶ月経つが、平日にも関わらず館内はほぼ満席だった。実写邦画1位はさすがだなと思った。 実写邦画を映画館で観たのはおそらく初めてだったが、俳優の凄さを目の当たりに出来る映画だった。俳優一人一人の演技の迫力と歌舞伎に対する想いが映像から伝わってきた。 今まで映画館で体験したものは映像、音の迫力を体感した映画が多かったが、この映画は臨場感が溢れていた。 いつか歌舞伎も観に行ってみたいと思わられた。
取り憑かれた役者の恐怖。 終始目が虚ろな吉沢亮。 血という恐さ。 寺島しのぶの昭和顔が恐い。 時々横浜流星が可愛かった。 横浜流星は、主役より今回の様な位置の方が凄く光る気がする。 でも一番恐ろしくて凄いは全ての意味で田中泯。 何故かしばらくすると、女方の真似をしながらまた観たくなる。 兎にも角にも、2人の演技は、お世辞なく素晴らしく、怖かった!
場面の流れがスムーズでなく無理がある あまりにも題名が重いような気がした。
ようやく観た。 バケモノみたいな作品だった。凄すぎて尿意も固まるわ。
非常に綺麗で繊細な映像表現、3時間という時間を感じさせない物語の展開、観終わった後の心地よい感覚。 映画館のスクリーンと音響環境で見れた事に感謝。
若い頃と年取った頃との演技が全く同じなので、時系列に沿った演技ができていなくて、変でした。またボロボロに泣けばいいと言う問題でもなく、歌舞伎の化粧が禿げる位に泣くのは、プロ根性のない歌舞伎役者に見える。やっぱり歌舞伎のプロが演じてくれる方が安心して見れたかもしれません。まぁ映画界を後押しできる若手美男俳優の起用と言う、映画業界のパワーバランスの問題ででょうね。2回見ましたが、2回とも後半はドン引きでした!
演技が凄くて、長時間なのに、 時間の長さを感じさせない凄みがあった。
歌舞伎が興味ある人が見れば大変面白いと思います。
役者さん1人1人の表情が忘れられない。 心揺さぶる。言葉にまだできない。 自分も命を使って生きていこうと思った。 「それでもやるの。」万菊さんの言葉がずっと響いている
どういうことだったのでしょうか。 血筋が大事ということは理解しました。 役者さんは皆良かったと思います。
光の裏の影が強過ぎるなと思った、でも見てくれている人は見てくれているとも分かった。 泣きながら観ました。 もしかしたら最初のあれが最初の舞台にみえたのかな…… 常人が演技切れる役じゃないし、老けていく演技もメイクも素敵だったな…
難しい世界を 細かく描いていると思います
噂通りの素晴らしい映画でした! 約3時間と長めの映画だけど、それでも情報が一部カットされているという凄さ 渾身の映画でした!
小説読んでから鑑賞しましたが、それぞれの、立場立ち位置の変化と関わりがよく理解できました。それぞれの世代を、細かくシナオレば、もっと見応えがでてきますかね。映画では、無理そうですが。
世襲。経済・政治でもこの問題は根深い。芸能にも同様で当人たちの苦悩は計りしきれない。それらの世界を少し覗き見しているようななんとも言えない感情を覚える。本編全体を通して俳優たちの名演技には改めて感服する。 シュン坊とキクオ。キクオが悪魔とかけ引きをした後、波乱に満ちた人生を歩むことになる。 泣けるシーンも複数あった。「半次郎襲名の初舞台前の手の震え」「シュン坊の左足の悲劇」「カメラマンとなった実子の言葉」と。 歌舞伎のワンシーンワンシーンが長く感じてしまったがそれは自分の歌舞伎に対する興味の欠如でした。1人の日本人として猛省。 2025.10.20
お見事! 圧巻でした
只今観終わりました。 公開されてずいぶん経ちますが、観ることができました。 正直に書きます。 歌舞伎には興味がなく、とくに女形を題材にした映画には全く興味がありませんでした。しかしながら、世はこの映画を評価している。自分の感覚が間違っているのかなと思い、本日観に行った次第です。 やっぱりでした。自分の勘は間違えていなかったです。鑑賞者は女性ばかりで、8割は女性でした。吉澤さんや横浜さん目当てなのがわかりきっていました。女性はこんな雰囲気を好むんだな、と改めて勉強になりました。社会勉強でした。 ただ、映像は綺麗でした。色彩の勉強にもなりました。
タイミングが合わずやっと見た。 いずれテレビ画面でも観るのだろうが、 これは映画館で観た方が良い。と思った。 2人の表情が細部まで分かるカメラワークと、 吐息や、着物が床に触れる音など、 様々な所作の音が、 BGMの少ないこの映画をより際立たせてると思う。 ずっと張り詰めた空気の中で、 身体の中にじわじわ入ってきて、 物凄いものを見てしまった、、という感覚。 中盤若干長いか?と感じたところもあったけど 最後までのシーンを描くならこれくらい無いと駄目かなとも感じたし、多分本当はあと1時間くらいあっても良いかもと思うくらい、2人の人生は簡単に描けないよなとも思った、、。 唯一2人がお互いに笑い合えるシーン、 喜久雄の笑顔が見れて、良かったな。 あのシーンがなかったら本当に胸がずっと苦しかった。 内容も良いけれど、映像や音、 とにかく役者の方々の鍛錬に圧倒されました。
歌舞伎を見に行ったことのない私でも歌舞伎界の厳しい現実を感じる作品でした。ですが、努力と根性に叶うものはないとも思いました。
恵まれていても生まれが過酷でも、結局は行って来いで上手いことなってるのでしょうかね、、ヤクザのお父さんが倅を褒められてちょっと嬉しそうにしていたのがたまらなかったです。屋上のシーンで圧倒されました。あの演技が私の中では親の不在と繋がって、親がいないのは淋しいなと、しみじみ寄る辺ない気持ちになりました。まだ生きている片親を大事にしよう。
周囲に見たほうがいいと言われまくったので見ましたが、期待値上がりすぎてたみたいで、あんまりハマりませんでした。 役者に全エネルギーを注いだ人間の一生、みたいな感じでしょうか。 重いのが苦手なのでスミマセン。
芸のために生きるとは?! 3時間という長さにちょっと怯みましたが「あ」っという間に終わりました。 ストーリー展開もグイグイ引き込まれていき歌舞伎のシーンは思わず胸の前で手を組んで力んでみてしまいました。 歌舞伎シーンだけのスピンオフ作って欲しいレベル 歌舞伎見にいきたいな…と思いました。 吉沢亮さんが泥酔したのがこれの打ち上げだったと聞いて「そりゃそうなるよね…」と(笑) 最初から最後まで夢中になって知らない間に涙が溢れる…そんな作品に久しぶりに出会えた気がします
上映時間の長さを忘れるぐらいの内容の濃さ 出演者の演技に全て持っていかれました! 素晴らしい作品です
本当に良かったです。 酸いも甘いもの歌舞伎役者の一代記を叩きつけられたという感覚。安易な感動とかではなく、随所随所で自然と涙が流れました。こういう魂に訴えかける邦画がもっとみたい。
ちょっと期待しすぎたかもしれないです。 こんなにも評価が高いのがちょっとびっくり。 良かったところももちろんあります。とにかく歌舞伎のシーンは圧巻です。 それぞれの演目を最初から最後まで見てみたくなりました。言わずもがな吉沢亮さんと横浜流星さんの演技が素晴らしい👏 2人が対立するのではなく、支え合っている姿が良かったです。 ただアップが多いかなぁ。美しい2人でもあんなにアップだと粗が見えて気になってしまいました。 そして、ストーリーには気になる箇所が多々ありました。 個人的に、歌舞伎の御曹司と部屋子はどう頑張っても逆転出来ないという話になると思ってたので、襲名をしたのに、喜久夫が自滅して行ってしまった感じがしました。 あと、子供の頃に喜久夫とともに頑張っていた男の子がどこへ行ってしまったのか。喜久夫は母親とは一切会わなくなったのか。森七菜ちゃんはどこへ行ったのか。ココが気になってしまいました。 親は殺人も犯しているし、未遂とはいえ復讐を実行し少年院(?)にいた経歴のある人が、人間国宝になれるんですかね?今の時代、昔のことを掘り起こされて叩かれそう…と思ってしまいました。
芸に命をかけた人。舞台の上の2人はとても美しかった。 ただあとは好き嫌いの問題で、こういう映画は好きかと問われれば、どうしても苦しくなるので苦手だ。
評価がかなり高いので期待してましたが、何でここまで評価が高いのか不明です。 人間国宝って、あんなに簡単に認定されるものだろうか?歌舞伎役者が小さい頃から老年になるまで歌舞伎に打ち込んで、、、それでも極一部の役者さんのみが人間国宝となる。それでもこれが見たかった景色だなんて思わずにさらに精進する人。 どんなに優秀な役者さんでも短時間で歌舞伎っぽい演技をしいるだけで、失礼ながら薄っぺらで、、、 ぜひ歌舞伎座などで本当の歌舞伎に触れて欲しいと思いました。舞台全てが本当に美しく客席に役者さんの熱が伝わってきます。
東一郎の人生の物語。大変なヒットを飛ばすのも納得の大作。 物語的には東一郎の幼少/青年/壮年/老境、各章の区切りで大胆に世代をジャンプして時代が変わっていくので、緩急のメリハリは良い。東一郎と半弥の立場と栄枯がくるくる反転していく物語展開はかなりテクニカル。その反面、それぞれの時代に起きたイベントがブツ切りになって流れていくので、東一郎の蓄積した因果の積み重ねが希薄に見えてしまう瞬間はままある。 特に顕著なのは中盤と最後にだけ登場する東一郎の娘と、一番どん底の時に急に現れてボコボコにしていく三人組。三人組は普通に傷害事件なのでちゃんと訴えた方が良い。どちらも東一郎の罪と罰を象徴する存在だが、画面に映る瞬間がなんせ短いので記号性が立ちすぎて浮いて見えるのが残念。 しかし物語部分の引っ掛かりはこの際問題ではない。 東一郎が歌舞伎の為に全てを捧げたように、この映画も本題に全てを捧げている。この映画の本題とはやはり舞台シーン。 東一郎と半弥の絆を象徴する「二人道成寺」から人間国宝の凄みを魅せる「鷺娘」、東一郎を花形に押し上げた「曽根崎心中」 など数多くの舞台が描かれている。 その中でも「曽根崎心中」 は映画のテーマとも絡み合い、病を抱えた半弥と共に挑む二度目の上演は間違いなく作品的なクライマックス。 曽根崎心中の舞台は徳兵衛(東一郎)がお初(半弥)を手にかけると同時に幕が下りる。 病気のせいでこれが最後の舞台になる半弥にとっては幕が下りる瞬間が役者としての最期の時。それを理解しているから、お初を手にかけることを躊躇する東一郎。 命か芸か、その狭間の葛藤と痛みが重なる舞台。バックで流れる映画音楽、画角の変奏、アップが捉える表情の微細な震え、折り重ねられた東一郎と半弥の物語。 これは完成された歌舞伎の様式美に対して、映画という表現手法がどこまで真に迫ることが出来るのか、という挑戦であり決戦である。幕が下り、舞台の観客は万雷の拍手を送るが、映画の観客が見せられたのは芸に生きる者の重い決断。この映画のメタ構造をも味方につけた総力戦で、この作品は歌舞伎に挑む。 命か芸か。人か芸か。作中では折に触れて倫理的な問いかけが行われているが、東一郎の娘が最終盤で再び姿を現す瞬間はその最たるもの。 結局、東一郎 の罪は許される訳ではないが、しかし勧善懲悪を超越する芸の極致にはただ圧倒されるしかない。
2回鑑賞 吉沢亮 横浜流星 田中泯 この3人の存在感